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東京都の板橋区と練馬区の区堺に位置する、東武東上線 下赤塚駅。すぐ近くには有楽町線と副都心線の地下鉄赤塚駅があり、2駅3路線が利用できる便利なエリアです。駅前にはいくつもの商店街があり、各種店舗が軒を連ねています。それでいて、どことなくのんびりとした空気が流れているのは、公園が多く、自然豊かなスポットが多いからでしょうか。そんな下赤塚で、結婚を機にご夫婦で下赤塚に引っ越したIさんにお話を伺いながら、「将来性」「交通の利便性」「教育・文化環境」「住環境」「コストパフォーマンス」という5つの基準で、町の特徴をチェックしてみましょう。

下赤塚ってどんな街?

2つの都立公園に挟まれ、駅前には3つの商店街。自然を感じながら便利に暮らせる街

下赤塚駅北口から西へ伸びるのは、『赤塚一番通り商店街』。激安で有名な衣料品店やどこかホッとする総菜店などが並び、下町風情を感じます。北側には『赤塚銀座会』、下赤塚駅と地下鉄赤塚駅の間には、『下赤塚駅南商店会』も。駅から少し歩けば、北に『赤塚公園』、南に『光が丘公園』といった大きな公園があり、新東京百景にも選ばれた東京大仏で知られる『乗蓮寺』も徒歩圏内。温かみを感じる街並みです。

[街の声]

毎日の通勤を考えれば交通アクセスが良いエリアで暮らしたいですが、田舎出身のため、ごみごみしているところは苦手。徒歩圏内に『光が丘公園』があるのでいつでも自然と触れ合えて、ゆったりとした気持ちで暮らせます。(下赤塚在住・Iさん)

東部東上線下赤塚駅、南口は1階・2階をテナント、3~5階は集合住宅になっている
東部東上線下赤塚駅、南口は1階・2階をテナント、3~5階は集合住宅になっている

【将来性】駅ビルのリニューアルやスーパーの開業で、より便利な街に

下赤塚駅の1~2階にはこれまで、ファミリーレストランやファーストフード店が入っていました。現在はリノベーション工事が行われている最中で、2018年4月には完成する予定。引き続き、1~2階はテナントが入り、コミュニティスペースなどの新設も計画されています。また、現在建設中の分譲マンションの1階に『東武ストア』が開業予定。ますます便利になりそうです。

[街の声]

下赤塚駅は工事中で寂しい状態になっていますが、リノベーション後にどんなテナントが入るのか今から楽しみです。(下赤塚在住・Iさん)

赤塚周辺の再開発工事が行われており、下赤塚駅ビル・賃貸マンションはリノベーションしていく計画
赤塚周辺の再開発工事が行われており、下赤塚駅ビル・賃貸マンションはリノベーションしていく計画

【交通の利便性】東武東上線と有楽町線、副都心線の3路線を使いこなしてラクラク移動

東武東上線下赤塚駅から池袋まで、直通約10分。川越街道を挟んで目の前に東京メトロ有楽町線と副都心線が乗り入れる地下鉄赤塚駅があり、同じく乗り換えなしで新宿まで約20分、渋谷は25分程度でアクセスできます。副都心線で元町中華街へ行くのも、東武東上線で川越へ行くのも乗り換え不要とあって、オンの日の利便性はもちろん、オフの日も楽しめそうな環境です。

[街の声]

東武東上線は、東京メトロよりも終電時間が20分程度遅いため、飲み会の後に重宝します。2駅3路線使える環境は、有難いですね。(下赤塚在住・Iさん)

【教育・文化環境】保育園の新設が進んでいるものの追い付かず。保育園は早めの入園が確実

板橋区では保育園の数を積極的に増やしていますが、入園希望者も増えているため、2017年の待機児童の数は231人。2016年と比べれば大幅に減少しているものの、まだ課題を残しています。待機児童のうち、203人が1歳児なので、早めに仕事復帰をして子どもを保育園に入れたい方は、0歳児から入園を申し込むなど対策が必要でしょう。なお、隣接する練馬区の、2017年の待機児童数は48人と少なめ。光が丘駅寄りの練馬区アドレスで住居を探すのも手です。

板橋区の小学校は学校選択制が導入されていますが、数年前に見直しが行われ「入学予定校変更希望制」となりました。通学区域校以外の学校へ入学を希望する場合は申請手続きが必要です。希望者が集中した場合、通学区域以外の人は公開抽選に参加することになります。

練馬区の小学校は、学校選択制を導入せず。いずれの区で暮らすとしても、希望校が明確な場合は通学を見据えた家探しが必要です。

【住環境】周辺には小さなスーパーが点在。まとまった買い物は成増や光が丘へ

下赤塚駅付近には、地域密着型の『スーパーみらべる下赤塚店』があり、深夜1時まで営業しています。その他、『ライフ赤塚店』『よしや光が丘店』も徒歩圏内。『まいばすけっと』『アコレ』といった小さなスーパーもたくさんあります。少し足を伸ばして、隣の成増駅まで行けば24時間営業の『西友成増店』が、光が丘駅にはショッピングセンター『光が丘IMA』があり、一通りの買い物ができます。

[街の声]

ちょっとした買い物は『まいばすけっと』を愛用。ローカルスーパー『みらべる』にも行きます。自転車で『光が丘IMA』まで行けば何でも揃いますよ。(下赤塚在住・Iさん)

『光が丘IMA』にはイオンやLIVINの他、120もの専門店が入っている
『光が丘IMA』にはイオンやLIVINの他、120もの専門店が入っている

都内でも有数の広さを誇る『光が丘公園』が地元住民の憩いの場に

『光が丘公園』は、広大な芝生広場で1,000本を超える桜を鑑賞できるお花見スポットとして有名。秋は、有楽町の旧都庁舎前から移植された銀杏並木も見事です。デイキャンプ広場やバーベキュー広場、水遊びのスペース、図書館もあり、子どもから大人まで楽しめるスポットで、週末は子ども連れや家族でいっぱいです。また、下赤塚駅の近くにも『たがら公園』『赤塚新町公園』といった小中規模の公園があり、普段使いできそうです。

[街の声]

『光が丘公園』に歩いて行ける環境がお気に入りです。成増で一人暮らしをしている頃から、ランニングに利用していました。ランニングコースが木で覆われているので、木陰を走れて快適。最近は週末、夫婦で走るようになりました。(下赤塚在住・Iさん)

『光が丘公園』の広大な敷地はスポーツをするにも、散歩を楽しむにも、バードウォッチングをするにも最適
『光が丘公園』の広大な敷地はスポーツをするにも、散歩を楽しむにも、バードウォッチングをするにも最適

チェーン店から都内の人気店まで、手軽な飲食店が揃う

下赤塚駅と地下鉄赤塚駅に挟まれたエリアには、チェーン店のファミリーレストランや焼き肉店、居酒屋など各種飲食店が建ち並び、川越街道沿いには人気のラーメン店も。下赤塚駅北口の『赤塚一番通り商店街』内にも、バラエティに富んだ飲食店が揃っています。地下鉄赤坂駅側には、都内で人気のイタリアンもあり、連日賑わいを見せています。成増や光が丘にも飲食店が多いため、行動範囲内として捉えれば様々な食を楽しめそうです。

[街の声]

引っ越した当初、都内で通っていた『イルキャンティー』を徒歩圏内に見つけて驚きました。にんにくの効いた生ドレッシングの美味しさは健在。カリブサラダを頼むと好きなだけかけられるので、いつも注文します。幹線道路沿いにはラーメン店が多いのですが、私は『ワイズ Y’sラーメン つけめん 下赤塚店』がお気に入り。Y’sラーメンを食べに行きます。(下赤塚在住・Iさん)

カジュアルにイタリアンを堪能できる『イルキャンティー 下赤塚』。人気のドレッシングは持ち帰りも可能だ
カジュアルにイタリアンを堪能できる『イルキャンティー 下赤塚』。人気のドレッシングは持ち帰りも可能だ

【コストパフォーマンス】23区内で2駅3路線利用できることが反映された土地価格か

赤塚/下赤塚の土地価格は、38万4,818円/平米(坪単価127万2,126円/坪)。3年前の37万2,000円/平米(122万9,752円/坪)と比べて地価は若干上昇しています。同じく3路線利用できる隣の成増や、反対隣の東武練馬も、土地価格はほぼ同額。都営大江戸線の始発駅、光が丘の土地価格は33万3,375円/平米(坪単価110万2,066円/坪)と、若干リーズナブルになります。

一方、2駅隣の和光市駅の土地価格は27万6,266円/平米(坪単価91万3,278円/坪)。東京23区と埼玉県で土地価格に開きがありますので、優先事項に合わせて住むエリアを選ぶと良さそうです。

【「赤塚/下赤塚」近辺の土地価格、坪単価比較】

  土地価格 坪単価
赤塚/下赤塚 38万4,818円/平米 127万2,126円/坪
成増 38万2,230円/平米 126万3,572円/坪
東武練馬 39万9,750円/平米 132万1,487円/坪
光が丘 33万3,375円/平米 110万2,066円/坪
和光市駅 27万6,266円/平米 91万3,278円/坪

※参照サイト:「土地価格相場が分かる土地代データ」2018年1月時点参照。価格データは2017年[平成29年]のもの。

自転車圏内に一通りのスポットが揃い、地下鉄での移動も便利。ずっと住み続けたい街

最後に、Iさんが下赤塚在住になった経緯と今後のお住まいについて聞いてみました。

以前は隣の成増駅近くで一人暮らしをしていましたが、1年ほど前、結婚を機に下赤塚のUR賃貸住宅に引っ越しました。自転車があれば成増や光が丘へ気軽に行けますし、休日は池袋へ。地下鉄が充実しているので、雨の日もぬれずに移動できます。とても便利な立地ですね。当時から住宅購入を考えていまして、現在は仮住まいの感覚。目下、家探しの最中です。予算があるのでこのエリアで購入できるとは限りませんが、できれば今後も下赤塚界隈に住み続けたいですね。

【住宅購入体験談】東京都23区北部エリアで家を購入した方のストーリーを読む>

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この記事の筆者
斎藤若菜 住宅ライター

ラジオパーソナリティを経てフリーライターに。住宅・インテリア・不動産分野を中心として、介護・グルメ・トラベルなどのジャンルでも執筆。リフォームや注文住宅関連の住宅情報誌をはじめ、雑誌、書籍、新聞、インターネットなどのさまざまな媒体で取材・執筆を手掛けている。ARUHIマガジンでは、「住宅購入者ストーリー」などを担当中。

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