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平成から令和へと時代が移りゆく中、日々の生活に切っても切れないモノとなっているのが”携帯電話”です。

この携帯電話は時代の移り変わりとともに、もはや”スマホ”という固有名詞として完全に浸透しました。

多機能で利便性の高いスマホですが、一方で暮らしのコストとしてみるとバカにできない料金が負担として感じている人も多いと思います。

そこで、最近よく聞くようになってきた”格安”スマホについて解説していきます。

端末セット割の禁止、通信料金はどうなる?

これまで携帯電話やスマホは一定期間の通信契約を条件に、端末の料金を割り引く「端末セット割」で販売されてきました。たとえば、KDDIやソフトバンクは、4年間での分割払いを条件にスマホ料金を半額にする「4年縛り」などの販売方法をとってきました。

ユーザーにとっては、端末を買う時の負担が少ないのが魅力ですが、事業者との通信契約を長い間切ることができず、他に良いプランを見つけても簡単に乗り換えることができません。また、端末料金と通信料金にいくら払っているのか分かりにくく、通信料金が諸外国より割高になっている、という批判も出ていました。    

そこで、電気通信事業法が改正され、今年の夏から端末セット割での販売は禁止になります。

通信料金がわかりやすくなって、値下げ競争が起きると予測されていますが、これまで端末は「実質0円」などと宣伝されてきましたから、新製品購入の際に端末料金を支払うユーザーの負担感は大きくなりそうです。    

なお、KDDIとソフトバンクは、端末割引をしない「分離プラン」をすでに始め、NTTドコモも2~4割も値下げした分離プランを4月以降にスタートさせる予定です。

圧倒的に割安な格安スマホ

スマホ料金の月額支払額は、契約している事業者によってどのくらい変わるのでしょうか。  

2018年9月に発表されたMM総研の調査によると、大手3社( NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク)のスマホ月額利用料金(端末料金含む)は7,630円、端末料金を除くと5,680円でした。ワイモバイルやUQコミュニケーションなど新興ブランドの場合は、月額利用料金(端末料金含む)は4171円、端末料金を除くと2,963円になりました。

MVNO(仮想移動体通信事業者)は、月額利用料金(端末料金含む)は3,458円、端末料金を除くと2,040円でした。MVNOは、他社よりも安く利用できるようです。    

MVNOとは、大手通信会社の通信ネットワークを借りて、通信サービス料金の安い格安SIMを提供している事業者です。

携帯電話基地局などの通信インフラを自分で作らずに済むので、安い料金で通信サービスを行うことができるのです。

手持ちのスマホに格安SIMを入れて、格安スマホにすることもできます。 天空のジュピター?/ PIXTA(ピクスタ)

格安SIMの特徴・注意点とは?

このような格安SIMの入った携帯電話を「格安スマホ」といい、利用料金の安さから注目を集めています。

ちなみにSIMカードとは、スマホやタブレットPCなどの端末からインターネットに接続したり音声通話をするために必要なICカードのことで、契約者情報が記録されていて個人の特定にも使えます。

SIMカードには、標準SIM(15mm x 25mm)、マイクロSIM(12mm x 15mm)、ナノSIM(8.8mm x 12.3mm)の3種類があります。  

SIMにはインターネットにつなぐことができるデータ通信と音声通信ができる「音声対応SIM」と、データ通信のみを行う「データSIM」の2種類です。

データSIMは、音声対応SIMよりも低価格で利用できます。格安SIMは家電量販店やネット通販で購入できます。端末と格安SIMカードをセットで販売する場合と、SIMカードのみを売っている場合があります。  

格安スマホの場合、契約期間の縛りがないので、いつでも自由に料金プランを変えることができます。

ただし、大手通信会社が提供するメールアドレス(@docomo.co.jp, @ezweb.ne.jpなど)は、利用できません。GmailやYahoo!メールなどのフリーメールのアドレスを取得して、メールを使うことになります。

格安SIMに対応している携帯電話会社のスマホを中古ショップなどで安く買って、格安SIMを入れて使うこともできますし、自分のスマホのSIMロックを解除して格安SIMを入れることができます。

ただし携帯電話会社が販売するスマホは、通信規格が異なるので、SIMカードに合わせて利用が制限される「SIMロック」の状態になっています。

SIM ロックを解除したい場合は、格安SIM会社のサイトを確認し、通信エリアや動作確認済みの端末を事前にチェックしておきましょう。一方、SIMフリー端末は、さまざまなSIMカードに対応するようになっています。

スマホの使い方には注意を

スマホを使いすぎると、睡眠障害や目の疲れなど様々な健康障害も発生します。

スクリーンから発生するブルーライトによって、視力が低下する加齢黄斑変性につながるほか、眠りを誘うホルモン「メラトニン」が分泌しにくくなり睡眠障害になったり、体内時計とも呼ばれる「概日リズム」が狂うと考えられています

また、イギリス/カーディフ大学のカーター博士らの調査では、夜間に子どもがスマホなどの電子機器を使うと、眠りが不十分になるリスクが1.79倍、日中に過剰な眠気に襲われるリスクは2.27倍高くなりました。

カーター博士らは、教師や医療関係者、保護者が協力して電子機器の利用を最小限にする必要があると指摘しています。

フランス政府は、小中学校でのスマホや携帯電話の使用を、2018年9月から全面的に禁止しています。

いくら格安で利用できるからといっても、スマホの使い方を誤ると健康に影響が出るため、十分注意する必要がありそうです。

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この記事の執筆者
OFFICE-SANGA 編集プロダクション

出版やWEB制作、広告などの編集、DTP、デザインをスピーディーかつハイクオリティーに仕上げる編集プロダクション。その実績は建築や不動産をはじめ、歴史、文化、旅行、グルメ、ペット、ライフスタイルなど多岐にわたる。ITを駆使したネットワークで日本全国のライター、カメラマン、イラストレーターと連携。書籍やムック制作、WEBサイト構築から企画請負やページ作成まで柔軟にこなす。
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