マンションは住むだけじゃない!資産価値のある物件を選ぶ6つのポイント

マンションを購入するときは、住むことだけでなく資産としての価値を考えて選ぶことが大切です。やみくもに買ってしまうと、売却したり賃貸に出したりするときに驚くほど資産価値が下がっているかもしれません。「まだまだ住宅ローンの残債が残っているのに、資産そのものの価値が下がってしまった」という事態を避けるには、どのような物件を選べば良いのでしょうか。そこで今回は、資産価値のある物件を選ぶポイントを6つ紹介します。

【1】交通の利便性を重視! 駅近のマンション

主要都市までのアクセスのしやすさが、マンションの資産価値に与える影響は大きいです。最寄り駅が複数の路線を使えたり、特急や急行が停まったりする大きな駅であると高くなります。さらに、国道をはじめとした幹線道路にすぐに出られるなど、総合的に交通の利便性が高いと資産価値が下落するリスクは低くなるでしょう。また、最寄り駅までの所要時間も重要で、徒歩10分圏内であれば物件紹介の際にセールスポイントとして使われることも多いです。自分や家族が住むうえでも通勤や通学に便利なので、できるだけ駅近のマンションを選択するのが望ましいです。

【2】買い物や教育環境は? 生活の利便性を考える!

生活の利便性も資産価値に関わる重要なポイントです。住まいとして使う物件を探している人にとって、生活しやすい条件がそろっているマンションはとても魅力的です。周辺にスーパーのような日常的に使う店舗があれば、買い物の負担が少なくなります。子どもがいる場合は、教育環境の良し悪しも購入の判断基準の一つです。学校や塾が近くにあると、子どもを安心して通わせることができます。その他に、病院や保育施設なども近隣に充実していると、ファミリー世帯を中心として人気が出ます。また、市町村役場のような公的機関や銀行などの金融機関を利用しやすい立地だと、資産価値はさらに下がりにくくなるでしょう。

【3】快適性も大事! 物件の階数や建物の築年数で選ぶ!

同じマンションであっても、高層階のほうが低層階よりも価格が高く設定されているケースが多いです。日当たりや眺望が良いという理由で、ニーズが高い傾向にあるからです。階段の昇り降りなどで生じる生活音も、高層階を選ぶと悩まされることが少なくなります。特に最上階に住むと、上の部屋から聞こえる足音がストレスになるような心配もありません。このように、住空間としての快適性も考慮したうえで選びましょう。また、中古マンションを選択する場合は築年数に気を付けることも大事です。築年数が経過しているほど、老朽化によって快適性が損なわれるリスクが高くなります。中古マンションの場合は、修繕積立金の貯蓄金額や運用状況、大規模修繕工事の実施予定なども確認しておくと、状態の良いマンションか判断するひとつの目安になります。

【4】部屋からの眺めもポイント! 物件そのものの魅力

部屋から何が見えるのかよくチェックしましょう。眺めが良いマンションは、資産価値があまり下がらないことが見込めます。観光名所や花火が見える部屋などは、それだけで物件そのものの魅力があるということです。そのため、立地はもちろん、マンションの向きなどにも気を配る必要があります。また、眺めは変わってしまう可能性があることにも要注意です。たとえば、目の前に高層マンションが建つと、それに阻害されて見えなくなり、資産価値が下がってしまう恐れがあります。したがって、購入前にそのような計画の有無を調べておくことも忘れてはいけません。

【5】再開発エリアなら土地の将来性が見込める!

土地の評価が変わる要因として、エリアの再生が挙げられます。再開発が行われているエリアに建てられたマンションは資産価値の上がる可能性が高いです。開発が進むとともに商業施設や交通機関が充実し、それによって人口が増えるため、マンションのニーズも大きくなっていきます。そのため、再開発プロジェクトの予定になっているエリアに注目して、手頃な物件を探しておくのも一つの方法です。スタート前の資産価値が低い状態で購入しておけば、再開発後の売却により大きな利益を得られるケースがあります。エリアのブランド力が高まれば、予想以上の値が付くこともあるでしょう。

【6】資産価値が下がりにくい住宅エリアを選ぶ

マンションの資産価値が下落しにくいといわれているエリアを選ぶことも重要です。資産価値の変動を検討するときは、需要と供給について考える必要があります。前者が後者を上回っていれば、不動産価格はおのずと上がっていきます。すなわち、継続的に需要が増え続けているエリアや、土地が余っておらず物件の供給が増えないエリアを選択するのが得策です。たとえば、東京23区内であれば、港区や千代田区、渋谷区などは不動産価格が下がりにくく、資産価値を維持しやすいといえます。購入するときの負担は大きいですが、投資としてのリスクを小さくしたいなら有力な候補地になるでしょう。

マンションの資産価値を重視して物件を探そう!

マンションを選ぶときは、建物のデザインや性能に目が行きがちではないでしょうか。それらが優れていると魅力的に見えますが、資産価値が下がりにくいと判断するのは早計です。エリアや利便性、展望なども含めてトータルで決まるので、視野を広げて考えることが求められます。また、自分や家族が住むだけだからといって、資産価値を考えないのも良くありません。転勤や子どもの独立などライフスタイルの変化により、将来的に住み替える可能性は誰にでもあります。そのときに後悔しないように、資産として価値のある物件を選びましょう。

(最終更新日:2019.10.05)
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