【本当に住みやすい街大賞2018in関西】第2位 本町(大阪府大阪市):3路線利用可、タワマン人気で子育て世代が増加中

本当に住みやすい街大賞とは、理想ではなく、実際にその地域で“生活する”という視点から、「発展性」「住環境」「交通の利便性」「コストパフォーマンス」「教育・文化環境」の5つの基準を設定し、住宅ローン専門金融機関であるアルヒ株式会社の膨大なデータをもとに、住宅や不動産の専門家が参画する選定委員会による公平な審査のもと「本当に住みやすい街」を選定したランキングです。

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【本当に住みやすい街大賞2018in関西 第2位「本町」(大阪府大阪市)】

総合評価4.05点
<審査基準>  発展性  4.5点
 住環境  3.75点
 交通の利便性  5点
 コストパフォーマンス  3.5点
 教育・文化環境  3.5点

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本町ってどんな街?

大阪を代表するビジネス街である「本町」(大阪府大阪市)。2大繁華街として有名なキタ(梅田)とミナミ(なんば・心斎橋)の間に位置しています。

最寄り駅である本町駅は、地下鉄御堂筋線、中央線、四つ橋線と3つの路線を利用することが可能。コンビニやカフェ、レストランなどの飲食店も充実しています。

【街の声】

「梅田、なんば、天王寺、新大阪へ乗り換えナシで行けるので、交通アクセスの面でとても便利です。ただ車の交通量が多く、騒音や排気ガスが少し気になります」(30代・女性)

「ビジネス街ということもあってカフェや飲食店が多く、食べる場所には困りません。平日はサラリーマンで溢れていますが、土日は非常に静か。治安も良い方だと思います」(20代・女性)

ビジネス街でもある本町。日中はサラリーマンの姿も多く見られる。
高層ビルやマンションが多く立ち並ぶ。
靱(うつぼ)公園。ビジネス街でありながら、バラ園やけやき並木など自然に癒されることができる。
駅から徒歩5分ほどの場所にあるカレー専門店「スパイス食堂ニッキ」。独学でカレーを研究したオーナーが2016年にオープンした。リピーターも多い、本町の人気店だ。
店内は落ち着いた雰囲気。ランチタイムには、賑わいを見せる。
メニューには、食べやすいマイルドなカレーから、通好みのスパイシーなカレーまで幅広く提供。定番メニューに加え、「本日の気まぐれカレー」としてさまざまなカレーを扱う。営業時間は11:30~16:00ラストオーダー(完売次第閉店)。

【発展性:4.5点】タワーマンションが人気。住宅街としてはまだ未成熟で発展の余地あり

オフィス開発が進む淀屋橋と商業施設開発が進む心斎橋に挟まれたエリア。大阪厚生年金会館の建て替えに伴って建設された超高層マンションが爆発的人気となり、居住人口が一気に増加しました。校区となる小学校では、1年生の生徒数が6年生の倍以上となるなど、子育て世代の移住が増えています。

ビジネス街としては古い歴史がある半面、住宅街としてのイメージは薄い印象もありますが、まだまだ発展の余地はあるといえるでしょう。

【街の声】

「都会の真ん中だけど、住んでいるマンションは落ち着いた雰囲気のエリアにあり、周囲の人たちも穏やかな印象があります」(50代・男性)

「最近また近くに大型タワーマンションが建ち、人が増えた。街の活性化は高まっていると思う」(40代・女性)

【交通の利便性:5点】大阪の主要な地点へ、乗り換えなしでアクセス可能

御堂筋線、中央線、四つ橋線と3つの路線を利用することができる本町。なんば、梅田ともに2駅しか離れておらず、中央線を利用すれば奈良方面へも乗り換えなしでアクセス可能。

また、御堂筋や阪神高速が近いため、自動車での移動も事欠きません。交通の利便性としてはトップクラスと言っていいでしょう。

【街の声】

「本町駅からは東西南北に路線が伸びているので、電車での移動はとにかく便利。堺筋本町駅まで歩けば堺筋線も使えます」(20代・男性)

「梅田と難波のちょうど真ん中くらいに位置しているので、どちらにも行きやすい点は大きなメリット。この範囲ならタクシーに乗ってもだいたいワンメーター+α程度なので、終電もさほど気になりません」(30代・男性)

【住環境:3.75点】飲食店が充実、都会にいながら緑を感じることができる環境

以前は商業の中心エリアという印象が強い街でしたが、タワーマンションの人気により「住みやすい場所」として注目度が高まっています。カフェやイタリアン、カレー、焼肉、居酒屋など、チェーン店以外の飲食店も充実。またフレスコ、ライフ等のスーパーマーケットも近く、日常の買い物にも困りません。

子育て層からシニアまで使える「靱(うつぼ)公園」も徒歩圏内にあり、都会のなかでも自然に触れられる環境にあります。

【街の声】

「和食、洋食、中華など、たいていのお店はこの界隈に揃っているので、食事に困ることはまずない。むしろどこを選べばいいか困ってしまうくらい」(30代・女性)

「靱公園は四季折々で景色が変わり、心癒されます。休日はジョギングや犬の散歩をしている人、子ども連れの家族を多く見かけます」(30代・女性)

「公園が近いのは良いが、夏になるとセミの鳴き声がうるさい。住んでいるマンションが幹線道路沿いのため、クルマの騒音や排気ガスが気になる人もいると思う」(50代・男性)

【教育・文化環境:3.5点】科学技術館や図書館などの文化施設に加え、神社・仏閣も

靱公園の東側には、体験しながら学べる子ども向けの施設「大阪科学技術館」があります。また、少し足をのばして中之島方面まで行けば、大阪市立科学館や国立国際美術館、大阪府立中之島図書館などもあり、文化施設は充実しています。

北御堂、南御堂、難波神社も徒歩圏内にあるなど、都心ながらも意外と神社・仏閣が点在しているエリアです。

【コストパフォーマンス:3.5点】タワーマンションが増加、価格もグレードも高い

築年数の古い分譲マンションを除けば、ほぼタワーマンションとなっており、グレードも価格も高い傾向にあります。

周辺の中古マンションの平均価格は3,500万円前後、新築では5,000~6,000万円程度。本町駅に近いタワーマンションの中には1億円を超える物件もあるなど、富裕層向けの印象もあります。

交通の利便性および住環境が良いぶん、価格も高くなっている傾向がありますが、需要が急速に落ちることはないでしょう。

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(最終更新日:2022.06.22)
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