買い物、料金支払い、航空券…。実は多彩に使えるマイルの6つの活用法

マイル(マイレージサービス)は、1980年代にアメリカの航空会社が顧客へのサービスとして開始し、当初は航空券の割引や座席のアップグレードなどのサービスを提供していました。
現在は世界中の航空会社だけでなく、スーパーやコンビニの買い物でもマイルが利用されるようになり、より身近になっています。
コンビニやスーパーでの買い物、公共料金、携帯電話代などを支払うことでマイルを貯めて、無料航空券に交換して旅行を楽しむ人も少なくありません。

会社ごとに違う特典を知ろう

クレジット機能がついたJALカードでこれらの料金を支払うと、税込200円で1マイルがつきます。さらに、これらの航空会社が契約している特約店で買い物をすればマイルが2倍(税込200円=2マイル)になり、効率よくマイルを貯めることができるのです。

特約店は、JALのホームページでも紹介されていて、ガソリンスタンド、スーパー、デパート、ドラッグストア、コンビニ、書店、スポーツ用品店、家電量販店、レストランなど多彩です。

例えば毎月50,000円をこれらの特約店で使えば、通常は250マイルのところ、2倍の500マイルになります。

さらに、JALカードのショッピングマイル・プレミアム(年会費3,240円・税込)に入会して特約店で買い物をすると、マイルは通常の4倍(税込100円=2マイル、200円で4マイル)も貯めることができるのです。

ANAカードで支払うと、JAL同様に200円で1マイルがもらえますが、マイルプラス加盟店で支払うと、クレジットカード会社のポイント移行で貯まるマイルのほかに、加盟店でも100円または200円(税込)で1マイルがたまります。

身近なお店でもマイルを貯めれば、旅行やショッピング、WAON など電子マネーとの交換もできる

貯まったマイルを使う方法は、大きく分けて6種類あります。

【1】特典航空券に交換

国内線、国際線、提携している航空会社の航空券と交換できます。JALは片道6,000マイルから、ANAは5,000マイルから国内線特典航空券と交換できます。また、JALなら往復6,000マイルでJALから提案された国内のどこかに行ける国内線特典航空券「どこかにマイル」に交換することも可能です。国際線の場合、JALは片道7,500マイルから、ANAは往復12,000マイルから交換できるほか、国際線の座席のグレードアップも可能です。

【2】電子ポイントに交換

JALは5,000マイルで5,000円相当のポイントに交換でき、JALホームページで航空券やツアー購入に使えます。ANA では、1マイル=1コインでANA SKYコインに交換し、航空券やツアー代金に10円単位で利用でき、使い勝手がよさそうです。

【3】クーポンと交換

航空券、ツアー、ホテルの宿泊に利用できるクーポンと交換できます。JALクーポンは10,000マイルで12,000円相当のクーポンと交換できます。ANAは、レストランクーポンやホテルクーポンなども用意しています。

【4】おすすめ商品と交換

JALやANAのホームページで10,000ポイントから、食品やお酒、生活用品、家電などと交換できます。季節限定や数量限定商品も豊富です。また、 ANAのショッピングサイト「A-style」では、マイルを各地の名産品やオリジナル商品と1マイルから交換できます。金額分のマイルがない場合、不足分をカードで支払うこともできます。

【5】他店の電子マネーやポイントに交換

JALの場合は、ファミリーマートやイオン、マクドナルドなどで使える電子マネーWAON に交換できるほか、ローソンなどで使えるPontaポイント、Suicaやビッグカメラのポイントと交換できます。ANAは、Tポイントや楽天ポイントと10,000マイルから交換できます。

【6】寄付

JALが提供する次世代のアスリートを応援する「JALネクストアスリートマイル」を利用すれば、1口2,000マイルで、サッカーやカーリングなどのアスリートや、車椅子バスケットボールなどのパラスポーツをサポートできます。ANAも環境保護や社会起業家の支援などに1口3,000マイルで寄付できるプログラムを提供しています。

JALもANAも、家族が別々に貯めたマイルを合計して交換できるサービスがありますから、ご家族で相談して上手に利用しましょう。

(最終更新日:2019.10.05)
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