シンプルにできる? 子どもが自分で片づけやすくなる工夫

すっきりした生活を目指しているのに、いつまでたっても片付かないリビングに頭を悩ませる方も多いのではないでしょうか。ましてや4月から新たな生活が始まるご家族なら、綺麗な状態を保っておきたいところです。

家族の人数が多いほど、持ち物が増えるので散らかりやすくなりますが、特に子どものおもちゃやスクール用品は片付けが難しいもの。子どもがお片付けを嫌いにならないための工夫をご紹介します。

オモチャの片づけは工程を少なくする

オモチャで遊んだらそのまま、教科書なども散らかしっぱなし…。使ったら元の場所に戻すだけなのに、子どもはなかなか片づけを覚えてくれない…。育児中によくあるお悩みだと思います。

子どもに片づけをさせるには、できるだけ工程を減らすことが大事。たとえば、ブロック遊びをしたとき、箱に並べて片づけるのは小さな子には難しく感じることもあるかもしれません。また、時間がかかることで片づけ=イヤなことと認識してしまう恐れも。

そんなときは、オモチャの種類ごとに箱を用意して、そこに片づけるルールを作りましょう。ブロックは赤い箱、人形は青い箱、電車のオモチャは黄色の箱といったように、わかりやすく分類することがおすすめです。こうすることで、自分が遊びたいオモチャの入った箱だけを出すようになりますし、片付けも楽になります。「自分でできた」という実感も得やすいため、できるだけシンプルに片づけられるようにしましょう。

ブロックの種類ごとに箱を分けると効果的

置き方・置き場所にも工夫を

オモチャを収納する場所にも注意が必要です。散らかりがちなオモチャはつい、クローゼットなど目に見えないところに置きたくなりますが、扉を開閉するというステップさえ子どもにとっては重労働に。ここでもシンプルな工程が求められます。

たとえば、箱を積み重ねできるタイプにして、子どもが片づけをしたら重ねてあげるという方法もあります。これなら省スペース化が実現できますし、目に見えるところにオモチャがあることで子どもにも安心感を与えることが可能です。オープンラックの下段にオモチャ置き場を設けるのもおすすめ。子どもの手が届く範囲なら自分で箱をしまうことができますし、カーテンなどをつければリビングでも目立ちにくくなります。

子どもが成長するにつれて、教科書などの書籍類や、衣服など、持ち物が増えていきます。この場合も考え方は同じで、収納する場所を決めてあげましょう。子どもの背丈に合わせて本棚やタンスなどの家具を選ぶと、一人でも片付けがしやすくなります。

幼少期は親の手助けが必要

片づけができない子どもについイライラしてしまいがちですが、子どもだって決して悪気があるわけではありません。やり方がわからず、そのままにしてしまうこともあります。

その時に大人ができるのは、正しい方法を教えてあげることです。といっても、小さな子どもには完ぺきにこなすのは難しいもの。また、大人には簡単なことでも、子どもにとっては大変な作業だったり、片づけを覚える速度にも個人差があります。

まずはひとつのオモチャを片付けるだけでもOK!小さなころから片づけをする習慣を身につけさせることはとても大事ですが、できないことを責めずに、できることから始めていきましょう。

(最終更新日:2019.10.05)
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