この記事は、約9分で読めます

いま、料理のつくりおきサービスをしてくれる「スーパー家政婦」が話題沸騰中ですが、料理だけでなく、家事全般を代行するサービスを利用する方が確実に増えています。仕事や育児に忙しくて手が回らない方だけでなく、心理的負担を軽くしたい方や遠方に住む親のためにサービスを利用したい方などのために、各社のサービス内容と上手な活用方法を伺ってきました。

全国展開と豊富なサービスプランで徹底的に家事をサポート

メリーメイド(ダスキン)

最初にお話を伺ったのは、株式会社ダスキンの広報室の梅村理恵子さんです。1989年に「メリーメイド」をスタートさせたダスキンは、約30年の実績を持つ家事代行サービスの老舗といえる存在。全国754拠点と47都道府県全部に拠点があること、サービスプランがきめ細やかで豊富な点が特長です。2018年6月には、日本全国の優れたサービスを表彰する第2回日本サービス大賞の『厚生労働大臣賞』を受賞しました。

メリーメイドが提供する家事代行サイービスは年間約85万件以上(2017年実績より)。

メリーメイドのサービス内容は、場所ごとにダスキンの掃除道具と洗剤を用いて徹底的にお掃除をする「お掃除おまかせサービス」、ご家庭の道具を使用させていただいて一般的な家事を時間単位で行う「家事おてつだいサービス」、お片付けにお困りの方向けの「おかたづけサービス」がございます。また、出産前後の大切な時期にママの家事全般をお手伝いする、パパ・ママ向けのお得なサービス、さらに、老後を迎える前の50歳代頃の方向けの「すっきりと暮らすライフ整理サービス」、近年増え続ける空き家に対応した「空き家点検サービス」もあります。(広報室・梅村さん)

サービスプランが豊富なだけではありません。メリーメイドのサイトを見ると、利用したいプランが見つけやすいように、カテゴリー別だけでなく、「お悩み・ご要望からサービスを探す」こともできるよう工夫されているのです。そのため、水まわりが気になる、かたづけに困っている、掃除する場所を選びたい、まずは1回のみ利用したいなど、ニーズに合ったプランが探しやすくなっています。

料金は、キッチン+浴室を4週間に1回定期的に掃除してもらえる「気になる水まわりのお掃除サービス」の場合、1万2,960円〜(税込、地域によって料金は異なります)。おむつやミルクの買い物、赤ちゃんの衣類別洗い、床の拭き掃除、お風呂掃除などの家事をサポートしてもらえる「ビギナーママ応援プラン」は1回2時間の定期契約で6,400円〜(税込、地域によって料金が異なります)など、ご家庭の経済力に合わせたプランを選ぶことも可能です。利用するときのコツは、納得するまで相談すること。

メリーメイドでは事前にお見積もりに伺い、サービス内容、仕上がりイメージ、料金、スタッフなどについてきっちりご説明いたします。そのうえで、どんな家事をどれくらいの頻度で依頼したいのかしっかりと相談して、わからない事があれば遠慮なく確認して下さい。(広報室・梅村さん)

年間85万件以上(2017年実績)のサービスを提供し、「素人には出せない仕上がり」との利用者からの声もあるダスキンの家事代行サービス。まずは、サイトでサービス内容をチェックしてみては?

<ARUHIの住宅ローンご利用者向け優待のご紹介>
ARUHI暮らしのサービス:「ハウスクリーニング」株式会社ダスキン
・優待特典内容:お見積もり料金(税抜)より10%OFF

※「ARUHI暮らしのサービス」はARUHI住宅ローンを借り入れされている方は、年会費無料でご利用いただけます。

介護のプロにサポートしてもらえる家事代行サービスとは?

ニチイライフ(ニチイ学館)

次にお話を伺ったのは、介護事業から派生して家事代行サービスを始めた、株式会社ニチイ学館広報部の新妻綾乃さんです。ニチイ学館の家事代行サービス「ニチイライフ」がスタートしたのは2004年。介護保険サービスを展開するなかで、介護保険内では対応しきれない、大掃除やお墓参りなどをサポートするために、「まごころサービス」という名称でサービスを始めたのがきっかけだといいます。

現在、利用者の6割は一般家庭。離れて暮らす親世帯のために利用する人も多い。

当初は介護サービスを利用している方向けのサービスでしたが、2008年に一般の方に向けた家事代行サービス「ニチイの家事代行サービス」を開始、2014年には、女性活躍推進の機運を受けて「ニチイライフ」へ名称変更。現在は、高齢の方だけでなく共働き世代や独居高齢者、産前産後のサポート、お子さまの塾や習い事の送迎など、あらゆる世代をターゲットにしたサービスを提供しております。(広報部・新妻さん)

現在、利用者の約6割は一般家庭で、30代以上の世代が多いといいます。他の家事代行サービスとの最大の違いは、入退院のサポートや産前産後に介護のプロの力を借りられる点にあります。掃除・洗濯から調理やおむつ交換などを手伝ってもらえる「産前産後サービス」の基本料金は、週1回以上利用する定期プランの場合、1回1時間2,808円〜(税込)。「お掃除代行サービス」や「お子さま安心サービス」、「入退院安心サービス」なども同額となっており、料金設定が分かりやすいのも特長です。

近年、都市部を中心に家事代行サービスのニーズが高まっており、売上高ベースでは昨年度から今年度にかけて、8.2%伸長しております。弊社は全国に94支店あり、月間平均で約6,000人の方々にご利用いただいています。またトライアルプラン(スタッフ1名/2時間、5,400円)を利用された方のうち、約9割の方に定期プランをご利用いただいています。(広報部・新妻さん)

女性活躍推進や家事支援ニーズへの対応を目的に、国際戦略特区内において始まった家事支援外国人受け入れ事業。ニチイ学館も、今年2月、フィリピン人スタッフによる家事代行サービスに特化した「サニー メイド サービス」を開始。医療関連事業からスタートして、介護サービス、家事代行サービスへと領域を拡大し続けるニチイの家事代行サービスも要チェックです。

<ARUHIの住宅ローンご利用者向け優待のご紹介>
ARUHI暮らしのサービス:「ニチイライフ」株式会社ニチイ学館
・デビュープラン(特別プラン)の利用
・スポットプラン 5%OFF
※特典についての注意事項有り、詳しくはARUHI暮らしのサービス詳細ページを参照

※「ARUHI暮らしのサービス」はARUHI住宅ローンを借り入れされている方は、年会費無料でご利用いただけます。

働きたい女性がより働きやすくなる、就労支援型サービス

 クラシニティ(パソナグループ)

最後は、1976年の創業以来、女性の就労支援を行ってきた総合人材サービスのパソナグループが展開する家事代行サービス「クラシニティ」について、株式会社パソナグループ広報室の梅原あい子さんにお話を伺いました。

「クラシニティ」は、2017年春にスタートしたパソナの新事業で、フィリピン国籍の専門スタッフによるハウスキーピングサービスです。パソナグループは、フィリピン財閥大手マグサイサイグローバルサービスと業務提携し、国家戦略特区である神奈川県と東京で家事代行サービスの提供をスタートさせました。

プロフェッショナル意識の高いクラシニティのスタッフは20〜40代が中心。

いま、日本の労働人口が減少するなか、働きたいと願う女性がより働きやすくなるよう、保育や介護に加え、家事代行支援においても取り組もうといったのが本事業の狙いです。また、弊社は人材サービスを提供しているため、個人のキャリア構築を重視しております。さらに1984年より海外事業を展開しており、グローバルに活躍したいというあらゆる国籍の方々に対して、キャリアを支援しております。今回の国家戦略特区における家事代行サービス「クラシニティ」を通じて、ハウスキーパーの方々のキャリア、生活支援を日本及びフィリピンで体制を整えております。(広報室・梅原さん)

女性支援という狙いから、ターゲットは働く女性。共働きでお子さんのいるご家庭の利用が多いそうです。サービスは基本的に不在宅(ユーザーが勤務中)にサービスを提供するスキームとなっていて、レギュラープランは月2回(隔週)120分で1万800円〜(税込)。初回限定プランの120分3,240円(税込)も用意されています。

ご利用の際の留意点としては、初回のヒアリングが重要となります。お客さまによってご要望は異なりますし、まだ日本では家事代行サービスを使い慣れている方が少ないこともあり、例えば、ハウスクリーニングとハウスキーピングの違いなど、ユーザー側に知っていただいた方がいいことなどもございます。(広報室・梅原さん)

グローバルスタンダードなテクニカルスキルを身に着けたハウスキーパーの実力を、一度試してみると、自分流の家事の間違いにも気づくかも知れません

家事はプロに任せるのが当たり前、という時代がやっと来た!

家事は日々の積み重ねのため、ちょっと気を抜いただけでうんざりするような状況に陥りがちです。梅雨時に風呂場の手入れを忘れカビが生えてしまった、キッチンカウンターに置きっぱなしの調味料がホコリまみれ、レンジフードが油汚れでギトギト。そんなちょっとした、でも気の重い悩みも、家事代行サービスのプロの力を借りれば一気に解決することができます。

月に1回か2回、プロに徹底的に掃除をしてもらえば、日々の掃除は手を抜いても大丈夫。実際に利用してみると、労働力や時間以上に、心理的負担が劇的に軽減されることに驚かされます。各サービスの利用者からも、「帰宅すると家が綺麗でホッとする」「ベッドメイキングがホテルみたいで驚いた」(クラシニティ)、「一人では難しいかたづけを手伝ってもらうことで早くかたづいた」(メリーメイド)、「一度使い始めたら便利でやめられない」(ニチイライフ)などの声が上がっているそうです。

女性の社会復帰先としての家事代行サービスの可能性

また、家事代行サービスは子育てが一段落したあとの社会復帰先として有力な事業のひとつでもあります。

例えばニチイライフでは、

「就労経験がなくても、家事経験さえあれば働くことが可能です。フォローアップ研修などで家事のスキルアップもできますし、介護の資格を取得すればキャリアチェンジもできます」(ニチイ学館広報部・新妻さん)

メリーメイドも、

「スタッフは、家事経験の豊富な女性がほとんどです。また、各店舗にマネジャーを配置し、常にサービス品質と技術・知識の向上のためスタッフへの教育を徹底しており、定期的に研修も実施しております」(ダスキン広報室・梅村さん)

というように働きながらスキルを磨いていくことができるからです。

実際に、ニチイライフでは、午前中2時間、午後2時間など、生活のすきま時間を利用して働いているスタッフもいます。

「弊社の場合、スタッフは現場へ直行直帰できるので、時短勤務も可能ですし、週1回だけの勤務という方もいます」(ニチイ学館広報部・新妻さん)

というようにライフスタイルに合わせてフレキシブルに働くことができるのです。

経済産業省が平成26年3月に発表した資料においても、「女性活躍の推進には、長時間労働の削減や柔軟な働き方を推進するとともに、家庭負担の軽減が必要」とされ、同年7月には「家事支援サービス推進協議会」が設置されました。いまや家事代行サービスは、国を挙げて活用を推進している事業です。

利用したい人も働きたい人にとっても、今後ますますニーズが高まるであろう家事代行サービスの進化に、これからも注目していきたいですね。

関連記事

住宅ローンをご検討中の方

この記事の筆者
なかむらかつら ライター

雪国出身、立教大学卒。フリーライターとして雑貨やコスメ、家電、飲食店やショップ、インタビュー記事など子ども向けから大人向けまで雑誌や、書籍などで幅広く執筆している。

おすすめ記事