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子どもを連れた旅行で大きな要素を占めるのは、ホテル。大型リゾートホテル、エンターテインメント充実型ホテル、温泉宿などさまざまな種類がありますが、なかにはたくさん観光したいからと中心部の都市型ホテルに泊まるというファミリーも少なくないはず。今回は、子連れ旅行に詳しいトラベルライターが、観光メインの際のホテルの選び方ついて詳しく解説します。

駅&空港、目指す観光スポットへのアクセスが最も大事

空港・駅からホテルまでは、バスや電車などで移動。アクセスがいいと、目的地までの移動がずいぶんラクに。ルートや時刻表は、可能な限り事前に調べておきたいところ
家族旅行は、移動だけで疲れてしまうことが多いもの。ホテルは滞在の拠点にできる立地をうまく選んで

子連れの取材旅行を頻繁に行っているライターから言わせると、特に国内旅行の場合は子連れサービスが充実しているリゾートホテルや子ども向けアクティビティが敷地内で楽しめるホテルのほうがおすすめ。とはいえ、動物園や水族館、鉄道博物館など観光スポットを訪れることがメインになる旅行ももちろんあります。

その場合は、移動の負担を少しでも減らすことを第一に考えて。拠点となる駅や空港から近い、もしくは観光スポットから至近距離など、とことんアクセスにこだわって選ぶと子どもにも負担が少なく、親も格段にラク。特に観光スポットに近いホテルだと帰り時間を気にせず遊べるし、荷物を取りに戻ったり、場合によっては客室でお昼寝することも可能です。

星野リゾート OMO7 旭川は、もともとあった旭川グランドホテルをリノベーションした新ホテル。シックなインテリアで、フロントもおしゃれです。

ファミリーに人気の観光スポット、北海道・旭川にある旭山動物園を例にとると、最寄りはJR旭川駅または旭川空港。旭山動物園にバス1本で行けて、駅にも歩いて行ける位置にあるホテルが便利です。

私が実際に選んだのは星野リゾート OMO7 旭川。旭川駅から徒歩13分で、空港からは空港直通バスで約50分。動物園までは路線バスで40分ほどです。冬季営業期間中は宿泊客に限り、ホテルから動物園への無料送迎バスが運行されていてとても便利。旭山動物園の場合は動物園に近すぎると食事や行き帰りのアクセスが極端に悪くなるため、繁華街にも程近い中間地点がベストの選択でした。

星野リゾートといえば、まず思い浮かぶのはリゾナーレや星のや。OMOは同社が手がける最も新しいホテルブランドで、都市観光を楽しみたい人のために誕生したカジュアルホテルだそう。ホテルのなかでずっと過ごす、というより、観光が楽しくなるサービス、朝夜の滞在時間を快適にするサービスに力を入れていました。

地元の食事が楽しめる繁華街は、近いに越したことはない

旭川はグルメの街。私が訪れたときは、ホテルから徒歩10分ほどのジンギスカンレストランへ。OMO7 旭川は地元出身スタッフが周辺のおいしい店を案内してくれるサービス「ご近所専隊 OMOレンジャー」(ガイドにより無料・有料)もあり、土地勘がなくても食事選びに困りません

観光地では夕方か夜にホテルに戻ることになります。通常の都市型ホテルは外で食事をする想定なので、きちんとしたレストランはあまりついていません。子どもは慣れない環境で1日遊んで疲れているので、食事場所がたくさんある繁華街に近いほうがやっぱりラク。ホテルまで帰る途中に子どもが寝てしまったり、体調を崩してしまうことも考えられるので、テイクアウトをしてホテルの部屋で食べられるレストランがあるかどうかも、ホテル選びの段階で頭に入れておくといいと思います。

ホテルの朝食がおいしいと、前日の疲れも吹き飛ぶ

OMO7 旭川の朝食はビュッフェ形式。地元のおいしい野菜や名産品、焼きたてワッフル、フルーツジュースなどが並んでいて、朝からテンションが上がります! もちろん和食もそろっていて、乳幼児へのとりわけもできました
ちなみに沖縄・那覇で以前泊まったダイワロイネットホテル那覇国際通りでは、館内のレストランで地元食材たっぷりの朝食バイキングを堪能。宿泊客以外も多く訪れているようで、常に行列ができていました

また、意外と侮れないのが朝食。素泊まりなら近所のファミレスやカフェ、朝食つきプランではホテル館内レストランで食べるケースがほとんどなのでは? 朝早く出発するなら、コンビニでおにぎりなどを買って移動しながら食べる人もいるかもしれません。手軽で便利ですが、せっかくはるばる訪れてコンビニやファミレスもなんだか寂しいもの。

都市型ホテルの朝食レストランは、価格重視でクオリティに満足できないことも多いのですが、近頃は朝食に力を入れているホテルも増えてきています。ホテルで朝食を美味しく食べられれば、それだけで旅の満足度はぐっと上がるもの。宿を探すときは、朝食についての口コミをぜひチェックしてみてください。

大浴場あり・広め客室・ベッドが大きいことも見逃せないポイント

都市型ホテルでも、リクエストすればベッドガードをつけてくれる場合も。またスーツケースを広げるスペースがあると、荷物整理もはかどります

ホテルに大浴場や簡易温泉設備がついていれば、子連れには大きなメリットとなります。客室のシャワーやユニットバスは狭く、赤ちゃんをお風呂に入れたりきょうだい一緒に洗ったりするには手狭で少し不便。大浴場に連れて行き、一気にお風呂を終わらせてしまえると夜の寝かしつけまでスムーズです。客室の種類やプランを考えるときは、広めの部屋、大きなベッドを選ぶことも大事なポイントのひとつ。狭い部屋ほど安いですが、家族旅行の場合は人数とともに荷物の量も多くなり、特にスーツケースで旅行している場合は狭すぎると広げる場所もありません。

リーズナブルな価格と利便性を両立した都市型ホテルは、費用がかさみがちな家族旅行にはとてもありがたい存在。楽しい家族旅行がより楽しくなるように、賢く選んでください。

(一部写真提供:星野リゾート OMO7 旭川

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この記事の筆者
佐藤望美 エディター・ライター・翻訳家

女性誌、ママファッション誌、育児誌などで活動するフリーエディター・ライター。得意分野は育児、トラベル、ファッション、ライフスタイル、食。トラベルは子連れ旅行専門トラベルライターとして情報サイト「FOOTABY!」を運営するかたわら、さまざまな媒体にルポを執筆中。自身にも5才&1才の子どもがおり、国内外の子連れ旅行はすでに30回以上。
https://www.footaby.com

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