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いつかマイホームを持ちたいと思いつつ、頭金を貯めながら物件を探し、ついに「これ!」 という物件と巡り合う。残すは住宅ローンの審査のみ!といざ審査に臨んだものの、希望していた金額が借りられなさそう…。いわゆる“減額承認”というケースで、満額が借りられず資金計画に狂いが。でも、物件との出合いは一期一会。せっかく見つけたお気に入りの物件をあきらめずに手に入れる方法を考えたいものです。今回は、住宅ローンの審査結果が“減額承認”だった場合の対処法をご紹介します。

希望した金額が借りられない? “減額承認”とは

購入したい物件を見つけたら、多くの場合次のステップには“住宅ローン審査”があります。マイホーム購入資金として潤沢な手持ち金を準備している場合を除いては、ほとんどの方は「手持ち資金の額」と「購入を希望する物件価格」の兼ね合いによって、住宅ローン借入希望金額が決まります。希望する金額通りに住宅ローン審査結果が承認されればいいのですが、そうはいかないこともあります。

この、希望通りの借入額が承認されることを「満額承認」、その希望額に満たないものを「減額承認」といいます。「減額承認」とは、こちらが希望する金額の全額は融資することはできないけれど、申し込みの金額を減らせば審査が通り、融資を受けられるケースを指します。

減額承認になってしまった! 原因と対応策は?

減額承認になってしまった時、考えられる理由はいくつかあります。こちらの記事(参考:住宅ローンが希望額より“減額”されることはある? その場合の対処法は?)」で詳しく解説している通り、大きく以下の2点の属性が考えられます。

【1】「借りる人の属性」:収入の安定性を判断(返済比率など)
【2】「購入物件の属性」:物件の担保価値を評価

具体的には、「借りる人の属性」は、“返済能力がどれくらいあるか”を審査し、「購入物件の属性」は“その物件の担保価値を審査する”と考えればわかりやすいでしょう。

考えられる対応策は?

では実際に、満額承認が得られず“減額”承認だったという場合にできる対応策のことを考えてみます。その場合、主な手段は以下の4つが考えられるかと思います。

【1】購入する物件を見直し、別の物件を探す
【2】不足分を自己資金で用意する
【3】金融機関を変えて再審査を行う
【4】収入合算を利用して再審査を行う

もっとも簡単にとれる手段は【1】です。

ただし【1】の場合、「欲しい物件をあきらめる」という心理的になかなか苦しい選択であることと、その物件をあきらめたところでまた一から物件探しをしなくてはならない点で解決策とは言い難いものがあります。

では【2】はどうでしょうか。借入希望額と減額承認された金額とのギャップが少ない場合、この手段は有効です。ただし、手持ち金を使うため予定していた返済計画が狂ったり、手元の自由資金がなくなることで日々の生活費にまで影響が出てしまうというリスクもあります。

なお、ご自身で現金を用意する以外にも、親族からの援助が得られそうであれば、そういったルートを活用するのも一つの方法です。

【3】は、借り入れ先の金融機関を変えて再審査を行うという方法ですが、金融機関によって“審査基準”が違うため、有効な対策になる場合があります。例えば、銀行で「変動金利型」の住宅ローン審査において“減額承認”となってしまった場合、「全期間固定型」の【フラット35】をメインに扱っているモーゲージバンクに審査を出してみる、などの方法です。

返済比率が原因なら「収入合算」もアリ!?

最後に【4】について考えてみましょう。減額承認となった理由が、返済比率に原因があったと考えられる時には、「収入合算」を検討しても良いかもしれません。「収入合算」とは、配偶者などの収入を加えた年収で、借入可能額を計算することができる方法です。

(参考記事:「夫婦で収入合算「連帯債務」「連帯保証」「ペアローン」3つの違いは?」)

収入合算の「連帯債務」とは、“1つの債務に対して、夫も妻もそれぞれが全額の債務を負う”方法で、「連帯保証」は、“夫が債務者で妻が連帯保証人だとすると、妻は夫が返済しなかった場合に、夫に返済能力があるか否かにかかわらず、夫に代わり返済する責任を負う”方法のことです。

ちなみに、「連帯債務」が夫婦2人の住宅ローンであるのに対して、「連帯保証」はあくまでも夫1人の住宅ローンとなります。

よく似た言葉に「ペアローン」がありますが、これはまた別の手法で、“夫婦それぞれが別の住宅ローンを組む”ものです。ペアローンについての解説記事は「共働き夫婦の住宅ローンはペアローンがいい? メリット・デメリット、注意点を解説」を参照してください。

”収入合算”を利用した方の事例紹介

ARUHIマガジンの人気コンテンツ「住宅購入者ストーリー」では、たくさんの住宅購入者にインタビューをしており、その中にも“収入合算”を選択して家を購入された方はたくさんいらっしゃいます。

今回は、そんな先輩たちの事例をいくつかピックアップしてみました。ぜひ参考にしてみてください。

【正社員:年収400万円】頭金ゼロ&全期間固定金利の希望条件を実現

【経営者:年収650万円】万全の態勢で希望の物件を購入

【正社員:年収200万円】事前準備なしで臨んだ住宅ローン審査も収入合算でクリア!

【パート:年収100万円】発想の転換、実母と夫での収入合算でマイホーム購入を実現!

減額承認の対応策だけでなく、気に入った物件を確実に手にいれるためにも“収入合算”を活用されている方はいらっしゃるようです。賢く利用したいものですね。ぜひご自身の住宅ローン選びの参考にしてください。

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