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前回に引き続き、「一戸建て見学力チェック」の後編です。いくつ正解できますか?

「○」「×」とその理由についても、考えてみましょう。

【チェック6】床下や天井裏(小屋裏)をのぞける場所(点検口)はできるだけ見る?

(写真はさくら事務所提供)

正解「○」

部屋の中の異常は、目に触れやすいことから作り手や住まい手が比較的早期に気づきやすいことが多いもの。対して、床下や天井裏は日頃見えない場所のため、点検の目が届かず不具合が放置されてしまうことがあります。水漏れやシロアリなどの不具合も起きやすい場所ですから、必ずチェックして おきましょう。

【チェック7】壁紙に黒ずんだカビがあれば、雨漏りが起きている可能性が高い?

(写真はさくら事務所提供)

正解「×」

カビは、雨漏りだけでなくひどい結露でも発生することがあるため、すぐに雨漏りと判断することはできません。カビの原因が結露の場合、内装リフォームのときに壁の断熱材施工を一緒に行うと、結露を減らせ、問題を解決できることがあります。また、原因が雨漏りであれば、外壁や屋根など雨漏りの原因箇所を修理しない限り内装をきれいにリフォームしてもカビが再発してしまう恐れがあります。

適切な対処ができるよう、カビを発見したらその原因を推測していきます。

【チェック8】床下は水漏れとシロアリ被害が無ければ問題ない?

正解「×」

人通口が大きく、配管なども横断しておらず通りやすい水漏れとシロアリ被害以外にも、建物の耐震性に関係している基礎コンクリートや土台などに不具合がないか、冬の冷気が室内に伝わりにくくするための断熱材は適切に施工されているかも必ずチェックしておきたいポイントです。

【チェック9】夏の暑さ対策は天井裏(小屋裏)をチェックするといい?

(写真はさくら事務所提供)

正解「○」

家の断熱性能は、屋外に触れる床下・壁・天井裏(小屋裏)の全ての断熱材の施工状態が関係しますが、夏は太陽光により屋根が暑くなるため、特に天井裏断熱材の施工状態が重要です。断熱材が施されているか、隙間ができて熱気が室内に入るようになっていないかを確認するのがおすすめです。

【チェック10】築年数の浅い物件や新築では、地盤沈下が起こりにくいため、建物の傾きは調べなくても心配ない?

(写真はさくら事務所提供)

正解「×」

新築の一戸建てでも、土地(地盤)の状態により建物の重みで早期に地盤沈下が起きることがあります。 また、構造部材の施工が適切でない場合なども部分的な傾きが起きることがありますから、新築でも中古でも建物の傾きはチェックしておきたいポイントです。

なお、建物の傾きはビー玉では正確にはわかりません。ホームインスペクター(住宅診断士)は、傾きを調べる専門機器で確認します。


さて、皆さんはいくつ正解できましたか?

理由も含めて全問正解できた方は、自信を持って物件見学に臨みましょう。

ここでご紹介したのは建物の状態を確認する方法のほんの一部。とはいえ、これらのチェックポイントや建物に関する知識を知っておくと、効率的に物件見学が進めることができます。「買ってはいけない物件」を知らずに契約してしまう、なんて事態も避けられます。

いくつかの物件を見学し、いざ契約を検討するような物件に出会ったときには、より詳しく調べられるホームインスペクターに住宅診断をご相談してみてください。

●前編に戻る:「一戸建て見学前に知っておきたい! ○?×?一戸建て見学力チェック【前編】

本記事は、株式会社 さくら事務所による寄稿記事です。

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この記事の筆者
さくら事務所 不動産の達人

「人と不動産のより幸せな関係を追求し、豊かで美しい社会を次世代に手渡すこと」を理念として活動する、業界初の個人向け総合不動産コンサルティング企業。1999年、不動産コンサルタント長嶋修が設立。(第三者性を堅持した立場から、利害にとらわれない)住宅診断(ホームインスペクション)やマンション管理組合向けコンサルティング、不動産購入に関する様々なアドバイスを行なう「不動産の達人サービス」を提供、40,000組を超える実績を持つ。さくら事務所

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