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2018年7月10日、アルヒ株式会社が「本当に住みやすい街大賞2018in関西」のイベントを開催。関西圏を対象にした“本当に住みやすい街”ランキングTOP10を発表しました。

(参考:「ARUHI presents 本当に住みやすい街大賞2018in関西」結果発表ページはこちら>>)

会場となったグランフロント大阪 うめきたSHIPホールには、大賞のプレゼンターとしてタレントの安田美沙子さんと、ゲストのじゅんいちダビッドソンさんが駆け付け、会場を盛り上げました。
「す・またん:読売テレビ」「サンテレビニュース:サンテレビジョン」「ZIP!:日本テレビ」など13媒体のマスコミ関係者も出席。笑いが絶えなかった当日の会場の様子をご紹介します。

憧れではなく、アルヒの住宅ローンを借り入れて実際に購入した街の中から選出

まずは選定委員が登壇。左から、選定委員長の櫻井幸雄さん、選定委員の田中和彦さん

司会者の紹介で最初に登場したのは、昨年12月に行われた「本当に住みやすい街大賞2017」に引き続き選定委員長を務める櫻井幸雄さんと、京都を拠点とした不動産コンサルティングやライターとして活躍する選定委員の田中和彦さん。代表して櫻井さんから、住みやすい街をどのように選定しているか説明がありました。

今回のランキングは「本当に住みやすい街大賞2017」と同様、アルヒが持つ住宅ローン利用者の膨大なデータをもとに、「憧れ」よりも「等身大」の、「本当に住みやすい街」を紹介したいという趣旨のもと、審査が行われました。

審査基準は、インフラ整備や衣食環境を中心とした「住環境」、都心の主要駅へのアクセス面など「交通利便」、自治体の制度や安全・安心に暮らせる環境といった「教育環境」、総合的な視点から将来性を見据えた「発展性」、家賃相場や分譲価格相場、物価の相場などから見る「コストパフォーマンス」の5つ。アルヒの住宅ローンを利用し、実際に住んでいる人が多い街の中から、TOP10を選出しています。

 

「本当に住みやすい街大賞」5つの審査基準

「住環境」

「交通利便」

「教育環境」

「発展性」

「コストパフォーマンス」

※審査基準の詳細はこちら>>

ゲストの安田美沙子さん、じゅんいちダビッドソンさんが登壇!

左から、プレゼンターの安田美沙子さん、ゲストのじゅんいちダビッドソンさん

続いて、大賞のプレゼンターを務める安田美沙子さんが鮮やかな赤が目を引くドレスで登壇。司会者から衣装について聞かれると「おめでたい席に合わせました」と笑顔で語りました。

そして、司会者に「激戦を終え、帰国したばかりのあの方です」と紹介されて登場したのが、じゅんいちダビッドソンさん。お馴染みの白スーツとサングラス姿でスーツケースを引く姿は、サッカー日本代表MF本田圭佑選手そのもの。日本が活躍したワールドカップの余韻も冷めやらぬ中、会場も盛り上がりを見せました。

安田さんも「ワールドカップは全試合観戦していました。今日はお会いできて嬉しいです」とノリノリ! セネガル戦の同点ゴールにも話が及び、ひとしきり盛り上がったところで、話はそれぞれの出身地の話題に移りました。

関西出身のゲスト2名が、出身地や理想の住環境を力説!

子育て真っただ中の安田美沙子さんは、「学区・環境・自然、それとコストも重視した上で、公園が近くにあるところが良い」とコメント

京都府宇治市出身で観光大使も務める安田さんは、「平等院や茶畑、鵜飼いも有名。のどかでほのぼのとした、住みやすくいいところです」と宇治市の魅力をアピール。
一方、出身地を聞かれたじゅんいちダビッドソンさんは「本田として答えるならアース、僕として答えるなら尼崎市」と回答。「個性が強い街という印象がある尼崎市ですが、住んでいた身としては住みやすい街」と話し、自身が住んでいた阪急線 武庫之荘駅周辺は「尼崎のビバリーヒルズ」と呼ばれていることを強調。お二方とも、地元愛を感じさせました。

続いて、それぞれにとっての「住みやすい街」についても質問が。安田さんは結婚を経て、昨年ママになったばかり。現在は子育て真っただ中です。「昨日も主人と、どこで暮らしたらいいか話し合っていました。学区・環境・自然、もちろんコストも大事です。今、一番気になっていることなので、このあとの発表が楽しみ」とコメント。ご夫婦揃ってマラソンが趣味だそうで「大きな公園があると走りやすいですね。ナイトランが好きなので、夜も街灯があり安心して走れる場所があるかどうかも気になります」と興味津々でした。

じゅんいちダビッドソンさんは、「結婚後、利便性重視から落ち着いた住環境を重視する傾向に変化した」とコメント

じゅんいちダビッドソンさんも、結婚して住みやすい街は変わったのか? という質問に対し、「本田として答えるなら一番住みやすい場所はトップ下なんですけれども」と回答。笑わせながらも、「結婚前は、駅から近ければ近いほどいいという考えで、利便性重視でした。結婚してからは嫁の希望で、駅から少し離れた落ち着いた環境で暮らすようになりました」と、ライフステージが変わって求める住環境も変化している様子を窺わせました。

本当に住みやすい街ランキング、6位~10位を一挙に発表!

「関西では『名を取るより実を取る』傾向が強く、コストパフォーマンスが良いエリアが多くランクインしました」と、語る選定委員長の櫻井さん

ここからは、本当に住みやすい街ランキングの発表です。まずは6位~10位が一挙に紹介されました。

櫻井さんからは「誰でも知っている駅ばかりではないと思いますが、コストパフォーマンスを求めると、『メジャーな駅に近いものの、少し外れているところ』に旨味があり、実際に売れています。特に関西の方々は『名を取るより実を取る』傾向が強いようです」という総評が。どんな街が挙がったのか見ていきましょう。

第10位:「緑橋」(大阪府大阪市)

「大阪環状線の内側は物件価格が高くなっていますが、外側に目を向ければ安い場所があり、緑橋もそのひとつです」と櫻井さん。地下鉄中央線と今里筋線が乗り入れ、JR大阪環状線・森ノ宮駅も徒歩圏内の立地とあって、コストパフォーマンスに優れたエリアと言えそうです。

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【本当に住みやすい街大賞2018in関西】第10位 緑橋(大阪府大阪市):コスパが良い、大阪中心部の穴場エリア

第9位:「山田」(大阪府吹田市)

「千里ニュータウンの中央部から少し離れているものの、最近開発が進められているエリア。値段の妥当性があるのでは」と櫻井さん。田中さんからは「名前で損をしているところがあるのではないでしょうか。北千里駅と南千里駅に挟まれ、千里ニュータウンから少し外れたところにあるため、コストパフォーマンスに優れています。万博記念公園内の大型複合施設、EXPO CITYも徒歩圏です」と説明があり、今後の伸び代を感じさせます。

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【本当に住みやすい街大賞2018in関西】第9位 山田(大阪府吹田市):駅周辺の発展も著しい、生活利便性の高い街

第8位:「香里園」(大阪府寝屋川市)

京阪本線の快速急行停車駅として知られていますが、櫻井さんは「阪急線沿線に比べると物件価格は割安感がある」と評価。買い物スポットなどの利便性と緑豊かな環境のバランスも良く、基本的な住みよさを備えたエリアと言えそうです。

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【本当に住みやすい街大賞2018in関西】第8位 香里園(大阪府寝屋川市):買い物に便利で緑が多く、暮らしやすい街

第7位:「元町」(兵庫県神戸市)

櫻井さんは「神戸の中心地である三宮からは少し外れていますが、ハーバーエリアに近く、買い物施設も充実しているため住みやすい」と評価。三宮駅から一駅、1キロ程度の距離で、観光客に人気の高い「旧居留地」にも近い好立地とあって、人気は当然かもしれません。

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【本当に住みやすい街大賞2018in関西】第7位 元町(兵庫県神戸市):繁華街・観光地としても活気がある街

第6位:「桂川」(京都府京都市)

櫻井さんは、京都の中心エリアは物件価格が高騰していることに言及。「桂川は新しく開発が進んでいる場所で生活利便性は十分。大阪に行きやすいこともポイントで、京都の近くに住みたい人にとって、現実的に住める場所だと思います」とコメント。

田中さんも「まだ歴史の浅い駅ですが、京都市アドレスながら中心部のように高額にはなっていないところが魅力。阪急京都線の洛西口駅も徒歩圏内で、交通利便性が高い立地です」と高評価でした。

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【本当に住みやすい街大賞2018in関西】第6位 桂川(京都府京都市):落ち着いた住宅街が広がる、子育て世代に人気の街

寝屋川市内の大学に通っていた安田さんが気になる街として挙げたのは、8位の香里園。「友だちが多く住んでいたこともあり自転車で遊びに行くことが多かったのですが、近くの商店街には八百屋など昔ながらの店が多いですし、家賃も安かった」とのこと。コストパフォーマンスの良さを再認識すると同時に「青春時代を過ごしたところがランクインして嬉しい」と語っていただきました。

「学生時代に通っていた街がランキングに入っていて嬉しい」とコメントする安田さん

じゅんいちダビッドソンさんも同じく、香里園に注目。子どもの頃からよく足を運んでいたそうで、「年季の入ったバッティングセンターに通っていた」とのこと。「サッカーじゃなくて?」という櫻井さんの少々意地悪な質問には「実は野球の方が得意なんですよ」とまさかの本音も飛び出しました。

一帯の中では栄えているエリアではあるものの、ランキングに入るイメージはなかったそうで、地元の人にとっても意外なランキングと言えそうです。

歴史ある街も、京都市民にとってはニュータウン!? 第5位から第2位を発表!

ベスト5の発表を前に、じゅんいちダビッドソンさんがランクインを期待する街を聞かれると「心の中のリトルホンダに聞いたら、ミラノって言ってますね」とにやり。自身としては「生まれ育った尼崎が入って欲しいですし、普段はランクインしないような街が入る傾向にあるようなので期待したいですね」と語っていただきました。実際のところはどのような結果となったのでしょうか?

第5位:「伊丹」(兵庫県伊丹市)

「住宅地としての歴史が非常に長いエリア。今も自然が多く残り、子育てしやすい環境が大きいですね。駅前の歩道橋などが整備された、安全・安心な街づくりもポイント」と櫻井さん。

田中さんからは「日本の清酒発祥の地。酒蔵も残っています。城址公園もあって、歴史を感じられる街です」と紹介がありました。

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【本当に住みやすい街大賞2018in関西】第5位 伊丹(兵庫県伊丹市):住環境が整い、和やかな雰囲気が漂う街

第4位:「学園都市」(兵庫県神戸市)

「学園都市はバリバリのニュータウン。道路幅が広く、歩道と車道が分離しているなどきれいな街並みが広がっています。『ニュータウン』と聞いてネガティブなイメージで捉える人も多いと思いますが、学園都市に関しては駅前にニュータウンが広がっている立地で、三宮駅から20分少々でアクセスできます。名前の通り周辺には大学も多く、若い人が活発に出入りをしていますので、他のニュータウンとは構造的に一線を画しています」と田中さん。

櫻井さんもそれに続き「学生が多いと飲食店などお店が経営しやすく、街が活性化します。 学校と住宅エリアの共存が上手く行っている場所と言えます」とコメントがありました。

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【本当に住みやすい街大賞2018in関西】第4位 学園都市(兵庫県神戸市):商業施設が揃い、教育環境に優れた街

第3位:「二条」(京都府京都市)

「京都の中心地でありながら、とんでもなく値段が高い訳ではないエリア。何とか手が届く範囲です。中心地は東京・大阪に住む富裕層がセカンドハウス目的で購入するケースが増えていますが、二条は地元の人が地に足を着けて暮らす場所になっています」と櫻井さん。

京都が本拠地の田中さんは、京都市民の目線と称してコメント。「田の字地区と言われる烏丸御池・阪急烏丸辺りの御所南側は、平安時代から続く街と言われています。対して二条城近くは徳川家康が築き大政奉還が行われた、つまり江戸時代以降の街。京都市民的には『ニュータウン』ですね」と語り、ゲストの両名は驚きの声を上げていました。

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【本当に住みやすい街大賞2018in関西】第3位 二条(京都府京都市):交通インフラが充実、アカデミックで閑静な雰囲気の街

第2位:「本町」(大阪府大阪市)

「本町を5年~10年近く歩いていない人からすると『住みやすい』以前に、住宅街のイメージがないと思います。ここ5~15年で事務所ビルが撤退し、タワーマンションを中心に住宅ストックが増加。そのためかつては見られなかった、例えばベビーカーを押しているお子様連れのお母さん姿などを見られるようになりました。古くからある街ですが、住みやすい街としては新興勢力と言えます」と田中さん。

櫻井さんは「心斎橋と淀屋橋の間に挟まれて、緊張感の緩む空間。そこにマンションが増えてきているということは、これからの発展性を大いに見込めると思います」と語りました。

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【本当に住みやすい街大賞2018in関西】第2位 本町(大阪府大阪市):3路線利用可、タワマン人気で子育て世代が増加中

ここまで振り返っての感想を問われた安田さんは、第3位にランクインした二条に注目。「京都に帰ると必ずご飯を食べに行ったり、骨董を見に行ったり、頻繁に足を運んでいます。大好きな街なので、ここを超える街はどこなのかとても気になります!」とのこと。

じゅんいちダビッドソンさんは、第5位の伊丹をピックアップ。水泳が特技として知られていますが、子どもの頃は伊丹のスイミングスクールに通っていたそう。また、「昆陽池で白鳥にかまれた」という珍エピソードやニッチな思い出話も公開し、会場を沸かせました。

「本当に住みやすい街大賞2018in関西」第1位は「尼崎」! その理由とは?

大賞となる第1位を獲得した「尼崎」を代表し、尼崎市都市整備局の住宅政策部長 樋上喜宏さん(写真中央)に、安田美沙子さんからトロフィーが授与された

第1位:「尼崎」(兵庫県尼崎市)

映えある第1位が尼崎と発表されるや、じゅんいちダビッドソンさんは「うそぉ!」と驚きの声。櫻井さんに「驚いたでしょう?」と問いかけられると「一瞬、うそつけって言いそうになりました」とポロリ。そんな意外な街、尼崎が第1位に輝いた理由は何だったのでしょうか?

「首都圏では都市部に近い工場エリアが見直されて、人気を高めています。武蔵小杉や品川、川口など、どんどん開発が進みマンションが増えています。工場跡地は区画が大きく分かれていて、道路はまっすぐ。マンションを中心とした住宅エリアに転用しやすい特徴があります」と櫻井さん。

そうした観点に基づき、10年ほど前から尼崎を推し続けていたとのこと。「人口もマンションも増えてきていますので、そのうち『憧れの尼崎』になる日も来るはず。多少価格が高騰しているものの、中心部に近い割にはまだまだ買いやすいことを高く評価しました」と選定理由を語っていただきました。

田中さんは「イメージで損をしている街」と分析。「30~40年ほど前の『空気が悪い』『治安が悪い』という街のイメージが先行している印象です。私が不動産業を始めてからずっと尼崎という街を見守ってきましたが、年々良くなってきています。関西人は良くも悪くもイメージで考えがちですが、JR東海道本線で尼崎駅から大阪駅までたった5分の立地は、東京で言えば品川や上野と同様のポテンシャルがある場所と言えます。物件価格は上昇しているものの、2,000万円台前半程度とまだまだ買える値段で、住みやすい街と言えるのではないでしょうか」と締めくくりました。

尼崎市都市整備局の樋上さんからは「本当に嬉しいです。尼崎は昔のイメージからとても変わってきていて『本当に住みやすい街』になってきていますし、今後さらに住みやすい街にすべく努力しています。今回、このように評価してもらい、本当にありがとうございました」とのコメントをいただきました。

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【本当に住みやすい街大賞2018in関西】第1位 尼崎(兵庫県尼崎市):再開発が進み、大きく変貌。アクセス至便でコスパ◎

コスパに優れた街が続々とランクインした「本当に住みやすい街大賞2018in関西」

※画像引用、参考記事:住宅ローン専門金融機関「アルヒ株式会社」主催 『ARUHI presents 本当に住みやすい街大賞2018 in 関西』 “本当に住みやすい街”TOP10を発表 1位は「尼崎」、2位「本町」、3位「二条」に決定

全てのランキングが発表され、感想を求められた安田さんは「最新の情報を得ることがとても大事だと思いました。街の様子は変化していますし、住みやすい条件も変わってきます。子どもがいる身として、今日発表された情報を大事に、住みやすい街を考えなければと思いますし、他の主婦の方々にも、今回の発表を参考に街を選んで欲しいです」と語りました。

自身の出身地が第1位に選ばれたじゅんいちダビッドソンさんは、「すがすがしい気持ちですね」と一言。本田選手の発言にかけたタイムリーなコメントに、会場からは思わず笑いが漏れました。尼崎市に関しては、地元のご友人から「JR尼崎駅付近がきれいになった」と聞いていたとのこと。今日の発表で改めて実感したそうです「将来はもしかしたら、関西に戻ってくるかもしれません。その時に、尼崎が栄えていたらとても嬉しいです。選定委員の方々に、あとで詳しい住宅購入事情を聴きたいと思います」と締めていただきました。

昨年の「本当に住みやすい街大賞2017」に続き、意外な街が多数ランクインを果たした「本当に住みやすい街大賞2018in関西」。コストパフォーマンスに優れた家を探している方は、今回の結果を参考にしてみてはいかがでしょうか?

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この記事の筆者
斎藤若菜 住宅ライター

ラジオパーソナリティを経てフリーライターに。住宅・インテリア・不動産分野を中心として、介護・グルメ・トラベルなどのジャンルでも執筆。リフォームや注文住宅関連の住宅情報誌をはじめ、雑誌、書籍、新聞、インターネットなどのさまざまな媒体で取材・執筆を手掛けている。ARUHIマガジンでは、「住宅購入者ストーリー」などを担当中。

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