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住宅の購入を検討している人にとって「戸建て」と「マンション」のどちらを選ぶかは、最初に解決しなければならない難題といえます。この問題を解決するには、両者の“メリット・デメリット”、“設備”、“価格の違い”について知っておくことが大切です。自分たちの希望に合った住宅がどちらなのかを明らかにするため、3つの違いについてARUHIマガジン編集部で調べてみました。

戸建てとマンションのメリット・デメリットを比較

「戸建て」と「マンション」を比較すると、それぞれのメリット・デメリットがみえてきます。

まずは価格です。同等の立地条件で比べた場合、一般的に戸建ての方がマンションよりも物件価格は高くなりやすいです。その一方で、長期的な視点からみた場合、土地の価値は下がりにくいため、戸建てのほうが資産価値は高くなります。つまり、安く買えるが価値が下がりやすいマンション、高く買って高く売れるのが戸建てといえるでしょう。

次に、月々の支払いについてです。戸建ての場合、月々の支払いは住宅ローンのみになります。一方、マンションの場合は住宅ローンに加えて管理費や修繕積立金を支払わなければなりません。しかし、戸建てにおいても定期的なメンテナンスは必要です。長く住み続けていれば修繕個所も増えてくるでしょう。マンションであれば、修繕業者への依頼や定期点検はすべて管理費に含まれているのに対し、戸建ての場合は自分で修繕費を積み立てるだけでなく、業者への依頼などもすべて自分でやる必要が出てきます。

そして最後に、セキュリティ面です。この点はマンションが圧倒的に優れています。オートロックや監視カメラ、コンシェルジュの滞在など、幾重にもセキュリティ対策がなされています。

【戸建てとマンションのメリット・デメリット】

 項目 物件種別 メリット デメリット
価格 戸建て 土地の価格が下がりにくく資産価値が高い マンションに比べて価格が高い
マンション 戸建てに比べて価格を抑えられる 資産価値が下がりやすい
月々の支払い 戸建て 住宅ローンのみの支払い 修繕費の積み立てやメンテナンス等の業者手配を自分で行う
マンション 管理人がメンテナンス等代行してくれる 住宅ローンの支払い+管理費・修繕積立金
セキュリティ 戸建て さまざまな対策を採り入れ、セキュリティを強化できる 自分でセキュリティ対策しないといけない
マンション 幾重にもセキュリティ対策がされている  オートロックマンション:鍵を家に忘れると入れない、管理費・共益費が高額になる など

一戸建てとマンションに付いている設備の違い

建物に付随する設備も、戸建てとマンションを比較する上で重要な要素です。これに関してはマンションに軍配があがるでしょう。マンションには多くの共用設備があり、住民は自由に利用することが可能です。エレベーターや防犯カメラはもちろんのこと、エントランスのオートロックなど戸建てにはない設備に事欠きません。

また、宅配ボックスやキッズルームなども見逃せない要素です。宅配ボックスがあれば留守中でも荷物を受け取ることができますし、キッズルームでは近所の同世代の子供たちと安心して遊ばせることができます。他にも、エントランスホールの一角を応接間代わりに使うことも可能です。

マンションは戸建てに比べて個人の空間は狭くなりがちです。しかし、その分共用設備に優れているので、使い方次第で家を実際以上に広く活用することができます。また、それぞれの設備の耐用年数を気にせずに済むのもメリットでしょう。戸建ての利点を挙げるとすれば、駐車場を無料で使える点でしょう。マンションの場合駐車場の利用に別途料金が必要な場合がありますが、戸建てであればその心配がありません。

一戸建てとマンションのランニングコストの違い

住宅ローンは最長で35年返済することになりますから、ランニングコストは重要な要素になります。戸建ての場合、ランニングコストといえるのは住宅ローンの返済のみです。もちろん、これに加えて適宜メンテナンス費用が必要になってきます。

しかし、メンテナンス費用で主となるのは、10年に1度の外壁の塗り替えくらいのものです。外壁の塗り替えコストはおよそ60〜80万円、屋根塗装を含めても60〜120万円ほどです。(※1)

10年に1度80万円の出費であれば、1年あたりは8万円、月々に換算すると7,000円弱の計算になります。マンションの場合、住宅ローン以外にもさまざまなランニングコストが生じます。管理費や修繕積立金だけでなく、駐車場や駐輪場の利用料金も必要です。管理費や修繕積立金だけで2万円ほどかかることは珍しくありませんし、さらに、駐車場使用料として別に1万円以上かかることもあります。これらを含めると、マンションの場合、住宅ローンの返済とは別に3万円ほどのランニングコストが上乗せされることになります。

一戸建てとマンションを買うならどちら?

一戸建てとマンションには、それぞれに良い点悪い点が存在します。そのため、どちらを購入するべきなのかは、自分のライフスタイルによって変わってくるでしょう。

戸建てのメリットはコストパフォーマンスにあります。購入時の費用はマンションに比べて高くなりますが、ランニングコストが安く、将来的に資産価値が下がりにくいのがメリットです。同じ価格帯のマンションと比較した場合、一戸建てのほうが広い空間を確保しやすい点もメリットの1つでしょう。

一方で、マンションの優位性は優れたセキュリティ機能と、多彩な設備にあります。マンション並みのセキュリティを一戸建てで確保するのは困難ですし、共有設備を上手に活用することで生活を彩り豊かなものにすることができます。マンションの住民同士、気兼ねなく付き合うことができる環境も、一戸建てにはないものでしょう。それぞれの特徴を把握した上で、自分のライフスタイルにあった住宅を選ぶことが大切です。

戸建てかマンションかは優先順位を考えて選ぶのがおすすめ!

一戸建てとマンションのどちらを買うか悩んでいるのであれば、自分たちがマイホームに何を求めているかを明らかにすることからはじめましょう。求めているものを書き出し、その上で優先順位をつけることで、どちらが自分たちにふさわしい住宅なのか、自ずと明らかになってきます。広さなのか価格なのか、利便性なのか安全性なのか、家族によって優先するものは違うはずです。

まずは家族で話し合って、自分たちの優先順位を決めましょう。優先順位を決めてモデルルームを見学すれば、自分たちの希望や妥協できる点がより明確になってきます。家は一生に一度の大きな買い物です。それだけに、購入前にしっかりと家族で話し合い、納得いくまで悩んでおきたいものです。

※1【外壁塗装コンシェルジュ】外壁塗装工事で30坪の費用相場を徹底解説

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