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住宅の購入を考えるタイミングは、人それぞれの状況によって異なります。若いうちに家が必要になる人もいれば、年を取ってから新たな住まいが欲しいという人もいます。では、年齢によって住宅を購入する理由にどのような違いがあるのでしょうか。住宅購入者、購入予定者600人を対象に行ったアンケート調査を基に、20歳代〜60歳代が住宅を購入した(または購入を検討している)理由について、ARUHIマガジン編集部が考察しました。

【調査結果】住宅を購入した“一番の理由”は? 生活環境別

40代以下は主に子育て環境に注目

「生活環境の向上という観点から、住宅を購入した“一番の理由”」を聞いたところ、40歳代以下の年代では「広い家に住みたい」という意見が最も多い結果となりました。

具体的な理由としては、「子ども部屋の確保(41歳/男性)」「子どもが大きくなって部屋が手狭になったから(42歳/男性)」などが挙がっています。これらの年代には子育て中の人が多く、家族の人数や子どもの成長に見合った広さの住まいを希望している様子がうかがえます。

また、「広い家に住みたい」という人の割合は年齢が下がるほど増える傾向があり、40歳代では約20%、30歳代では約30%、20歳代では約35%でした。若い人の自由回答では、「結婚したから(31歳/男性)」「子どもが生まれるので(27歳/女性)」という意見が目立ち、結婚や出産をきっかけに住宅の購入を検討している様子がうかがえます。

その他、20歳代が選んだ回答では「立地・アクセスの良いところに住みたい」が20%を超える高い数字となっています。若いうちは男女ともに仕事をしているケースが多いため、自身の通勤や、小さな子どもの送り迎えなどでアクセスの良い場所を探している人が多いようです。

一方、子どもがある程度成長していると考えられる30歳代と40歳代では、「生活の質を上げたい」という意見が多い結果となりました。

50代を超えると老後や両親の介護の心配も

50歳代と60歳代が選んだ回答を見てみると、「生活の質を上げたい」「立地・アクセスの良いところに住みたい」という意見が目立ちました。

自由回答では、「駅やバス停が近いと老後に生活するのに便利だから(50歳/女性)」「老後により良い環境で暮らしたい(51歳/男性)」という意見が多く挙がっており、老後の生活環境を重視している様子がうかがえます。

また、「働きつつ自宅で介護を実現するため(57歳/男性)」「介護(55歳/女性)」という意見も複数見受けられました。この年齢になると、両親や配偶者の介護が必要になり、住宅の購入を検討するケースも多いようです。

やっぱり気になる家賃、住宅ローンの金利、消費増税

「経済的理由という観点から、住宅を購入した(購入を検討している)“一番の理由”」を聞いたところ、すべての年代で一番多かったのが「家賃がもったいない」という意見でした。

特に20歳代と30歳代では高い割合になっており、長期的に家賃を払い続けることに抵抗を感じている人が多い様子がうかがえます。自由回答では、「老後に家賃を払わずに住める家が欲しい(38歳/女性)」「家賃を払うより、資産としてローンにあてたい(43歳/女性)」などの意見が挙がりました。

また、「ローン金利が低い」「消費税の値上げ前だから」という理由も20歳代〜50歳代では1〜2割程度の人が選択。「住宅ローンの返済総額が変わるので、買うなら低金利の今(48歳/男性)」「金額が高額なので、消費税が上がるとかなり金額が変わる(35歳/女性)」など、関心が高いことがわかります。

まとめ

年齢別に住宅購入の理由を見ると、若いうちは結婚や出産が大きなきっかけとなっており、40歳代までは子育て環境、50歳代以降は自身の老後の生活環境や家族の介護などが重視されていることがわかりました。また、全年代で賃貸住宅の家賃に負担を感じている人が多く、金利や消費税が低いうちに購入に踏み切っているようです。ARUHIマガジン読者の皆さんはどうでしょう? ぜひ参考にして見てくださいね。

【調査概要】
調査地域:全国
調査対象:住宅購入者、購入予定者の20代から60代の男女
調査期間:2017年6月26日~28日
有効回答数:600サンプル

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