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この記事は、フランスベッド販売株式会社に聞く“快眠できるベッドの選び方”を紹介する全2回の連載コラムです。後編の今回は、「マットレスの選び方」について語っていただきました。

前回は、マットレスの種類や高反発・低反発の違い、夫婦の寝室に置くベッドを選ぶコツを教えていただきました。今回も引き続き、フランスベッド販売株式会社の川添さんに、“価格による違い”や“日本人向きのマットレス”について伺うとともに、フランスベッドオリジナルの「寝姿勢測定器」も体験してみました。

(前編はこちら:快眠できるベッドの選び方【前編】プロに聞くマットレスの種類とお薦めサイズ

マットレスの価格による違いとは?

――マットレスを選ぶにあたって、あまりに種類が多く、迷ってしまう方も多いと思います。商品によって値段にかなり開きがありますが、違いはどんなところにあるのでしょうか?

川添さん:例えば、当社のライフトリートメントマットレスシリーズですと、硬め・標準・やわらかめ・低反発のそれぞれで、スタンダードモデルの「デラックス」、ナノテンプサーモという温度調節機能が付く「スペシャル」、マットレスの周囲を強化する特殊加工を施した「プロウォール」仕様の「エクセレント」、高密度ラバータッチフォーム等を使用した最上級の「インペリアル」と4つのクラスを設けています。詰め物や表の生地でも、値段は変わってきますね。ただし、「高額なものほど快適」とは限らず、ご自身に合うマットレスを選ぶことが大切です。

日本人は硬めのマットレスが好き

――前回、体の凹凸が大きい欧米の方は、低反発やソフトなマットレスを好む傾向にあると伺いました。日本の方にはどんなマットレスが合っているのでしょうか?

川添さん:日本の方と欧米の方では体格や骨格だけでなく、生活環境も異なりますので、最適なマットレスも変わってきます。欧米で販売されているマットレスは全体的にやわらかめの物が多いですね。布団を使ってきた文化がある日本の方は硬めを好む方が多く、中でも腰痛持ちの方は特に、硬めのマットレスを選ぶ傾向があります。フランスベッドで言うところのハードタイプですね。

しかし、腰痛持ちの全ての方にとって、ハードタイプが最適な選択とは限りません。その方々それぞれ体型や、寝姿勢も異なるからです。リラックスして立った時の姿勢で寝ることが出来るものが一番体にとって良いとされていますから、その姿勢で眠れるマットレスをお使いいただくのがベストです。フランスベッドには、「寝姿勢測定器」という機械があり、性別、年齢、体型をもとに、お一人お一人に合う寝具をご提案しています。更に、ご体感いただくときには、診断を基に現在お使いの寝具などもヒアリングして、より身体に合うものをご提案させて頂くことを心掛けています。

フランスベッドが提携する、英国王室御用達の称号を授かったベッドブランド「スランバーランド」のベッドは、世界のラグジュアリーホテルで採用されている。

寝姿勢測定器で自分にぴったりのマットレスと枕をチェック

そこで、ショールームにある「寝姿勢測定機」を実際に体験させていただきました。筆者もご多分に漏れず腰痛持ちで、普段は硬めのマットレスを使用しています。果たして、その選択は正しいのでしょうか?

測定器の前に立つと、後頭部から首、背中、腰、臀部までのバックラインと身長・体重が一瞬で測定され、モニターに数値が表示されました。それをもとに、最適なマットレスの硬さと枕の高さを提案して貰えます。筆者の場合は、「ミディアム」のマットレスに、低めの枕という判定でした。その場にそれぞれ硬さを体感できるよう、硬さの違う3種類のマットレスと様々な枕が用意されているため、お薦めの組み合わせをその場で体感することができます。「マットレスは硬めでないと眠れない」という固定概念がありましたが、「ミディアム」でも全く違和感がないことに驚きました。自分の思い込みを信じすぎず、「寝姿勢測定機」の客観的な判定を参考にすることで、より自分に合ったマットレスと枕を選ぶことができそうです。

ベストな寝姿勢が一瞬で分かる「寝姿勢測定機」。頭部から臀部までのラインは人により、大きく異なるそう。

ベッドフレームは見えない部分や品質までチェック

ここまで、寝心地を最も左右するマットレスの選び方を伺ってきましたが、ベッドフレームも選ぶコツはあるのでしょうか?再び川添さんにお聞きしましょう。

――ベッドフレームは、デザインで選んでしまいがちですが、チェックすべきポイントはありますか?

川添さん:ご自身の生活環境に合ったものを選ぶと良いでしょう。例えば、引っ越しをする機会が多い方ですと、ベッドフレームを解体して運ぶ必要が出てきます。しかし、他社では、一度組み立てた後は解体しない前提で作られたベッドも見受けられ、木ネジや接着剤で組み立てるベッドですと、解体時に破損してしまったり、再度組み立てようとしてもネジ穴が効かなくなってしまったりすることがあります。ネジとネジ穴がいずれも金属の部品を用いているベッドでしたら、何度も解体や組み立てをしても問題が起きにくいです。フランスベッドの商品は金属のネジで、もし緩んでもご家庭のドライバーで簡単に締め直すことができます。

ネジとネジ穴が金属のベッドなら、解体と組み立てを何度か繰り返しても安心して利用できる。

布団やマットに溜まりがちな湿気に配慮するなら、床板がスノコのベッドフレームを選ぶと良いでしょう。マットレスの構造上、フランスベッドのマットレスは湿気がたまりにくくなっています。また、小さなお子様がいる家庭では、マットレスを裏返したり、上下向きを変えたりするメンテナンスやカバー交換の時についスノコの上でお子様が遊んでしまい、うっかり破損してしまうことがあるかもしれません。当社ではスノコ床板を単品で購入することができるので、万が一の際、ベッドフレームごと買い替える必要がありません。そういったアフターケアも、購入のポイントになるでしょう。

また、化学物質に敏感な方でしたら、シックハウス症候群対策も必要です。当社の商品ですと、改正建築基準法が定めるJIS工場で生産されるJIS製品に表示することが義務づけられている、ホルムアルデヒド等級の最上位規格を表す表示「F☆☆☆☆エフ・フォースター」を導入しているフレームもあります。そういったフレームを選ぶのも一つの判断基準になると思います。

フランスベッドのスノコ床板はウェーブ加工で滑りにくく、通気性に優れている。
(一部、オプションの物もあります。)

空間を有効活用できる収納付きベッドやソファベッドも人気

――ベッドはスペースを取りますから、収納付きベッドも気になります。引き出し式と跳ね上げ式があるのですね?

川添さん:より収納力が高い、跳ね上げ収納タイプが人気ですね。機内持ち込み用のスーツケースが入るほどの厚みがある商品もあり、貴重な収納スペースとして活躍すると思いますよ。跳ね上げ式のベッドは、マットレスを動かすと蓋が自然に持ち上がってしまう商品も多いのですが、当社の「GRANDYグランディ」という商品に採用されている跳ね上げ収納式フレームはマットレスを外してもガス圧の負荷がないため、ストッパーなしでも跳ね上がりません。

跳ね上げ収納タイプのベッドは、間取りに応じて、縦開きと横開きを選ぶことができる。

1台でソファとベッドの役割を果たす、ソファベッドも一定の需要があります。お客様用として購入される方や、リビングでお酒を飲んだ後についついうたた寝をしてしまうご主人のために購入される方もいらっしゃいます。高齢者のご家族がいらっしゃる場合、日中は奥様の目が届く場所でソファとしてお使いいただき、夜はベッドとして使うケースもあります。女性でも片手で一押しするだけで、ソファからベッドに早変わり。限られたスペースを有効に使いたい方にピッタリですよ。

写真のソファベッドはボンネルスプリングタイプだが、下部を収納スペースとしても使える。

前編・後編に分けて、マットレスやベッドフレームの特徴をご紹介致しましたが、いかがでしたか? 新居に合わせてベッドの新調を予定している方や、現在使用しているベッドが合わないと感じている方はこれを機に、ご自身や家族のライフスタイルを想定しながら、より快適に寛げるベッドを探してみてはいかかでしょうか。

取材協力:フランスベッド販売株式会社

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<連載>快眠を手に入れる方法をプロが伝授
快眠できるベッドの選び方【前編】プロに聞くマットレスの種類とお薦めサイズ
快眠できるベッドの選び方【後編】体型に合うマットレスと、フレームのチェックポイント

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この記事の筆者
斎藤若菜 住宅ライター

ラジオパーソナリティを経てフリーライターに。住宅・インテリア・不動産分野を中心として、介護・グルメ・トラベルなどのジャンルでも執筆。リフォームや注文住宅関連の住宅情報誌をはじめ、雑誌、書籍、新聞、インターネットなどのさまざまな媒体で取材・執筆を手掛けている。ARUHIマガジンでは、「住宅購入者ストーリー」などを担当中。

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