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2017年現在、人口約43万人・19万世帯が暮らすベッドタウン、東京都町田市。中心市街地となる町田駅はJR横浜線と小田急線が乗り入れ、周辺には駅ビルやデパートなどショッピング施設が集まっているため、多くの人で賑わっています。また、様々なプロスポーツチームの本拠地として知られる一面も。そんな町田市で、働きながら2児のママとして子育てに奮闘するOさんの声を交え実際にその地域で“生活する”という視点から、「将来性」「交通の利便性」「教育・文化環境」「住環境」「コストパフォーマンス」という5つの基準をもとに、街の特徴をご紹介します。

町田市ってどんな街?

商業都市の賑わいと、豊かな自然を併せ持つ街

昔ながらの百貨店や商店街もあれば、最新のショッピング施設も揃う、新旧入り乱れた街並みが特徴の「町田市」。町田駅前には様々な商業施設が集まっていますし、病院も充実していますので、生活するうえで恵まれた環境です。小田急線とJR横浜線が利用でき、新宿など都心への交通アクセスも良好。それでいて、少し歩けば落ち着いた街並みが広がり、大きな公園が点在しているので気軽に自然と触れ合えます。

[街の声]

現在、4歳と1歳の男の子がいますが、町田市は商業施設が充実しているため買い物に便利で、自然豊かな環境を兼ね備えているところが魅力。子育てにとても適した環境だと思います。(町田市在住・Oさん)

町田市の中心部、町田駅周辺。数々の商業施設がひしめき合い、賑わいを見せている。
町田市の中心部、町田駅周辺。数々の商業施設がひしめき合い、賑わいを見せている。

サッカーに野球、ラグビーまで! スポーツが盛んな町田市

実は、町田はスポーツの街です。サッカーのクラブチームや野球チームが多く、サッカー元日本代表選手の中に町田出身の選手も数人いることからも、サッカーが盛んであることをうかがわせます。サッカーの『FC町田ゼルビア 』やフットサルの『ASVペスカドーラ町田』、ラグビーの『キヤノンイーグルス』も町田です。『川崎フロンターレ』の練習場、麻生グラウンドも近く、『FC町田ゼルビア』の協賛に地元町田の企業が多いことも特徴です。『FC町田ゼルビア』が運営する食堂『ゼルビアキッチン』では、実際に選手も食べているとされる食事を楽しむこともできます。また、野球が強い日大三高(日本大学第三高等学校)や、駅伝でお馴染み、青山学院大学の町田グラウンドもあり応援ムード一色です!

[街の声]

サッカーのクラブチームや野球チームに、たくさんの児童が所属しています。「将来はサッカーをしたい」と話す息子にとって、いい環境だと思っています。(町田市在住・Oさん)

小田急線とJR横浜線を結ぶ連絡通路を見上げると、様々なスポーツチームを応援する横断幕が掲げられている。
小田急線とJR横浜線を結ぶ連絡通路を見上げると、様々なスポーツチームを応援する横断幕が掲げられている。

【将来性】2019年に南町田駅前が生まれ変わるプロジェクトが進行中

2016年から「南町田拠点創出まちづくりプロジェクト」が始動。駅舎の改良やショッピングセンター『グランベリーモール』の建て替えが進んでいます。2019年には、吹き抜け構造の開放感あふれる駅舎や、新しい商業施設が開業予定。7つの広場と約200の店舗を含む、一大商業ゾーンへ生まれ変わります。

 [街の声]

グランベリーモールはアウトレットとして賑わっていましたが、今まで以上に大きな商業施設が建設されることに地域の住民はとても期待をしています。広場ができることで子どもたちの遊べる場所も出来、家族で楽しめる場としてより活気あふれる場所として地域活性化に期待が膨らみます。(町田市在住・Oさん)

【交通の利便性】都心にも横浜方面にも出やすい。ラッシュ時の混雑も緩和される見込み

町田駅はJR横浜線と小田急線が乗り入れ、JR横浜線で横浜駅、小田急線に乗れば新宿駅まで乗り換えなしでそれぞれ30分程度。都心へ行くにも、横浜方面へ行くにもスムーズです。特急停車駅なので、主要駅へスムーズにアクセスできます。小田急線は、通勤時間帯の混雑がネックでしたが、2017年に東北沢~和泉多摩川間の複々線工事が完了。2018年からは、ピーク時の運行本数が増加する予定で、混雑緩和が期待されています。

[街の声]

小田急線の混雑具合は以前より悩みの種でした。通勤通学のピーク時の混雑具にはストレスを感じていましたし、混雑の影響等で先行電車がつまりよく遅延もしていました。ピーク時の本数が3割ほど増え、混雑だけでなく複々線工事が完了したことにより遅延も解消されることを期待しています。(町田市在住・Oさん)

【教育・文化環境】3~5歳の待機児童はほぼゼロ! 働きながら子育てがしやすい環境が整う

町田市は待機児童ゼロの実現に取り組んでいます。実際に、3歳から5歳の待機児童はほぼゼロ! 元々幼稚園の数が多く、認定こども園も徐々に増えています。また、一部の保育園、幼稚園になりますが駅から保育園や幼稚園に送迎してくれるサービスもあります。

児童館がエリアごとにあることもポイントで、雨の日外で思いっきり遊べない子供のいる家庭には重宝します。

[街の声]

現在、保育園に通わせていますが、共働きなので延長保育に助けられています。通常は18時までですが、月3,000円プラスで19時まで、6,000円プラスで20時まで預けることができます。補食として小さなおにぎりなどを出してくれて助かります。
近所の児童館は元々学校だった場所を活用しているため広く、バスケットボールなどもできるところがお気に入り。いくつか比較的新しい児童館があり、どちらも1歳時からお世話になっています。お弁当を持って行くこともありますよ。(町田市在住・Oさん)

Oさんがよく訪れるという「子どもセンターつるっこ」。0歳~18歳までの子どもが利用でき、芝生で遊んだり、運動をしたり、読書や工作をするスペースも設けられている。
Oさんがよく訪れるという「子どもセンターつるっこ」。0歳~18歳までの子どもが利用でき、芝生で遊んだり、運動をしたり、読書や工作をするスペースも設けられている。

【住環境】日常使いからまとめ買いまで、豊富な買い物スポット

町田駅前には『小田急百貨店町田店』『町田東急ツインズ』『ルミネ町田店』『町田マルイ』『町田モディ』など様々な商業施設が集まっています。スーパーも揃っていて、24時間営業の『西友町田店』や『町田東急ストア』、『成城石井小田急町田店』もあります。町田駅は小田急線とJR横浜線が乗り入れていますが、屋根付きの連絡通路で繋がっているため、雨の日も移動がラク。いくつものショッピングスポットを気軽にはしごできます。また、自動車ユーザーを中心に『コストコ多摩境店』も人気です。ちなみに、コストコの近くには『天然温泉いこいの湯 多摩境店』があり、平日でも駐車場がいっぱいになるほど大盛況なのだとか。数百円で天然温泉やサウナ、岩盤浴を楽しめるので人気です。

[街の声]

普段は生協を活用して買い物の手間を減らしつつ、地域密着型のスーパー『三和』へよく行きます。ちょっといいものは、鶴川駅前の『小田急OX』か、町田の小田急百貨店内にある『成城石井』で買うことも。子ども関連のものは、『町田東急ツインズ』か『小田急百貨店』で購入。車で30分くらいかけて『ららぽーと横浜』や『三井アウトレットパーク 多摩南大沢』へ行くことが多いです。(町田市在住・Oさん)

東京・神奈川で展開するスーパー『三和』。大抵の生鮮食品はここで揃うと言う。
東京・神奈川で展開するスーパー『三和』。大抵の生鮮食品はここで揃うと言う。

ボランティアとの交流や動物とのふれあいを楽しめる公園がいっぱい

駅から少し離れると、大きな公園や緑地など、自然を間近に感じられるスポットがたくさんあります。町田駅から徒歩圏内には、「まちださくらまつり」などが行われる『芹が谷公園』が。丘の上に位置する『かしの木山自然公園』、スポーツも楽しめる『日向山公園』など、豊かな自然と触れ合うスポットには事欠きません。モルモットやヤギ、うさぎ、羊との触れ合いや、ポニーの乗馬、牛の乳搾りも体験できる『相模原麻溝公園』もファミリーに人気。有料ですが、『こどもの国』や、リスに餌やりができる『町田リス園』もある充実ぶりです。

[街の声]

育ちざかりの男の子が2人いますので、外へ遊びに行く機会も自然と増えます。一番よく訪れるのが『鶴川中央公園』。リタイアしたボランティアの皆さんが作った手作りの滑り台など木製の遊具や、ハンモックなどが設置されていて遊べますし、公園で工作も教えてもらえます。(町田市在住・Oさん)

相模原麻溝公園のふれあい動物広場では、乳搾り体験ができる。
相模原麻溝公園のふれあい動物広場では、乳搾り体験ができる。

立地や特徴に合わせて、医療機関を使い分け

町田市にはたくさんの医療機関が点在しています。総合病院と言えば、『町田市民病院』が有名ですし、小さなお子様向けのクリニックも多く、子育て世帯は重宝するでしょう。

また、病気の間も1日2,000円で子どもを預かってくれる『はやしクリニック』のように、病時保育が利用できる医療機関も。病後時保育を行っているところもいくつかあるため、共働き世帯から支持を集めています。

[街の声]

予防接種などは近場の病院で、熱を出した時には『健康福祉会館』に電話をして、準夜急患こどもクリニックを受診。診察だけでなく、薬も出して貰えます。
歯医者は、日曜日も夜8時まで営業している『うさみ歯科』へ。腕が良く、麻酔を使わず痛みのない治療をしてくれます。私が歯医者に行くときは、保育園のママ友に教わった『きばやしファミリー歯科』へ。子どもを預けられない時でも子連れで利用でき、個室で診察してもらえるので助かります。(町田市在住・Oさん)

町田市では、小学校に入学するまでの医療費が無料。小中学校時には、200円の自己負担額を超えた医療費が無料だ(所得制限あり)。
町田市では、小学校に入学するまでの医療費が無料。小中学校時には、200円の自己負担額を超えた医療費が無料だ(所得制限あり)。

バラエティ豊かな「食」を楽しめるスポット

町田は、全国各地から人気ラーメン店が集う「最強ラーメンフェス」の開催地。ラーメン激戦区として知られています。町田市内には、超有名店『雷文』やJRの町田駅近くの『胡心房』などおいしい店がたくさんあり、多くの人で賑わっています。

その他、仲見世商店街の大判焼きや焼き小籠包、テレビで取り上げられることも多いカレーの『アサノ』など地元に根差した有名店が多く、飲食店には困らないでしょう。町田周辺で十数店舗展開する『焼肉 味ん味ん』はいつも混んでいますが、安くて美味しいと評判です。

また、町田市は体験型の農園も点在しているため、収穫体験などを気軽に楽しめるところも魅力です。

[街の声]

我が家でよく行くラーメン店は、和光学園近くにある博多とんこつラーメンの店『いっぷくラーメン』や北海道ラーメンの『おやじ町田店』、味噌ラーメン濃厚な塩とんこつの『らーめん専門店小川本店』あたり。『いっぷくラーメン』と『らーめん専門店小川本店』は座敷があるので、子連れで行きやすく重宝しています。
また、『相原ブルーベリー農園』でブルーベリー狩りをするのが、毎年の恒例行事。近くに美味しいジェラート屋『町田あいす工房ラッテ』もあり、セットで訪れるのが定番になっています。(町田市在住・Oさん)

仲見世商店街の中にある『マルヤ製菓』では数十種類の大判焼きが並ぶ。焼き小籠包の『小陽生煎饅頭屋』も同じ一角にある。
仲見世商店街の中にある『マルヤ製菓』では数十種類の大判焼きが並ぶ。焼き小籠包の『小陽生煎饅頭屋』も同じ一角にある。

【コストパフォーマンス】利便性が高いエリアを中心として地価が上昇中

町田市の土地価格は、23万1,613円/平米(坪単価76万5,664円/坪)。3年前の23万2,159円/平米(76万7,468円/坪)と比べてほぼ横ばいと言ったところですが、商業施設が建ち並ぶ町田駅周辺は61万7,600円/平米(204万1,652円/坪)と高額。3年前の57万2,350円/平米(189万2,066円/坪)から毎年2%以上上昇を続けています。町田駅から近い住宅地、森野や横浜線の橋本といったエリアでも地価は上昇傾向。今後、更に高騰する可能性もありそうです。

【「町田市/町田駅」近辺の土地価格、坪単価比較】

   土地価格 坪単価
町田市 23万1,613円/平米 76万5,664円/坪
町田駅周辺 61万7,600円/平米 204万1,652円/坪
相模大野 28万3,000円/平米 93万5,537円/坪
橋本  22万3,805円/平米 73万9,854円/坪

※参照サイト:「土地価格相場が分かる土地代データ」2018年1月時点参照。価格データは2017年[平成29年]のもの。

住むごとに好きになる、永住したい街

最後にOさんに町田市の魅力と今後のお住まいについて聞いてみました。

地元の友人たちは口を揃えて「町田市から出たくない」と言い、私を含めて同級生のほとんどが現在も町田在住です。買い物スポットが豊富で飲み屋もたくさんあるので、独身の一人暮らしでも楽しいでしょうし、子育てがしやすい環境も整っています。都市部の利便性と豊かな自然、どちらも楽しめるところが魅力ですね。
夏は花火大会があり、地元の友人達とわいわい楽しみました。今後も気心の知れた仲間たちと、こうした時間を過ごしていきたいですね。現在は賃貸マンションで暮らしていますが、ゆくゆくは町田市内でマイホームを購入できればと考えています。

『町田木曽住宅「団地祭」花火大会』の様子。会場の『木曽山崎公園』には毎年、多くの人が集まる。
『町田木曽住宅「団地祭」花火大会』の様子。会場の『木曽山崎公園』には毎年、多くの人が集まる。

【住宅購入体験談】東京都市部エリアで家を購入した方のストーリーを読む>

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斎藤若菜 住宅ライター

ラジオパーソナリティを経てフリーライターに。住宅・インテリア・不動産分野を中心として、介護・グルメ・トラベルなどのジャンルでも執筆。リフォームや注文住宅関連の住宅情報誌をはじめ、雑誌、書籍、新聞、インターネットなどのさまざまな媒体で取材・執筆を手掛けている。ARUHIマガジンでは、「住宅購入者ストーリー」などを担当中。

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