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家探しをする際の重要ポイントの一つが間取り。各社のWebサイトやパンフレットに掲載されている間取り図からは、面積や部屋の数はもちろん、部屋の形や建具などの位置も把握することができます。この記事では、間取り図を見る際の5つのチェックポイントを紹介します。家探しの際に参考にしてみてください。

チェックポイント1:部屋の形と部屋数

間取り図を見て、最初にチェックしたいポイントが部屋の形です。一般的に、四角に近いほうが家具を配置しやすく、使い勝手が良いと考えられます。方位記号の記載があれば、方位もわかります。一般的に南向きは日当たりが良いとされ、人気があります。ただし、日当たりは窓の位置や大きさ、近隣の環境などにも左右されます。南に窓があっても、目の前に大きな建物があれば日は遮られてしまうでしょう。東や西からも日は入りますし、夕方の西日などは、暑苦しく感じられることもあります。

また、部屋数も重要です。同じ面積の物件であれば、細かく仕切られていないほうが一部屋あたりの面積を確保でき、ゆったりと過ごせますし、家具の配置もしやすいでしょう。ただし、住む人数や生活スタイルによって適切な部屋数は変わります。部屋を仕切る壁や建具、段差の有無なども、生活スタイルに大きく影響します。

チェックポイント2:部屋の広さ

間取り図を見れば、部屋の広さもわかります。広さを示すのに使用する単位は畳、平米(平方メートル)などです。目安として、一人暮らしは30~40平米、二人暮らしは40~50平米、四人暮らしは65~75平米あれば、ゆとりある生活ができるでしょう。

間取り図で部屋の広さを比較する場合、表記に注意する必要があります。私たちがイメージする面積は壁の内側の面積「内法面積」ですが、壁厚も含む面積「壁芯面積」が表示されているケースも少なくありません。

また、間取り図に書かれた面積と、部屋に入った時に感じる広さの感覚は必ずしも一致しません。天井の梁や構造柱が多数露出しているマンションの場合、梁や柱の圧迫感により、実際の面積よりも狭く感じるかもしれません。

家具が入るかどうかも重要なチェックポイントです。家具が置けるかどうかはもちろん、家具の横や後ろを人が通るスペースがあるかどうかも確認しましょう。

ただし、間取り図に記載された寸法が正確ではない場合もあります。「家具がギリギリ入るか入らないか」というような時は、内覧時にメジャーで測ったほうが確実です。

チェックポイント3:ドアや窓などの建具の位置

間取り図を見れば、ドアや窓の位置がわかります。ドアを通って部屋から部屋へ移動する通り道に線を引いてみると、生活動線を描けます。行き止まりになる線が少ない、ぐるりと回遊できる、生活動線が重ならないシンプルな間取りの場合はストレスなく暮らしやすいでしょう。

窓の位置が分かれば、風通しも予想できます。窓から窓、窓からドアが風の通り道になりますが、風はカーブしないので、直線で結べる位置に開口部があるか確認しましょう。ただし、開き戸の場合は風の力でバタンと閉まってしまい、煩わしく感じる可能性もありますので注意しましょう。

間取り図の記号を見ると、ドアの種類も分かります。たとえば、扇形のマークは開き戸です。開き戸の場合、ドアの開閉スペースには家具を置くことができません。

部屋のドアは内開きが多く、ドアの開閉スペースも考慮する必要があります

線が引いてあるのは引き戸のマークです。引き戸の場合、どちらかに寄せて開けっ放しにしておけば、2部屋を繋いで広く使うこともできます。窓の高さや位置は間取り図からは読み取れません。これは現地で測りましょう。

チェックポイント4:収納の大きさや位置

間取り図を見れば、収納の大きさや位置もわかります。作り付けの収納があれば数と大きさを確認し、手持ちの収納家具を加えた収納量に対して、自分の持ち物が入りきるかどうかをチェックしましょう。WCLやWICと表記されていれば、ウォークインクローゼットのことを指します。

収納の横幅が広ければ広いほど入る量は多くなりますが、奥行はあまり深いと取り出しづらくなります。衣類収納は奥行45~60センチが一般的です。

収納にも扉がついています。部屋のドアと同じく、収納の扉の開閉スペースにも家具は置けません。扉を開けて、自分が立って物を取り出すスペースが必要です。

収納の扉の開閉スペースも考慮しましょう

収納は基本的に使う場所の近くにあるのが理想的です。衣類は着替える部屋の近く、掃除道具は掃除をする場所の近く、食器類はキッチンやダイニングの近く。どの収納に何をしまうかシミュレーションしておくと、物が入りきらないという失敗も避けられますし、引っ越し後の生活もスムーズです。

チェックポイント5:設備の場所や大きさ

間取り図では設備の場所もわかります。設備とは、調理台や冷蔵庫、洗濯機やお風呂、洗面台などです。冷蔵庫にはコンセントが、洗濯機には排水が必要ですので、間取り図を見れば大抵、どこに置けるかが書かれています。

近くに「PS」と書かれたスペースがあれば、これは配管を通すための場所(パイプスペース)なので、収納や生活空間としては使えません。

正方形に点線でバツ印のマークがキッチンにあれば冷蔵庫、洗面所にあれば洗濯機のスペース

冷蔵庫や洗濯機は、置き場所に対してギリギリのサイズを選んでしまうと、洗濯機が防水パンにはまらなかったり、冷蔵庫のドアが開けにくくなったりするおそれがあります。現地で、正確な寸法を確認しましょう。

また、調理台・シンク・冷蔵庫の位置関係と距離、洗濯機・物干しの位置関係や距離は、家事効率に直結します。自分が使いやすい配置かどうか、チェックしましょう。

間取り図に書かれている情報を参考にすれば、その部屋での生活を具体的にイメージできます。自分の持っている家具や普段の生活習慣などと考え合わせれば、住み心地も予想できるでしょう。ただし、間取り図では分からないことも多くあります。外観写真や内覧時の情報なども活用して、使いやすい間取りの家を探しましょう。

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この記事の執筆者
OFFICE-SANGA 編集プロダクション

出版やWEB制作、広告などの編集、DTP、デザインをスピーディーかつハイクオリティーに仕上げる編集プロダクション。その実績は建築や不動産をはじめ、歴史、文化、旅行、グルメ、ペット、ライフスタイルなど多岐にわたる。ITを駆使したネットワークで日本全国のライター、カメラマン、イラストレーターと連携。書籍やムック制作、WEBサイト構築から企画請負やページ作成まで柔軟にこなす。
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