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現代は医療技術やフードの発達により、昔よりもペットの寿命が長くなってきました。動物を飼おうと考えたら、まずどのくらい生きるのか知る必要があります。今回は、“ペットと暮らすために知っておきたいこと”を紹介します。

犬や猫の寿命を知る

一般社団法人ペットフード協会による、平成30年 全国犬猫飼育実態調査によると、ペットの代表格ともいえる犬の平均寿命は、14.29歳。大型犬よりも小型犬のほうが長生きする傾向があります。大型犬はその立派な体格の割に心臓や肺などの機能が弱く、細胞が老化しやすいのが一因。がんなどの疾患にもかかりやすいため、小型犬と比べると寿命が短い傾向にあると考えられています。

猫の平均寿命は犬よりも少し長く、15.32歳。「家の外に出ない」猫の平均寿命は15.97歳、「家の外に出る」猫の平均寿命は13.63歳と、室内飼いの猫の方がより長生きの傾向があるようです。最近では20歳を超えることも珍しくなくなり、成人式ならぬ「成猫式」でお祝いする飼い主も見られます。

最期まで飼育できるか考える

ペットを迎えるためには、最期まで責任を持って飼育するという覚悟が必要です。そのためにも、希望する動物の寿命を把握する必要があります。

定年後にペットを迎える夫婦は意外と多く、なかでも散歩をする必要がない猫は高齢者にも人気。しかし、寿命を見ると20年以上も生きる可能性があるため、自分の年齢と照らし合わせて飼育できるかどうかを考える必要があります。

日本人の平均寿命は80歳を超え、今後、ますます長寿化すると推測されています。ですから、60歳で定年退職を迎えたときに猫を飼ったとしても、最期までともに暮らせる可能性は高いでしょう。

しかし、高齢になるほど病気にかかるリスクは高くなり、元気に活動できる時間も短くなります。そのような状態で長生きする可能性が高い猫を迎えることは、最適といえるでしょうか。

猫との暮らしは日々の生活に癒しを与え、ともに暮らすことで認知症の予防効果も期待されています。しかし、それは人間の都合であって、飼い主が途中でいなくなってしまえば猫はどうなるでしょうか。行き場がないと、最悪の場合は殺処分されてしまうかもしれないのです。

飼いたい動物と“飼える”動物は、必ずしも一致するとは限りません。命を預かるということを忘れずに、自分が責任を持って面倒を見ることができる動物をペットとして迎え入れたいものです。

愛するペットを最期まで面倒みられるか、検討してから迎えることが大事

子どもの将来も見据えて迎えること

高齢者だけでなく、ファミリー層にもペットの寿命を考える機会はあります。それは、子どもが巣立つタイミングです。

たとえば、子どもが犬を飼いたがったので、中学校に入るタイミングで迎えたとしましょう。世話することを条件に飼ったのに、将来は遠く離れた他県の大学に進学することになったらどうでしょうか。犬はまだ元気いっぱいで、その面倒は親が見ることになります。しかし、夫婦共働きでは、散歩に連れて行く時間が満足にとれなくなるかもしれません。ペットとの暮らしは子どもの情操教育にも役立ちますが、自分が成長してからも面倒を見られるか、子どもに考えさせる必要があります。

子どもが独立すれば、故郷の近くに住み替えを考えることもあるでしょう。そのときに、ペットも一緒に連れて行けるか考えなくてはなりません。動物を迎える前に、その寿命にあったライフプランを組み立ててみましょう。そのうえで、自分が飼える動物を知ることも大事なことです。

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