この記事は、約3分で読めます

内覧会、チェックすべきは「見えない箇所」

新築マンション引き渡し直前に行われる「内覧会」。やっと完成した我が家を前に、どうしても壁紙やフローリングといった表面的なキズ・汚れ等、目に見えるところにばかり注意が行ってしまいます。

もちろん表面部分もチェックしておきたいですが、と同時に「見えない箇所」も重要なのです。

そこで、内覧会や竣工検査に同行・立ち合いを行うさくら事務所のホームインスペクター(住宅診断士)が、チェックポイントをご紹介します。

何かあったら新生活に影響大、水回り

キッチンや洗面台、トイレなど、水が出るところの「通水確認」をしましょう。「通水確認」とは、流した水が水漏れすることなく排水されているかどうか?を確認すること。

給排水管は、日頃目にすることのない壁の中や床下に隠れており、水漏れは見えないところで起きている可能性があります。

(写真はさくら事務所提供)

このように、近くにある点検口を開け、内部の排水管の状態を確認することで意外と簡単に見付けられます。(事前に当日、点検口を開けてチェックしたい、水を流したい、と伝えておきましょう)

スイッチを入れるだけじゃダメ、換気設備

キッチンのレンジフードやトイレの換気など、「換気設備」が、しっかり機能しているかどうか確認する方法をご説明します。

このとき、スイッチを入れて「ブーン」と音がしただけで「よし、正常に機能してるな!」と満足してはダメ。換気扇の役割は汚い空気をきちんと吸い込むこと。

本当に空気を吸い込んでいるかどうかを調べてみないと、確認したことになりません。下記の4ステップに従って確認してみましょう!

(ちなみに、たまに見かける不具合として、「ブーン」と音がしているのに、汚い空気を吸い込むどころか反対に空気を吐き出している……なんてことがあります。)


【確認方法】

  •  【1】レンジフード内の蓋を開けてみましょう
  • (写真はさくら事務所提供)

【2】蓋を開くとこのような網状のパネルが見えるので、換気扇のスイッチを入れ、A4程度の紙を当ててみます(ティッシュでもOK)

(写真はさくら事務所提供)
  •  【3】少しすると換気扇が勢いよく空気を吸い込むので、紙がパネルにへばりつきます
(写真はさくら事務所提供)

【4】スイッチを切るとこの紙が落ちてくるので、これで空気をしっかり吸い込んでいることが確認できます


これで吸い込んでいることは確認できましたね。

次は、吸い込んだ空気がしっかり外部に排気されているかどうかも確認しなければなりません。

共用廊下やバルコニーに出て、外部に設置された排気口から空気がしっかり排気されているかどうかを確認してみましょう。排気口はバルコニーや共用廊下などの高い位置に設置されていることがほとんどです。長い棒に吹き流しを付けたものをもっていくと便利でしょう。

これを排気口に当て、スイッチを入れて、吹き流しが勢いよく流れればOK。

(写真はさくら事務所提供)

同じように、トイレや浴室の換気もチェックしてみましょう。

換気扇・排気口いずれも、ただスイッチを入れるだけでなく、しっかりと空気の出入りがあるかを確認することが大切です。

いかがでしたか?

マンションは人の手で作られるもの、どうしても多少の「ヒューマンエラー」は起こりえます。それでも入居前にしっかり点検しておけば、引き渡し後に発覚! なんて事態は避けられます。

内覧会時に見つかった不具合は、きちんと修繕をしてもらいましょう。ですが、場合によっては引き渡しまでに工事が終わらないことも。住み始めてからの補修はスケジュールなど問題もありますから、あらかじめいつまでに指摘箇所について補修が完了するのか確認をしておくことが大切です。

内覧会のときには、ぜひ普段隠れている箇所までチェックしてみてください!

関連記事

カンタンな質問でおススメ物件診断

住宅ローンをご検討中の方

この記事の筆者
さくら事務所 不動産の達人

「人と不動産のより幸せな関係を追求し、豊かで美しい社会を次世代に手渡すこと」を理念として活動する、業界初の個人向け総合不動産コンサルティング企業。1999年、不動産コンサルタント長嶋修が設立。(第三者性を堅持した立場から、利害にとらわれない)住宅診断(ホームインスペクション)やマンション管理組合向けコンサルティング、不動産購入に関する様々なアドバイスを行なう「不動産の達人サービス」を提供、40,000組を超える実績を持つ。さくら事務所

おすすめ記事