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新築なら高気密・高断熱に定評のあるメーカーを

「一戸建ては寒い…」という評判を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。これはかつて、一戸建て住宅のほとんどが、気密性においてマンションより劣っていたことがその理由として考えられます。

「気密性」という言葉は、屋内と屋外の隙間の程度を示すときに用いられますが、一戸建て住宅の主流である木造住宅は一般的に気密性が低く、マンションの主流であった「RC造(鉄筋コンクリート造)」は気密性が高い傾向にあります。

現在は一戸建て住宅を新築する際、木造に限定せずとも多様な工法を選ぶことが可能ですし、木造住宅であっても最近は気密性を追求した商品も増えていますので、必ずしも「一戸建ては寒い」とは言いきれないのが現状です。高気密・高断熱を前面にアピールする大手メーカーや地場のビルダーが多数存在しますので、室内の暖かさにこだわるのであれば、ぜひチェックしてみることをおススメします。

現在の住まい・中古住宅で寒さ対策を行うなら?

「現在の住まいが寒い」「中古住宅を購入後、対策を行いたい」という場合は、床・窓・壁の3つのポイントから対策を検討しましょう。お手軽かつ安価にできるものから、大掛かりなものまでさまざまな方法があります。

・床

床が冷えると感じる場合、簡単にできる対策としては、ホットカーペットやじゅうたんを敷き、暖かいスペースをつくることです。

大掛かりなものとしては、床暖房の設置が挙げられます。フローリングの張り替えと同時に行う床暖房の後付けリフォームは、広さにもよりますが概ね数十万円~百万円程度の予算で可能。床暖房は電熱線で直に温める方式と、ボイラーで温めた温水を循環させる方式がありますが、リビングなどの広いスペースには温水式が適しています。

初期工事費はある程度かかるものの、ランニングコストの面で軍配が上がるのがこちらです。

・窓

暖かい空気は、窓や玄関などの開口部から逃げていく性質があります。一戸建ての中でも断熱効果が高いと言われる窓は、ぜひとも対策しておきたいスペース。ホームセンターなどで断熱シート・マットが比較的容易に手に入ります。

見た目の違和感なく気軽に対策可能なのが断熱・遮熱仕様のカーテン。寒々しい冷気をシャットアウトして、温めた室内の空気を外に逃がさない役割を果たしてくれます。

予算が許すなら、二重ガラスへの変更や、サッシを取り付けるなど窓のリフォームを行うという選択肢も。1つの窓につき10~20万円が平均予算と言われており、断熱性に優れた商品が各メーカーからリリースされています。

・壁

壁の寒さ対策もホームセンター等で専用の断熱シート・マットなどが入手できますが、DIYに不慣れな場合は専門の業者に依頼するほうがよいでしょう。窓に比べて必要とされる精度が高く、中途半端に行えばただ室内の景観を損ねるだけ、ということにもなりかねません。

壁のリフォームに関する費用は、面積や工法によって異なります。場合によっては断熱材に耐えうるだけの補強も合わせて行う必要が出てきたり、既存の水回りを交換する必要が出てきたりと、費用がかさんでしまうこともあります。相見積もりを取りながら、慎重な検討を行いましょう。

冷えを招く原因は家のどの部分なのか。これを知ることが、寒さ対策には不可欠 ※写真はイメージ

高額なリフォーム費用には補助金を上手に活用しよう

寒さ対策として断熱リフォームを業者に依頼する際には、費用がネックとなります。しかし、住宅の省エネ化を推進している国からの補助金を活用することで、費用を圧縮することが可能です。

平成30年度高性能建材による住宅の断熱リフォーム支援事業では、一戸建て住宅の場合、補助対象費用の1/3以内、120万円を上限として補助金の交付を受けることができます。また、指定の高断熱パネル、潜熱蓄熱建材、調湿建材などの付加価値建材(次世代建材)を用いた断熱リフォームであれば、補助対象費用の1/2以内、200万円まで上限が拡大されます。

平成30年度の公募はすでに終了していますが、次年度以降も継続される予定の本補助金制度は、断熱リフォームを検討している方にとっては要注目。リフォームも視野に入れつつ、まずはできるところから寒さ対策をはじめることで、快適な居住空間を実現したいところですね。

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この記事の筆者
OFFICE-SANGA 編集プロダクション

出版やWEB制作、広告などの編集、DTP、デザインをスピーディーかつハイクオリティーに仕上げる編集プロダクション。その実績は建築や不動産をはじめ、歴史、文化、旅行、グルメ、ペット、ライフスタイルなど多岐にわたる。ITを駆使したネットワークで日本全国のライター、カメラマン、イラストレーターと連携。書籍やムック制作、WEBサイト構築から企画請負やページ作成まで柔軟にこなす。
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