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千葉県の北西部の東葛地域に位置し、東京のベッドタウンとして知られる柏市。駅前の柏高島屋ステーションモールや昨年オープンしたセブンパークアリオ柏など商業施設が充実しており、東口にはセレクトショップが集まる「ウラカシ」も。その一方で、豊かな自然が残っている環境も魅力です。そんな柏市で2人のお子様と暮らすパパ、Nさんの声とともに「将来性」「交通の利便性」「教育・文化環境」「住環境」「コストパフォーマンス」という5つの基準をもとに、街の特徴を見ていきましょう。

柏市ってどんな街?

都心まで乗り換えなしでアクセス。商業施設の充実したエリアが点在する街

柏市の人口は、約42.3万人・18.5万世帯(参考:毎月常住人口:柏市役所※2018年6月現在)。JR常磐線と東武アーバンパークライン、つくばエクスプレスが通り、都心まで通勤しやすい立地です。柏市内やその周辺には学校が点在していることから、学生にも人気。古くから賑わいを見せてきた柏駅前だけでなく、再開発が行われた隣の南柏駅前や、整備された街並みが心地良い柏の葉キャンパス周辺など、便利で暮らしやすいエリアがあちこちにあります。

[街の声]

マイカーユーザーが多いエリアのため、駅から距離があるエリアにもショッピングスポットがあります。我が家は引っ越した後に、自動車を購入。休日も地元ですべての用事が事足りてしまいます。(柏市在住・Nさん)

【将来性】柏駅前に集中していた人口が、市内に分散しつつある傾向

 2016年、柏駅のシンボル的存在だった『そごう柏店』が閉店。その原因は、2005年に開通したつくばエクスプレスの影響で、柏駅そのものの利用者が減少したためだと言われています。その一方で、『柏マルイ』『柏モディ』のリニューアルオープン、複合施設『柏DayOne』のオープンなど明るいニュースも相次ぎ、活気のある街であることに変わりはありません。

最近は、『イオンモール柏』や『モラージュ柏』、『セブンパークアリオ柏』といった、駅からは距離がある商業施設にも人が集まる傾向のため、今後さらなる発展が期待されます。

[街の声]

そごうが閉店したのは残念ですが、柏駅前にはそれ以外にもたくさんの商業施設で賑わっていて飽きが来ません。大型のショッピングモールも柏駅を中心に10km圏内に複数あるので、週末はどのショッピングモールに出掛けるか家族といつも楽しみにしています。(柏市在住・Nさん)

上段/モラージュ柏、下段左/イオンモール柏、下段右/セブンパークアリオ柏

【交通の利便性】都心まで乗り換えなし、30分程度でアクセスできる

JR常磐線の柏駅から、上野駅まで直通で30分弱、東京、新橋、品川といった主要駅にも乗り換えなしでアクセスできます。2015年に、東海道本線と宇都宮線、高崎線とともに直通運転を行う「上野東京ライン」が開通し、格段に便利になりました。東武アーバンパークラインを利用すれば、大宮駅など埼玉の主要駅まで1本ですし、つくばエクスプレスに乗れば、秋葉原駅や浅草駅まで楽々移動できます。

マイカーの利用者が多いエリアですが、予約型相乗りタクシー「カシワニクル」でエリア内を300~500円で移動できますし、バス代わりに利用できる「かしわ乗合ジャンボタクシー」も毎日運航しているので、マイカーがなくても安心です。

[街の声]

常磐快速は通勤時間帯は混んでいますが、各駅停車は始発も出ているのでタイミングを合わせれば座って都内まで通勤できます。そのまま千代田線、小田急線にも乗り入れているので、うまく座れれば通勤のストレスも軽減されます。(柏市在住・Nさん)

【教育・文化環境】保育園は待機児童ゼロ! 幼稚園は特色豊かで申し込みは先着順

2015年~2017年の3年間、国基準の待機児童数ゼロを 3 年連続で達成。今後新設予定の保育園も多く、共働き世帯にとっては嬉しいポイントでしょう。希望者が多い園に入りたければ、願書提出のために夜中から並ぶケースもありますが、幼稚園は先着順で入園できます。中には、芝生のグラウンドを裸足で走り回ったり、ネイティブの教師に英語を習ったり、音体教育や絵画工作、茶道なども習える幼稚園も。そうした特色のある幼稚園は競争率が高い傾向にあります。

習い事は『柏洋スイマーズ』というスイミングスクールが有名。選抜コースもあり、ジュニアオリンピック優勝者も輩出しています。週4~5回通っている、熱心なお子様も多いようです。また、柏市には多数のスポーツチームがあり、中でもJリーグの「柏レイソル」が有名です。ホームスタジアム『日立柏サッカー場』では小学生を対象としたアカデミー「柏レイソルサッカースクール」を開催しています。

その他の子育て支援については、柏市が運営する「はぐはぐ柏」というサイトで情報を収集することができます。

[街の声]

長男の入園時にはいくつもの幼稚園を比較検討した中で、妻が幼少時に通っていた『柏幼稚園』を選びました。幼稚園バスが来てくれるので、通園がとてもラク。課外授業が多く、広大な畑で芋堀りをしたり、上野動物園へ行ったり、筑波山で宿泊体験をしたり、幼稚園内でも毎月、子どもと一緒に料理を作る体験があります。同行する親は大変なのですが(笑)、子どもにとっては様々な経験ができていると思います。長男がもうすぐ小学生なので、小学校の学区については情報を収集しているところ。柏駅前にある『柏市立柏第一小学校』は教育熱心で評判が高いですし、広いグラウンドがあり、教育にも運動にも力を入れている『柏市立柏第三小学校』も良さそうだと思っています。(柏市在住・Nさん)

柏レイソルのホームグラウンド『日立柏サッカー場』に隣接する『日立台公園』

【住環境】マイカーがあるとショッピングに便利だが、駅前の商業施設も充実

柏駅前には『柏タカシマヤ』を含む『柏高島屋ステーションモール』や『柏マルイ』があり、商業施設が充実しています。マイカーがあれば『モラージュ柏』や『イオンモール柏』、16号線沿いにできた『セブンパークアリオ柏』などに行きやすく便利。『モラージュ柏』がある大山台エリアには『イオンタウン松ヶ崎』などショッピングスポットが集中的に出店。『ヤマダ電機 テックランド柏店』『コジマ×ビックカメラ柏店』など家電量販店もあり、1ヶ所で一通りの買い物ができます。

とは言え、柏の葉キャンパスにある『ららぽーと柏の葉』のような駅前の施設や、シャトルバスを走らせているショッピング施設も多いので、マイカーがなくても日常生活に支障はないでしょう。

[街の声]

日常の買い物は、『コジマ×ビックカメラ柏店』の1階に入る激安スーパー『ロピア柏コジマ店』へ。ロピアができるまでは、『マミーマート』をよく利用していました。今でもたまに覗きます。手土産のお菓子などを買うときには、駅前の『柏タカシマヤ』を重宝しています。(柏市在住・Nさん)

左/ロピア柏コジマ店、中央/ヤマダ電機 テックランド柏店、右/柏タカシマヤ

水辺の景観が見事な公園やバーベキューができる公園など自然豊かなスポットの数々

商業施設が揃って便利な一方で、自然が豊かなエリアも点在しているところが柏市の魅力。手賀沼エコマラソンの会場として知られる『柏ふるさと公園』は手賀沼に面していて、時々白鳥が触れそうなほど近くまで来ることも。柏ふるさと大橋を渡れば『北柏ふるさと公園』もあり、ゆったりと過ごせます。

風車や蓮池が見事な『あけぼの山農業公園』や、柏の葉キャンパス駅から徒歩圏内で散歩に最適な『柏の葉公園』、じゃぶじゃぶ池などがあり手軽にバーベキューも楽しめる『手賀の丘公園』など、他にもたくさんの公園があり、用途に応じて使い分けが出来ます。『モラージュ柏』に隣接する『松ヶ崎中央公園』も人気があります。

[街の声]

『柏ふるさと公園』には、大堀川沿いのサイクリングロードでストライダーの練習をする時など、度々訪れています。『柏ふるさと公園』の隣には『柏市中央体育館』があり、様々なスポーツができるので子どもたちに人気です。(柏市在住・Nさん)

上段/柏ふるさと公園、下段/北柏ふるさと公園

無料のシャトルバスで通える総合病院から小さなクリニックまで、充実の医療機関

柏市内には、大小様々な病院があります。東葛地区の中核病院として知られる『柏厚生総合病院』は近隣の駅から無料のシャトルバスを運行しているため、多くの地元民が利用しています。北柏駅から徒歩圏内で、救命救急センターに指定されている『東京慈恵会医科大学附属柏病院』、柏たなか駅前の『柏たなか病院』も便利です。柏の葉エリアにも『国立がん研究センター東病院』や、地域診療から専門的な治療まで対応する『辻仲病院柏の葉』などがあります。

なお、「柏市子ども医療費助成受給券」を提示すれば、中学3年生まで医療費の自己負担額は300円のみ。お子様の費用負担が少ないことも特徴です。

[街の声]

小児科の行きつけは『こしぶ小児科』。アレルギー科があり、専門医が在籍していることで有名です。長男がややアトピー体質なので、近くにこういった病院があると心強いですね。『柏厚生総合病院』は、入院時や休日にお世話になりました。小児医療が充実していますし、建物が新しくきれいなところもいいですね。(柏市在住・Nさん)

【コストパフォーマンス】柏の葉キャンパスエリアの地価が上昇中!

柏市の土地価格は、15万4,091円/平米(坪単価50万9,393円/坪)。3年前の15万544円/平米(49万7,668円/坪)以降、地価は少しずつ上がっています。中でも上昇著しいのが、柏の葉キャンパスエリア。柏駅周辺の30万3,323円/平米(100万2,722円/坪)に次いで地価が高く、17万5,345円/平米(57万9,654円/坪)。3年前の12万9,175円/平米(42万7,024円/坪)と比べて、実に4割近く上がっています。柏の葉キャンパス駅周辺は駅周辺景観重点地区に設定されているため、駅に近い利便性と緑あふれる景観、落ち着いた住環境を両立できるところも魅力でしょう。

【「柏市」近辺の土地価格、坪単価比較】

   土地価格  坪単価
柏市(平均) 15万4,091円/平米 50万9,393円/坪
柏駅 30万3,323円/平米 100万2,722円/坪
柏の葉キャンパス 17万5,345円/平米 57万9,654円/坪
南柏 15万6,321円/平米 51万6,765円/坪
常盤平 14万222円/平米 46万3,544円/坪

※参照サイト:「土地価格相場が分かる土地代データ」2018年6月時点参照。価格データは2017年[平成29年]のもの。

子育てがしやすく便利な柏市で、マイホームの購入を検討中

最後に、Nさんに今後のお住まいについて聞いてみました。

妻の薦めで引っ越した柏市ですが、実際に暮らしてみると子育てにぴったりの街だと感じています。買い物をするにも、子どもを遊ばせるにも便利なスポットがたくさんありますし、教育環境もととのっています。現在は、息子の小学校入学までにマイホームを購入したいと計画しているところ。これからも、柏市でのびのびと子育てができればと思っています。

【住宅購入体験談】千葉県柏エリア近郊で家を購入した方のストーリーを読む

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この記事の筆者
斎藤若菜 住宅ライター

ラジオパーソナリティを経てフリーライターに。住宅・インテリア・不動産分野を中心として、介護・グルメ・トラベルなどのジャンルでも執筆。リフォームや注文住宅関連の住宅情報誌をはじめ、雑誌、書籍、新聞、インターネットなどのさまざまな媒体で取材・執筆を手掛けている。ARUHIマガジンでは、「住宅購入者ストーリー」などを担当中。

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