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いまモノは「所有する」から「他の人とシェアする」スタイルが注目されています。なぜモノを持たない、ミニマムなライフスタイルが多くの人に受け入れられるのでしょうか。その最前線を探ってみました。その1回目はファッション。働く女性や子育てママなど、忙しい女性にとって、ゆっくりと買い物を楽しみ洋服に出会う機会が減っていることに着目した新ビジネスが誕生しました。ライフスタイルを変えることなく“感動するファッションとの出会いを創る”サービスが生み出す価値とは?

「パーソナルスタイリング」を採用したファッションレンタルサービス

airCloset(エアークローゼット)は国内最大級の女性向け月額制ファッションレンタルサービス。冠婚葬祭用の晴れ着ではなく、普段着選びをサポートしてもらえることが最大の特長です。「パーソナルスタイリング」を採用し、ユーザーがオンライン上で登録した色、サイズ、好みなどをもとにスタイリストが一人ひとりにあった洋服を3点選び、自宅まで届けてくれるというものです。

(写真左)プロのスタイリストがユーザーに似合う服を選んでくれる。(写真右)1度に届く洋服は3点。レギュラープランなら借り放題が可能。

さらに、

・返却期限なし。
・クリーニング不要。
・気に入ったら会員特別価格で購入も可能。

という思い切ったサービス内容で、利用者が急増中です。

現在、会員登録数は15万人以上、初回満足度は90%以上にものぼるといいます。利用できるプランは2つ。

・レギュラープラン:9,800円(税込)/借り放題
・ライトプラン:6,800円(税込み)/月1回交換可能

人気なのは、借り放題でほつれや汚れなどがあった場合、会員価格の90%をairClosetが負担してくれる「あんしん保証」付きの「レギュラープラン」。

1ヶ月に何着でも新しい洋服を試すことができて、お手入れ不要となれば、仕事や家事・育児で忙しい女性たちに人気なのも頷けます。

国内初のファッションレンタル専用倉庫で人の目で徹底的に検品し、専門技術スタッフが補修を行っている。

スタイリストの提案で洋服選びの選択肢は無限大!

airClosetは月額定額制のため、洋服代をつい使い過ぎてしまう人には最適でしょう。しかしこのサービスの最大のメリットは、自分ではおそらく選ばない服をプロのスタイリストに提案してもらえる点にあります。

忙しくて服を買いに行く時間がない、ファッション情報をチェックする余裕がないなどの理由で、オシャレから遠ざかっていたり、年相応のファッションが分からなくなったりする人も多いと思います。

そんな時、プロのスタイリストに客観的に選んでもらうことで服選びの選択肢が増え、その服に袖を通すことで自分の新しい一面を発見できることはメリットも多いのではないでしょうか。airClosetによると、利用者から次のような声が届いているそうです。

「普段自分では選ばないような洋服が届いて、着ていったら職場の人に褒められました」

「年齢を重ねるにつれ、自分に似合う服がわからなくなっていたので、スタイリストにアドバイスがもらえて安心して着ることができています」

「週末にお出かけの予定があったので要望として伝えました。そのシーンにあわせたコーディネートを提案してくれたので、そのまま着ていきました」

「子どもがいて汚すことが心配でしたが、クリーニングもしてもらえるので負担なく楽しんで着ることができています」

実際、一度利用するとその便利さから、リピーターになる方が多いそうです。

「弊社では、お客さまの生活に寄り添う形でサービスを提供しているので、子どもを産んだり、仕事に復帰したりとライフスタイルが変化しても無理することなく利用し続けていただけます。これからも、初めてのファッションに挑戦したいお客さまの支援をすることで、感動体験をお届けしていきたいと思っています」(airCloset代表取締役社長 兼 CEO:天沼聰さん)

アクセサリーやキッズ、マタニティ、シニア、男性向けなどの展開も!

airClosetが現在展開しているのは女性向けサービスのみですが、将来的には、アクセサリーの同梱や、キッズ、マタニティ、シニア、男性に向けたサービス展開も視野に入れているとのことです。

「この春には、ブランドバッグのシェアリングサービスを展開するLaxus(ラクサス)とのコラボレーションで、2週間限定の『春の変身キャンペーン』を実施して、好評を博しました」(代表取締役社長 兼 CEO:天沼聰さん)

airClosetがこの夏おススメのスタイリング。

airClosetはこの先、なにを目指しているのでしょうか。

「働き方、住み方など、人の生き方が多様化している現代で、一人ひとりのニーズに合ったサービスとの出会い方は、これからますます求められていくことになると考えています。この流れの中で、ファッションの楽しみ方の選択肢が増えるのも自然なことではないでしょうか。これまでの『買う』という選択肢に『借りて』楽しむということが加わり、多くのお客さまに受け入れていただけていることは、モノよりコト(体験)を中心とした考え方が重視されるようになってきた証しです。シェアリング社会は単なる遊休資産の共有にとどまらず、その資産を利用する先にある一人ひとりの価値観を満たしていく、コト消費の世界観につながっていくのだと思います」(代表取締役社長 兼 CEO:天沼聰さん)

いま、高級ブランドのファッションアイテムは、「高価で買えない」「保管するスペースがない」などという理由から、シェアリングサービスを選択する人が増えています。愛着があるものを手元にずっと置いておくのではなく、必要な時に身につければいい。『所有』するのではなく共有することで『利用』する。それにより、私たちの選択肢は無限大に広がっていく可能性があるのかもしれません。

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この記事の筆者
なかむらかつら ライター

雪国出身、立教大学卒。フリーライターとして雑貨やコスメ、家電、飲食店やショップ、インタビュー記事など子ども向けから大人向けまで雑誌や、書籍などで幅広く執筆している。

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