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リフォームやリノベーションが以前より身近になったこともあって、中古住宅を購入する人が増えています。リフォームに関するさまざまなサービスが登場している昨今、すっかりきれいになった建物は、新築と見間違えるぐらい変わることも。しかし、知らない誰かのものだった家に住むことにまだまだ抵抗がある人も多いかもしれません。

それを解消する手段のひとつとして用いられるのが、家に残る気配を祓い清める、「家祓い(やばらい)」です。「お祓いなんて形だけで、気の持ちようではないの?」と思われるかもしれませんが、この気の持ちようこそが大切。そこで今回は、中古住宅購入の際のお祓いの必要性や費用、自分で行う方法などをARUHIマガジン編集部が調べてみました。

中古住宅購入でもお祓いをする人が増えている!? その理由は?

新築一戸建て住宅は建築する際、工事の安全や、建物が無事完成することを願って、地鎮祭、上棟式、俊工祭が行われます。これらは中古住宅であっても建てられた際に行われているはずなのですが、建売住宅を購入した場合など、住宅会社によっては執り行われていない可能性も高く、うやむやなケースも多々あります。

日本人は古来より、神羅万象すべての物に八百万の神が宿ると考え、家の中にも神棚を祀って大切にしてきました。そういう民族性があるせいか、これからお世話になる家の神様にきちんと挨拶をしていない状態はどこかすっきりしないと感じる人もいるようです。

そのため、地鎮祭等がしっかり執り行われたか確証が持てない場合、自分たちが暮らす前に改めてお祓いをする人が増えるのです。たとえ、事故物件と呼ばれるような“いわくつき”の物件ではなくても、中古住宅では、前に住んでいた人の“気”や“気配”が残っていると感じる人もいるため、そのようなことを意識すれば居心地悪く感じることもあるでしょう。あくまで気持ち的なものであっても、これらを浄化するといわれるお祓いは有効と考えられています。

お祓いのタイミングはいつ? どんなことをするの?

それでは、お祓いはいつするのがよいのでしょう? 家の古い気を祓い、気持ちよく新生活をスタートさせるというお祓いの目的を考えると、入居前に済ませておくのがベストです。忙しくて時間が取れなかったり、お祓いをしないで入居した後に気になることがあったりした場合、入居後にお祓いしてもよいでしょう。

お祓いでは“気”を払うとともに、家族の健康と家運を高めるための祈祷も行います。お供えも必要で、日本酒1升、塩0.5合、米1合、尾頭付きの鮮魚、野菜と果物(各3種)、乾物が一般的。これらを準備しておきましょう。

どこに依頼したらいい? 費用は?

お祓いは神主に執り行ってもらうため、神社に依頼することになります。近所の神社に問い合わせてみたり、インターネットで調べたりすることもできますが、不動産会社に紹介してもらえることもあるので相談してみましょう。料金は神社によって異なりますが、2~3万円が相場です。

熨斗(のし)袋に包み、水引は「結び切り」を選びます。表書きは「初穂料(はつほりょう)」とし、水引の下に世帯主の名前を記入します。神社によっては受付で払う場合もあり、その際に熨斗袋は必要ありません。

お祓いは自分でできる? やり方は?

お祓いはしたい、でも時間がなくて神社を探したり、神主を呼んだりする余裕がない……。そのような場合、自分でお祓いすることもできます。「盛り塩」といって、お清めに効果があるといわれている塩を小皿に盛って、家の中に置いて場を浄化する方法です。準備するものは塩と、直径5㎝程度の白い陶器の小皿または直径5㎝程度の正方形の半紙を数枚。塩といっても食卓塩ではなく、精製されていない天然の粗塩を使います。お清めの塩として神社で祈祷された専用の塩もありますが、スーパーで手に入る粗塩でも問題ないようです。しっかりお清めしたい場合、清酒を塩が湿る程度に振りかけるとよりよいでしょう。

手順としては、家の中から邪気を祓うため、家の奥から玄関に向かって盛り塩を置いていきます。陶器の小皿または半紙の上に、10~15グラム程度の塩を円錐状に盛り、部屋や廊下の四隅、玄関やキッチンの片隅、土地の四隅に置いていきます。塩の形が整えにくい場合、盛り塩専用の型も販売されているので利用すると便利です。

なお、盛り塩は、引っ越し作業がすべて完了すれば終了してもよいですが、風水の考え方では厄除けや運気アップの効果も期待できるとされているため、続けて行うのもおすすめです。月に1、2回程度、塩を取り換えるようにし、使い終わった塩はキッチンで水に流して処分しましょう。盛り塩で使った塩は邪気を吸っていると考えられているため、調理に使ったり、ごみ箱に捨てたりしないようにしましょう。

まとめ

お祓いやお清めは迷信だ、気休めだと思いながらも、きちんと済ませていなければ意外とすっきりしないものです。特に、生活の基盤を支える「家」ともなれば、気持ちよく暮らせる状態に整えておきたいですよね。中古住宅は建物のメンテナンスや手入れに注力しがちですが、目に見えない“気”もしっかりクリアにして、新生活を気持ちよくスタートさせましょう。

(※写真はイメージです)

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