「投資は生き抜くためのリスクヘッジ」――“株グラドル”杉原杏璃流・投資の楽しみ方

投資家としての一面を持つグラビアアイドルの杉原杏璃さん。23歳から株式投資を始め、30万円の元手から1,000万以上の利益を上げるほどの手腕を発揮しています。どのようにして株式投資の知識を身につけていかれたのでしょうか。杉原さんに投資についての見解や不動産投資への展望について伺いました。

「お金が増えるだけだと思っていた」 若さと無知のおかげで飛び込めた投資の世界

――杉原さんが投資を始めたきっかけを教えてください。

23歳のころ、当時はグラビアの収入も少ない中、不定期でオーディションもあるのでアルバイトがなかなかできない状況だったんです。「なんとか仕事の合間にお金を稼げないか」と思っていたときに、周囲から勧められたのが株でした。そこから自分で調べてみて、「やってみないとわからないし、まずは始めてみよう」と思い、とりあえず野球が好きなので東京ドームの株を最初に買ったんです。

――リターンもある一方、リスクも考えられる投資に対して抵抗はありませんでしたか。

投資は単純にお金が増えるという印象があり、減るものだとはあまり思っていなかったんです(笑)。今だったら始めるまでにいろいろ考えてから決断すると思いますが、当時は若さと無知もあってとくに抵抗もありませんでしたね。

――株式投資の知識は、どのようにして身につけていかれたのですか。

実践で経験を積みながら勉強していきました。私は株を始めた当初から今も変わらず、自分が好きな銘柄しか買わないんです。興味があるものなら、勉強したり日々の動向をチェックするのも苦ではありませんから。野球関連やゲームなど、自分が関心をもった分野に注目していますね。また、新興銘柄だと上がり下がりが激しいので、アドレナリンもすごく出て、一日に何度もジェットコースターに乗ったようなスリルが味わえるんです(笑)。家にいながら楽しめるのは株の魅力のひとつだと思います。

――楽しみながら学べるのは大きなメリットですよね。そのほか、株式投資をやってよかったと感じたことはありますか。

株の話をきっかけに、人との会話や繋がりが広がったのは良かったなと思います。また、日本経済はもちろん世界情勢にも興味が湧くようになりました。大人になってこんなに勉強したくなるなんて思ってもみなかったので、自分にとってすごくプラスに感じています。また、グラビアアイドル以外の一面を持てたことで、仕事の幅も広がりました。

「理想は2拠点生活」 30代の目標は不動産投資

――現在、株以外の投資はされていますか。

これから伸びていくのではないかと予想して、仮想通貨を少しずつ楽しんでいます。また、以前から不動産投資にも興味はあったのですが、若いころは目に見える大きなものを買うのはすごくプレッシャーがあったんです。その点、株はどれだけ買ってもあまり実感がないので、怖さがなかったんですよね。うまくいかないときでも、パソコンを閉じればなかったような気になりますし(笑)。数万円で始められる手軽さもよかったんだと思います。ただ、今は「30代のうちに地元の広島に投資用の不動産を買いたい」という目標ができて、不動産投資の勉強も始めようと思っているところです。

――東京ではなく、故郷の広島で不動産の購入を検討されているのですね。

管理や需要を考えると、やはり東京の方がいいのかなとは思います。でも、やっぱり地元が好きなので広島なのかな、と。いずれは広島と東京の2拠点生活をしたいと思っているので、どちらにも物件があるのは理想的ですね。

「お金は働いてくれる“旦那さん”」 投資は生き抜くためのリスクヘッジ

――これまで投資で得た利益はどのように使われていますか。

基本的に利益は投資の費用に回しています。使うとしたら、家やクルマなど大きなものを買うときくらいですね。利益が出た分を使ってしまうと投資するお金が増えていかないので、無計画に使ったりはしないですね。利益はどんどん回していかないと。

――杉原さんが投資し続ける理由はなんでしょうか。

自分の体はひとつしかなく、こなせる仕事量にも限りがあるからこそ生き抜くためのリスクヘッジですね。私が倒れたり、仕事でうまくいかなくなっても大丈夫なように“お金”にも働いて稼いでもらうイメージです。お金は、私にとって「働いてくれる旦那さん」みたいな存在なんです(笑)。銀行で寝かせておくだけではもったいないし、多少のリスクはあっても冒険しないと上手くいくこともないので、“旦那さん”にどんどんチャレンジしてもらって楽しみながら投資を続けていきたいですね。

(取材・記事執筆:プレスラボ)

(最終更新日:2019.10.05)
~こんな記事も読まれています~