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おしゃれな街のイメージが強い代官山や自由が丘、発展が著しい武蔵小杉など、たくさんの魅力ある街を通る、東急東横線。その急行停車駅である綱島駅(神奈川県横浜市港北区)は、いくつもの商店街や商業施設がある便利でにぎやかな街でありながら、緑をたたえた綱島公園も近く、多くの子育て世代が暮らしています。そんな綱島に転勤のタイミングで引っ越したというパパ、Yさんにお話を伺いながら「将来性」「交通の利便性」「教育・文化環境」「住環境」「コストパフォーマンス」という5つの基準で、街の魅力をご紹介します。

綱島ってどんな街?

都心にアクセスしやすい住宅街。一帯ではいくつもの再開発事業が進行中

綱島はかつて、東京の奥座敷・綱島温泉としてその名を馳せていました。温泉宿が建ち並んでいた当時の面影はありませんが、2016年にオープンした『綱島源泉 湯けむりの庄』で今も、綱島の地から湧き出る天然温泉を楽しめます。

駅の周辺にスーパーや商店街、病院など生活に必要な店舗が一通り揃っていながら、ほんの少し歩けば自然に触れ合えるスポットも多い住宅街として発展を続けてきた綱島ですが、近年は一帯で新駅の誕生を見据えた複数の再開発事業が進行中。将来性も抜群とあって、注目を集めています。

[街の声]

坂が多い大倉山や日吉と比べてフラットな街並みで、徒歩圏内に一通りの生活利便施設が揃っています。新しい建物がどんどん建っていますので、活気もありますね。それでいて、駅から少し離れれば閑静な住環境を望めます。若い世代が多いことや、有名な私立中学・高校までバスで通えることもポイント。子育て世代にとっては特に、暮らしやすい街だと思います。(綱島在住・Yさん)

2016年4月にオープンした『綱島源泉 湯けむりの庄』は毎月イベントがあり、梅酒風呂や巨大団扇の熱風岩盤浴などが楽しめる。

【将来性】新綱島駅(仮称)が開業すれば、2路線が利用可能に! 資産価値が大幅に上昇の期待

現在、東急線 日吉駅と相鉄線 西谷駅間では、相鉄・東急直通線及び相鉄・JR直通線の相互直通運転に向けて工事が進められています。それにともない新綱島、新横浜、羽沢駅(いずれも仮称)が開業予定。実現すれば、綱島から東海道新幹線の停車駅である新横浜へ1駅でアクセスできるようになり、旅行や出張時の利便性が格段に高まるでしょう。新駅開業に合わせて、新綱島駅ができる綱島街道付近では街づくりが加速。ショッピング施設や公共施設が入る複合ビルを建設中で、バスターミナルの整備も進められています。

また、『パナソニック綱島事業所』の跡地を活用した次世代都市型スマートシティ『Tsunashima SST』も完成間近。集合施設やショッピング施設に加え、アップルの研究開発センターができることでも注目を集めています。街の将来性としては大いに期待できるでしょう。

[街の声]

住み始めた当初は賃貸でしたので、東横線沿線で手頃なので住み始めました。その後住環境の良さや東横線が色々な路線と直通し、アクセスが楽になることが分かり、持ち家も綱島に決めました。(綱島在住・Yさん)

『Tsunashima SST』の一角に建てられたアップルの研究開発センター、綱島から世界へ向けた次世代商品・サービスの開発を期待しています。「将来の子どもたちの教育にもプラスにもなると思う」

【交通の利便性】首都圏の主要箇所へ乗り換えなしでアクセス。新駅開業後は新幹線乗車もスムーズに

東急東横線急行停車駅の綱島から、横浜駅までは9分、自由が丘駅までは12分、渋谷駅までは22分。東急東横線は、みなとみらい線や東京メトロ副都心線、東武東上線、西武有楽町線・池袋線が乗り入れているため、首都圏のあらゆる主要エリアに乗り換えなしでアクセスが可能です。相鉄・東急直通線が新設されれば新横浜駅(仮称)まで1駅でアクセスできるようになり、新幹線の移動がラクになる上、通勤時間の短縮や混雑緩和も期待されています。

[街の声]

都心へのアクセスがよく、通勤するのがとてもラクです。川越方面にも、新宿三丁目や池袋方面にも出やすいですし、相鉄線への乗り入れが始まれば新横浜や大和にも行きやすくなります。今後ますます便利になるのが楽しみですね。(綱島在住・Yさん)

東急東横線沿線は、東京メトロ副都心線、東武東上線、西武有楽町線・池袋線までがひとつの路線として結ばれていたり、東京メトロ日比谷線や目黒線、南北線、三田線への乗り換えもスムーズであり、都心へのアクセスが便利だ。

【教育・文化環境】子育て世代が多く家族ぐるみで交流をもてる反面、待機児童や学区に関する課題あり

子育て世代が数多く暮らしているエリアのため、隣近所で同年代のお子様が遊んだり、ママ友同士で交流したりできる機会が多いでしょう。また、近隣に図書館がない代わりに、地区センターや小学校などの図書室で本の貸し借りができたり、移動図書館「はまかぜ号」が定期的に巡回したりといった、ユニークなシステムもあります。ただし、子どもの数が多い分、待機児童が多い現状も無視できません。評判が良い保育園や駅から近く通勤前後の送り迎えがしやすい保育園は特に競争率が高いため、注意が必要です。また、公立の小学校や中学校に通う予定がある場合、住む場所によっては遠方の学校へ通わなければならない学区もありますので、確認しておきましょう。

[街の声]

妻が専業主婦のため、子どもは近所の幼稚園に通わせました。小学校の校区と同じなので入学後も引き続き仲良くできて正解でしたね。現在子どもは小6ですが、近隣に次々とマンションが建っているため、4クラスあって目一杯。他の学年は5~6クラスあるようです。小学受験や中学受験をする家も多く、体感的には3~4人に1人くらいでしょうか。横浜市の公立中学校では「ハマ弁」が配達されることで話題ですが、子どもが進学予定の中学校は残念ながらエリア外。お弁当を持たせることになりそうです。(綱島在住・Yさん)

「樽町白梅幼稚園」では、のびのびと遊ばせながら挨拶を学ばせる社会性の教育だけでなく、幼稚園近くに園長先生が持っている畑で子どもたちが芋掘りをするなど、自然と触れ合う機会も多いそう。「やさしい先生方でしたので、安心して子どもを通わることができました」と語るYさん

【住環境】スーパーも商店街も充実。バス圏内に商業施設もあり、用途に合わせて使い分けが可能

駅の近くに『イトーヨーカドー綱島店』や『綱島東急ストア』があります。また、商店街も活気があり、西側を中心に多くの人で賑わっています。徒歩圏内まで視野を広げれば『フードワン綱島店』『ビッグヨーサン綱島樽町店』『イオン駒岡店』などのスーパーもある他、約220の店舗が入る大型商業施設『トレッサ横浜』も綱島駅からバスで10分程度。日常の買い物をするには十分すぎるほどの環境が整っています。

[街の声]

『トレッサ横浜』は徒歩圏内のため、100円ショップや本屋などよく利用します。各店舗が広いのでゆったりとした気持ちで買い物ができて快適ですね。日常の買い物は、一番近い『フードワン』で生鮮食品を、5%オフの日は『イオン駒岡店』へ、まとめ買いなら『ビックヨーサン』と使い分け。映画館に行きたいときなどはバスに乗って『ラゾーナ川崎』まで行くこともありますとても便利に生活しています。(綱島在住・Yさん)

駅周辺だけでなく、綱島には多くの大型スーパーがあり買い物には困らない。安売りのチラシを見て、スーパーをはしごする日もある。

街中の公園や河川敷、豊かな森も駅から徒歩圏内。気軽にリフレッシュできる環境

綱島駅北口から徒歩5分程度の丘陵地にある『綱島公園』は、地元民の憩いの場。プールやテニスコート、遊具が設置された広場に加え、お子様が遊べる「綱島公園こどもログハウス」もあります。足を伸ばせば『綱島市民の森』があり、毎年3月には、かつて桃の生産地だった歴史にちなんだ「綱島桃まつり」が行われることで知られています。

その他にも、鶴見川沿いの『鶴見川樽町公園』や街中の『樽町しょうぶ公園』も利用しやすい立地で、小さなお子様の遊び場には困らないでしょう。

[街の声]

『神奈川県立三ツ池公園』がお気に入り。日本さくら名所100選の一つに選ばれるほど桜が見事で、開花時期に合わせて遊びに行きます。子どもの幼稚園に近かった『樽町しょうぶ公園は広さがあり、遊ばせるのに最適で、親子連れをよく見かけます。小さな頃は鶴見川沿いで、バッタやちょうちょを採取したり、サイクリングをしたり、学校の授業に合わせてサッカーを教えたりしたことも。自然環境に恵まれたエリアだと思います。(綱島在住・Yさん)

「樽町しょうぶ公園」は街中の公園なのに 走り回ったりボール遊びができる程広い。 たまに移動動物園が来たりする。

綱島駅前に多数のクリニックあり。目的に応じてかかりつけ医を選べる

近隣には綱島駅東口からすぐの立地に、内科や皮膚科、耳鼻咽喉科、眼科、整形外科、精神科等のクリニックが入るビルがあるのをはじめ、駅前に各種クリニックが揃っています。条件に合わせて、かかりつけ医を見つけやすいでしょう。緊急時には、『菊名記念病院』などの救急病院を利用できます。

[街の声]

1階にドラッグストア『サンドラッグ樽町店』が入っている『りりあタウン』の上に、内科や皮膚科、歯科、接骨院があって重宝しています。特に内科は、家族揃ってお世話になっています。また、スーパー『フードワン』が入っている『ライフガーデン綱島』には100円ショップやレンタルショップ、飲食店とともに『オーキッド歯科クリニック』が入っていて、夫婦で通っています。年中無休で予約時間厳守。時間に正確ですぐに治療をしてくれるので助かっています。(綱島在住・Yさん)

りりあタウンには、内科や皮膚科、歯科、接骨院が入っているため何かあったらすぐ行けるため、とても便利。特に内科は子供が多く、話やすく、非常にテキパキと診察して下さる先生で、処方して下さる薬もいつも的確で頼りになります。

【コストパフォーマンス】人気の東急東横線沿線とあって土地価格は高めだが、利便性に対するコスパは上々!?

綱島の土地価格は、33万5,208円/平米(坪単価110万8,126円)。3年前は32万6,450円/平米(坪単価107万9,173円)で、微増といったところです。隣駅の日吉は東急目黒線や横浜市営地下鉄も利用できるとあって、土地価格は38万9,583円/平米(坪単価128万7,878円)と少々高め。その隣の元住吉が、再開発にともない地価がうなぎのぼりの武蔵小杉83万444円/平米(坪単価274万5,270円)に隣接しているため46万2857円/平米(坪単価153万106円)と高額であることを考えると、コストパフォーマンスの良いエリアと言えるでしょう。ちなみに反対隣、大倉山の土地価格は、29万5,052円/平米(坪単価97万5,380円)。横浜方面に目を向ければ、よりリーズナブルです。

【「綱島」近辺の土地価格、坪単価比較】

   土地価格  坪単価
 綱島  33万5,208円/平米  110万8,126円/坪
 日吉  38万9,583円/平米  128万7,878円/坪
 武蔵小杉  83万444円/平米  274万5,270円/坪
 元住吉  46万2,857円/平米  153万106円/坪
 大倉山  29万5,052円/平米  97万5,380円/坪

※参照サイト:「土地価格相場が分かる土地代データ」2018年2月時点参照。価格データは2017年[平成29年]のもの。

[街の声]

急行停車する綱島駅から東横線で日吉駅は3分(1駅)、武蔵小杉駅で5分(2駅)です。綱島駅は住環境が整っており近隣と比較するとリーズナブルです。(綱島在住・Yさん)

生活圏に一通りのスポットがそろい、坂がなく移動しやすく便利。今後も進化する街

最後にYさんに綱島在住になった経緯と今後のお住まいについて聞いてみました。

大学時代、部活動で利用していた東急東横線の印象が良かったため、転勤のタイミングで引っ越しを決めました。大阪の先輩が以前「東横線は阪急線、京急線は阪神線のイメージ」と言っていましたが、実際に沿線を利用してみて、その通りだと思いました。東急線沿線は、高級住宅街の落ち着きを感じますね。はじめ武蔵小杉や日吉を検討しましたが家賃が高額。家賃が手頃で、不動産会社から「坂がなく過ごしやすい」と教えて貰った綱島を選びました。実際に住んでみて、道がフラットなので移動がしやすいですし、スーパーや病院がたくさんあるので生活しやすいです。我が家からは、商業施設や温泉にも歩いて行けるのでとても便利ですよ。綱島はこれから新駅も完成し、更なる発展を期待できる街。自信をもってお薦めします。

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この記事の
斎藤若菜 住宅ライター

ラジオパーソナリティを経てフリーライターに。住宅・インテリア・不動産分野を中心として、介護・グルメ・トラベルなどのジャンルでも執筆。リフォームや注文住宅関連の住宅情報誌をはじめ、雑誌、書籍、新聞、インターネットなどのさまざまな媒体で取材・執筆を手掛けている。ARUHIマガジンでは、「住宅購入者ストーリー」などを担当中。

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