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ルーフバルコニーとは、下の階の屋根を利用したバルコニーです。一般的なバルコニーと比較するとスペースが広いことから、主に子どものいる家庭で重宝されています。さまざまな使用用途が提案されており、大手家具メーカーもルーフバルコニーに最適な家具を売り出すなど注目のほどがうかがえます。マンションを購入する際もルーフバルコニーつきの物件は大人気で、活用法を検討する人も多いでしょう。ここでは、ルーフバルコニーのメリットや使い方について紹介します。

ルーフバルコニーとは何?

階下の屋根を利用するルーフバルコニーは、マンションでよく見られるスペースであり、ルーフガーデンまたはルーフテラスと呼ばれることもあります。通常のバルコニーと比較すると、屋根がないぶん見晴らしのよいスペースとなっています。リビングからつながるイメージを持たれることから、部屋が広く見える印象を与えます。

マンションのバルコニーは専用庭と同様に専用使用部分となります。そのため、居住者は使用権を認められているものの、管理規約などを守る必要があります。ガーデニングなどを楽しみたい場合には、植物を置く場所、水やりの方法、植物の大きさなどが定められているケースもあります。下の階の屋根を利用したスペースであるため、階下の居住者に対する配慮も必要になります。月額の使用料を支払うケースが多いことも特徴です。

ルーフバルコニーにするメリット

ルーフバルコニーは、バルコニー自体を広く使えることが魅力です。マンションの場合は管理規約や使用細則で使い方が定められていますが、庭を持つような感覚でガーデニングを楽しむことができます。それ以外にも、テーブルとイスを置けばちょっとしたコーヒータイムも味わえます。人工芝を敷けば子どものプレイスポットに早変わりです。使用用途が広いので、工夫次第で生活がより豊かになるでしょう。ベランダとは異なり屋根がないので、開放感がある点も魅力となっています。

ルーフバルコニーにするデメリット

メリットが多いルーフバルコニーですが、デメリットも確認しておきましょう。マンションの場合、ルーフバルコニーや専用庭は居住者のみが使用できる専用使用部分扱いとなりますが、本来は共用部分のため自由に使える空間ではありません。そのため、使用料がかかり規約も定められています。ルーフバルコニーのついている部屋は、一般的なベランダつきの部屋と比較すると2割ほど高い場合があります。加えて、ルーフバルコニーの使用料も支払うことになるため、生活のなかにルーフバルコニーが必要なのかどうかをしっかりと判断しなければなりません。

専用使用部分(本来は共用部分)であるため、マンションごとに細かい規約が定められており、理想としていた用途では使用できない可能性もあるでしょう。屋根がないため常に風雨にさらされており、「設置した家具や干した洗濯物が飛ばされる」「漏水して階下に影響が出る」といったリスクも否定できないため、注意が必要です。また、月に1度は人工芝やウッドデッキなどを取り除き排水溝を掃除する必要があります。排水溝は念入りに掃除をしなければ、ゴミや雨水の汚れで詰まることがあります。排水溝が詰まってしまうとバルコニーの水は排水されないため、ルーフバルコニーの下の階に浸水し大きなトラブルになりかねません。

購入する前に知っておくべき注意点

購入する前に、ルーフバルコニーの管理規約や使用細則を確認しておきましょう。管理規約はマンションごとに異なりますが、バーベキューや花火をする際は事前の許可が必要というケースも珍しくありません。許可を得た場合であっても、大きな声で騒ぐなど近隣の迷惑になるような行為があるとトラブルのもとになります。

また、ルーフバルコニーは緊急時に避難通路となるケースも多いため、大きな植物やデッキ、物置などを設置することが禁止されているマンションも多いです。

下の階の屋根を利用しているため、マンションの最上階の部屋にしかありません。そのため、他の部屋と比較すると価格も高額になります。小さな子どもがいる、介護が必要な家族がいるなど、最上階であることが防災や暮らしの面で不都合である場合は注意が必要です。

ルーフバルコニーの使用用途

ルーフバルコニーは、さまざまな使用用途を楽しめる魅力的なスペースです。そこで、ルーフバルコニーの代表的な使用用途を紹介します。

<ガーデニングとして>
ガーデニングは、ルーフバルコニーのもっとも一般的な使用用途でしょう。プランターにもこだわり、花を咲かせて管理することで海外の庭にも似た空間を作り上げることができます。

<バーベキューとして>
河原などに出かけなければ楽しむことができない印象があるバーベキューも、ルーフバルコニーがあれば自宅で楽しめます。経済的なだけでなく、手軽にアウトドア気分を味わうことができるでしょう。

<家庭菜園として>
ガーデニングとあわせて、家庭菜園を楽しむ方法もおすすめです。初心者でも育てることができる野菜やハーブから始め、徐々に難易度の高い野菜に挑戦するという楽しみ方もできます。

<テラスとして>
テーブルや椅子を置くだけで、簡単にカフェのような空間を作ることができます。友人や家族と過ごす憩いの空間として、またはひとりのリラックスタイムにも活用できるでしょう。

<ペットの遊び場として>
ルーフバルコニーに人工芝などを敷くことで簡易ドッグランを作ることもできます。都心では運動不足なりがちなペットも、健康的な生活を送れるようになるでしょう。ただし、柵を飛び越えるなどの事故が起こらないように注意が必要です。

<洗濯物を干す場として>
洗濯物の量が多い場合には、広い空間でしっかりと干すことができます。また、女性の衣類などを隠さずに干すことができる点も魅力です。

ルーフバルコニーの使い方のポイント

ルーフバルコニーは、さまざまな使用用途で楽しめる魅力的な空間です。使い方についてポイントを押さえ、無用なトラブルを起こさないようにしましょう。

まずは、マンションの管理規約や使用細則を確認します。規約や細則はマンションごとに異なるため、ルーフバルコニーのある部屋に住んだことがある、最低限のルールは理解しているという場合であっても確認する必要があります。

また、規約に反していない行為であっても、近所迷惑になるような行動には気をつけなければなりません。子どもの声や花火の音、バーベキューの煙やにおいなど、下の階や隣に住人がいることを忘れないようにしましょう。

下の階への水漏れだけではなく、ルーフバルコニーを清潔に保つためにも排水溝の掃除は欠かさずに行うことが大切です。

さらに活用する方法って?

ルーフバルコニーは広いスペースが特徴であるため、子どもがいる家庭では家族全員で遊べる場所としても最適です。小さなテントや安全なランタンなどを設置すると、キャンプごっこなどもできます。キャンプなど都心では気軽にできない体験を、少しだけ味わってもらうことができるでしょう。

また、子ども用のプールを設置することも可能なので、暑い夏にはおすすめです。目の届く安全な場所で水遊びをさせることで、親ものんびりと過ごすことができるでしょう。ハンモックやジャグジーを設置すれば、夏はリゾートホテルのような雰囲気を楽しめます。ガーデニングなど一般的な使用用途以外にも、ルーフバルコニーの活用方法は無限にあります。

広々と使いたいならルーフバルコニー!

バルコニーよりも広い空間を思う存分使いたいのであれば、ルーフバルコニーがおすすめです。マンションでは制約があるものの、子どものいる家庭なら危険を最小限に抑えて目の届く範囲内で遊ばせられる点がメリットとなるでしょう。

パートナーと2人暮らしなら、プライベートな空間が広がり自宅で過ごす時間が充実したものになります。小さなカフェとして使用したり自宅に友人を招いてバーベキューを楽しんだり、生活の質も豊かなものになるでしょう。

ルーフバルコニーとはさまざまな方法で使用できる魔法の空間です。魅力だけでなく注意しなければならないポイントも押さえて、ルーフバルコニーを生活に取り入れるべきか検討しましょう。

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