この記事は、約4分で読めます

家庭菜園というと、どんなイメージがありますか? 収穫するまで大変? 庭の手入れが大変そう? 実は、お庭だけでなく、ベランダのプランターでも育てられる野菜があるのです。育てやすい野菜としては、きゅうりやナス、ししとうなどがよく知られていますが、今回はその中でもミニトマトをおすすめします。

収穫の楽しいトマトを育ててみよう

ミニトマトをすすめる理由はふたつあります。

一つは収穫時期に目で楽しめること。ミニトマトは青い実が次第に赤く色づき、収穫時期、つまり食べごろになっていきます。だんだん真っ赤に熟れていくトマトを見るのは、毎日の楽しみになりますよね。

もう一つの理由は、トマトには品種がたくさんあること。背の低い品種なら初心者でも目を配りやすいため育てやすく、背の高い品種なら実がすずなりにつくので収穫の楽しみがあります。他の野菜よりも味のバリエーションも多く、どんな味の実になるか想像しながら育てる楽しみもあるでしょう。

ミニトマトの育てかた~プランター

ミニトマトですが「種から育てる方法」と、「ポット苗を買ってきて育てる方法」があります。初心者の方にはポット苗がおすすめです。

トマトは暖かい地方の植物のため、種を発芽させるのに昼間で25℃程度の気温が必要です。ミニトマトの生育は早くても1ヶ月ほどかかりますので、植え付けシーズンである5~6月から逆算すれば、3月~4月ごろには種まきをしなくてはなりません。しかし、3月・4月に25℃の気温を保ちながら種を発芽させるのは容易なことではありません。

ポット苗を買ってきて育てる方法

そこでおすすめしたいのが、「ポット苗」です。ある程度芽が出た状態の苗を買ってきて、4月から5月にプランターに植え替えます。苗は葉の色が濃く、茎が太くまっすぐなものを選びましょう。中には花がすでについているものもありますが、そちらでも問題ありません。

植え替えたら、すぐに支柱を立てます。最初は割り箸などで作った簡単な支柱でかまいませんが、トマトは太陽の光を浴びどんどん背が高くなりますので、2週間程度で本格的な支柱を立てましょう。

ミニトマトの背は、品種によっては大人の背丈程度になることもあります。グリーンカーテンとして使われるゴーヤほどではありませんが、なかなかの背丈です。背の大きくなる品種の場合は、165センチ程度の支柱を用意しましょう。

いよいよ成長してきたら、「摘心」と呼ばれる作業を行います。脇芽を摘み取ることで、養分をトマトの実に集中させます。また、この時期は水のやりすぎに注意です。トマトは乾燥した地域が原産の野菜ですので、水をやりすぎるとしおれてしまいます。

花が咲き、実が色づいてきたら収穫時期です! 青いままのトマトはトマチンと呼ばれる毒が含まれていますので、赤く色づいてから収穫するようにしましょう。青いうちに収穫し放置すると、たしかに色は赤くなりますが、中身は青いときと変わりません。青臭いままですので注意が必要です。熟した実は鳥たちの格好の獲物です。食べられてしまわないように、ネットをかけておくなどの予防をしておくことが大事です。

真っ赤に熟れたトマトは栄養もたっぷり。ビタミンC、リコピンなど体にうれしいトマトを自宅でつくってみましょう

トマトの天敵、アブラムシ!

ミニトマトに限りませんが、野菜の苗にはアブラムシがついてしまうことがあります。葉っぱに黒い点々ができ、植物の生育に悪影響を及ぼします。

防虫ネットや虫を取ってくれる粘着シートがありますので、それらを使って虫をよせつけないようにしましょう。初心者の方でも使いやすいシートも売っていますので、上手に道具を使うことが大切です。

家庭菜園デビューができたら

トマトは初心者でもお手入れしやすい植物です。水をこまめにやりすぎるなど、手をかけすぎると逆に失敗してしまう植物ですので、「手がかけられずにガーデニングに失敗した」という方の再チャレンジにも向いています。ご自宅のプランターや庭で美味しいミニトマトが収穫できれば、ご家族みんなで楽しくミニトマトの味を満喫できるでしょう。

今回はプランターに苗を植える方法をご紹介しましたが、トマトは水耕栽培も可能です。水耕栽培の場合は、種から育てることが多くなるでしょう。一度苗から土で栽培をしてみて、成功したら種をとっておいて次は水耕栽培に挑戦してみるのも楽しいですよ。

実の味もいろいろ、そして育てかたも様々な方法で楽しめるミニトマトは、家庭菜園の楽しさに気づかせてくれる植物です。ミニトマトを栽培して、花だけではないガーデニングの奥深さや楽しさを満喫しましょう!

おすすめ記事