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ジョンソン株式会社(本社:横浜市/社長:鷲津雅広)は、特に梅雨の時期に気になる、一般家庭内での「作りおき」の食中毒リスクに関する実証実験を行った。衛生微生物研究センター 主席研究員 李新一氏監修のもと、一般家庭内での「作りおき」シーンを想定し、作りおき料理中の菌繁殖を検証。また、併せて20代~40代の働く主婦1,000名を対象に、食中毒に対するアンケート調査を実施した。

食中毒が発生するレベルの菌が付着していても、見た目やニオイではわからない?!

今回の検証では、作りおきをする際の調理器具(包丁・まな板・タッパー)に食中毒リスクがある菌(黄色ブドウ球菌)が付着していたケースを想定し、長期保管時の菌の増殖を検証。

菌が付着した包丁・まな板を用いて、加熱調理した鶏肉を切り分け、タッパーに入れた状態で冷蔵庫で7日間保管した。

その結果、初日には料理に食中毒が発生するレベルの菌が付着しており、その量の菌が7日間付着し続けていても、鶏肉の見た目には変化が見られなかった。食中毒菌は少量の付着でも食中毒を引き起こす可能性があり、見た目やニオイにはほとんど影響がなくても、注意が必要とのこと。

作りおき料理の注意ポイント! 包丁・まな板・タッパーに菌が付いているケースが

今回の検証では加熱調理した鶏肉に、菌が付着した調理器具を用いて切り分けたシーンを想定。今回のように、加熱調理しても、その食材を菌がついたまな板の上や包丁で切ったり、菌のついたタッパーに保存したりすると、「作りおき」料理に菌が“ついて”しまう可能性がある。

たとえまな板・包丁・タッパー等の調理器具を食器用洗剤で洗っても、菌が付着したふきん等で拭いた場合は、同様のリスクがある。厚生労働省が推奨する食中毒対策にも、調理器具の消毒が挙がっている。

働く主婦1,000名に聞いた梅雨時期の「作りおき」での食中毒対策。調理器具への対策が課題!

20代~40代の働く主婦1,000名を対象にアンケート調査を実施。梅雨時期に「作りおき」を行い、かつ食中毒対策をしていると回答した人に具体的な対策を聞いたところ、「肉、魚、卵などを取り扱うときは、取り扱う前と後に必ず手指を洗う」(73.9%)、「時間が経ちすぎたものは思い切って捨てる」(71.8%)などが上位に入っていた。

しかし、まな板・包丁・タッパー等の調理器具を除菌・殺菌しているという人は10%を切っており、調理器具への対策はまだ浸透していないのが現状のようだ。

調理器具に付着する菌対策!アルコール除菌と煮沸消毒の効果を検証

調理器具に付着した菌の対策として、「アルコール除菌」・「煮沸消毒」の効果を検証。その結果、菌が付着した調理器具に対し、アルコール除菌剤をスプレーした場合、煮沸消毒した場合とも、99%以上菌が減少したことが確認できた。

特にアルコール除菌剤は、使用前にサッとスプレーするだけでよいので、手軽に除菌ができ、便利とのこと。

アルコール除菌剤は“使用直前”“乾いた状態”が効果的

食中毒対策としてアルコール除菌をしている人に使用シーンを聞いたところ、「料理後、調理器具を洗った後に吹きかける(器具が乾いた状態)」が42.5%、「料理後、調理器具を洗った後に吹きかける(器具が濡れた状態)」が28.8%と、料理後に使用する人が多い結果となった。

一方で、衛生微生物研究センター 主席研究員 李新一氏によると、使用後から次に調理するまで時間が空く場合、意図しない形で調理器具に菌が付着する場合もあるため、使用直前にも除菌を行う方がより効果的とのこと。さらに、濡れた状態でアルコール除菌剤を使用すると、アルコールが水分で薄まる可能性があり、除菌効果が低くなる恐れがある。乾いた状態で吹きかけることで、アルコール濃度の高い状態が保たれ、より除菌効果を発揮する。アルコール除菌剤を食中毒対策として使用する際には、”使用直前”に”調理器具が乾いた状態”で吹き付けるのが最も効果的とのこと。

まとめ

調理器具への食中毒対策のポイント

1)アルコール除菌剤を使うことで、検出できないレベルまで調理器具を除菌
2)加熱料理も要注意! 保存のタイミングで再汚染の危険あり
3)アルコール除菌剤は、”使用直前”に”調理器具が乾いた状態”で吹きつけるのが最も効果的

調査概要について
調査方法:インターネットリサーチ
実施期間:2018年5月25日(金)~2018年5月27日(日)
調査対象者属性:20-40代の働く主婦
調査対象居住地:全国
回答数:1,000名

ニュース参照元:@Press
ニュース情報元:梅雨時期の「作りおき」は食中毒リスクが?!冷蔵庫保管で見た目に変化がなくても、食中毒レベルの菌が存在

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