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カサカサという不気味な音とともに視界を横切る黒い影といえば、そう「ゴキブリ」です。噛んだり刺したりと直接ダメージを与える虫ではないものの、あの動きや見た目に嫌悪感を抱いている人も多いのではないでしょうか。今回は、そんなゴキブリにお目にかからないよう、「マンションで効果的なゴキブリ対策」について紹介していきます。

ゴキブリの出ない部屋を作ろう

マンションであれ戸建てであれ、住宅にゴキブリが出るのは決して珍しいことではありません。人に危害を加えたり、家具などにダメージを与えたりするわけではないので、見つけても放置しているという人もいるでしょう。しかし、ゴキブリは人畜無害な虫ではなく、害虫の代表格でもあるのです。見た目が不快なのはもちろん、ほかの場所から病原菌を持ち込んでくるおそれもあるため、油断してはいけません。

また、繁殖力が非常に強く、一度家の中に住みついてしまうと雪だるま式に数を増やすおそれもあります。数が多くなれば、それだけ駆除に時間と費用がかかってしまうので大変です。家の中でゴキブリを見かけた場合は、繁殖する前にできるだけ早く駆除してしまわなければなりません。安心して清潔に暮らせる環境を守るためにも、普段から「ゴキブリを侵入させない」「繁殖させない」と心がけることが大切です。

ゴキブリが出づらいマンションの条件とは   

マンションにはゴキブリが出て当然というイメージがありますが、決してそんなことはありません。マンションによっては、ゴキブリがほとんど出ないところもあるのです。ゴキブリが出にくいマンションには、一定の特徴があります。ゴキブリが苦手でできるだけお目にかかりたくないという人は、マンション選びの段階から特徴を意識することが大切です。具体的にどんな特徴があるのか見てみましょう。

1.築年数

ゴキブリの出現と大きく関係しているのが「築年数」です。実は、築年数が経過すればするほど、部屋の中でゴキブリを見かけることが多くなります。築年数が経っているマンションの場合、配管や換気口など、さまざまな場所に汚れが溜まっていきます。ゴキブリは、このような汚れをエサとして食べるため、どうしても数が多くなってしまうのです。また、築年数が経ったマンションは老朽化が進み、外壁や配管などがひび割れていたり、窓などにわずかな隙間ができたりすることがあります。

ゴキブリにとって、このような建物のダメージは格好の侵入経路です。屋外やほかの部屋から、自分の部屋にゴキブリが入り込んでくる可能性が高まるので注意しなければなりません。汚れや建物のダメージがゴキブリを招くことを考えると、やはり新築や築浅のマンションを選んだほうが安心です。築浅なら汚れも建物のダメージもそれほど大きくなく、ゴキブリに狙われにくくなります。マンションを探すときは、家賃や間取だけでなく、築年数にも十分注意を払いましょう。

2.マンション周辺の環境

ゴキブリの侵入や繁殖を助けてしまう要因として「マンション周辺の環境」も挙げられます。ゴキブリは、飲食店などのようにエサがたっぷりとある場所のほか、自然の中にも生息しています。つまり、1階のテナントに飲食店やコンビニが入っているマンションや、周辺に公園や川などがあるマンションは、ゴキブリが出やすくなってしまうのです。また、部屋の近くに電柱が立っていたり、木の枝が伸びていたりすると、それを伝ってゴキブリが部屋に侵入してくるケースもあります。マンションを探すときは、周辺に何があるかをよくチェックしておくことが大切です。飲食店や公園などがなく、部屋の前に何も立っていないマンションを選ぶほうが出現率は下がる傾向にあるでしょう。

3.マンションの階数

ゴキブリに殺虫剤を噴射すると、バサバサと飛びかかってくる恐怖のイメージを抱いている人も多いでしょう。ところが、実際にはゴキブリの飛翔能力は低く、下から上方向にはうまく飛ぶことができません。つまり、マンションの高層階の部屋に住むと、そこまで飛んでくることができないため、窓などから直接部屋に入ってくる可能性が低くなるのです。また、高層階になるとゴミ捨て場や排水口といったゴキブリが好む環境から遠ざかるため、侵入されにくくなります。ゴミ捨て場などに住み着いたゴキブリが自力で高層階まで登ってくるのは難しいため、出現率も下がるのです。

一般的に、3階以上の部屋であればゴキブリが出にくくなり、高層階になればなるほど見かけなくなります。ただし、3階以上なら100%安心というわけではありません。なかには、飛翔能力や脚力に優れたゴキブリもいますし、エレベーターに乗り込んで一気に高層階までやって来るケースもあります。あくまでも「出にくい」というレベルだと理解しておきましょう。

自分で対策を行うことも重要

マンションは高層階のほうがゴキブリに遭遇しにくいですが、いくら高層階に住んでいても環境によってはゴキブリが出てしまう可能性もあります。たとえば、前の家から引っ越しした場合、家具や衣類などにゴキブリの卵や幼虫が潜んでいるケースもあるのです。引っ越し先のマンションが高層階だったとしても、卵や幼虫が成長すれば立派なゴキブリになって出てきてしまいます。

また、人間が外やほかの階から連れてきてしまう場合もあります。大切なのは、自分の部屋にゴキブリを出さないように対策を行うことです。日ごろからゴキブリの侵入や繁殖を防ぐ対策を徹底していれば、ほかの部屋にゴキブリが出ても自分の部屋は無事でいられる可能性もあります。具体的にどのような対策があるか紹介するので、できることから実践してみましょう。

1.侵入させないための工夫

ゴキブリは、エサがないところには長く住みつきません。賃貸物件の場合、前の住人が引っ越してから時間が経っていればいるほど、ゴキブリも出なくなっている可能性が高いです。ゴキブリを防ぐには「部屋に侵入させない」ことが第一なので、せっかく去っているゴキブリを呼び戻さないように工夫しましょう。

たとえば、前の部屋からゴキブリを持ち込まないよう、引っ越しに使ったダンボールはすぐに捨てます。引っ越し業者によっては、ダンボールを無料で回収してくれるサービスを行っているので、できるだけ早く開梱して持って行ってもらいましょう。また、侵入経路になりそうなドアや配管の隙間などをガムテープでふさぐのも効果的です。

2.繁殖を防ぐための工夫

部屋の中に侵入したとしても、ゴキブリが一匹だけなら駆除もそこまで大変ではありません。避けるべきなのは、「侵入したゴキブリが繁殖してしまうこと」です。ゴキブリの繁殖力は侮りがたく、油断しているとあっという間に何十匹にも増えかねません。実際にゴキブリを見かけてから対策をしても遅い可能性があるので、普段から繁殖を防ぐための工夫をすることが大切です。まず、ゴキブリのエサになりそうなものを放置しないようにしましょう。残飯や食べカスはこまめに掃除して、家の中に溜め込まないようにします。

また、ゴキブリの駆除剤をしかけるのも効果的です。毒エサを置くタイプや、定期的に殺虫剤を噴射するタイプなど、さまざまな駆除剤が市販されているので、使いやすいものを探してみましょう。

まずは侵入させない家作りを

どんなに築浅のマンションを選んでも、人が住んでいる限りゴキブリが出てくるおそれはあります。そのため、いかにゴキブリの侵入と繁殖を防ぐか、自分でしっかりと対策することが重要なのです。まずは高層階を選んだり、隙間を塞いだりして侵入させない家作りを心がけましょう。そのうえで、エサとなる食べ物を放置しない、定期的に駆除剤を使用するなど、繁殖を防ぐ対策を行うことが大切です。

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