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神戸で新築マンションを購入し、満たされた毎日を送っていたMさん。しかし、勤務先の本社移転が決まり、関東へ引っ越すことになりました。社宅暮らしを続けた末、2度目の住宅購入を決断したMさんの心境と、現在の暮らしを伺いました。

■プロフィール
名前・性別 Mさん 男性
年代(購入時) 40代前半
職業・業種 事務職・金融業
雇用形態・年収 正社員・750万円
家族構成 夫婦+子ども3人
勤務地・通勤時間 東京都港区・60分
社会人歴・転職回数 18年・3回
勤務先の社歴(ローン実行時) 5年
■購入物件情報
物件所在地 埼玉県さいたま市南区
アクセス JR京浜東北線・宇都宮線・湘南新宿ライン/浦和駅 徒歩17分
物件種別・間取り 新築建売戸建・4LDK
購入価格
頭金
4,698万円
100万円
住宅ローン 変動金利(半年型)
住宅ローン 返済額
返済期間
月13万7,000円(ボーナス払いなし)
34年
引越し前の所在地 埼玉県さいたま市
購入前の家賃・間取り 月14万9,000円(うち支払額4万6,000円) 4LDK

“ノリで”実家近くの新築マンションを購入

大学時代から35歳くらいまで、ずっと関西で生活してきました。賃貸暮らしを続けてきましたが、神戸にある妻の実家近くで20年ぶりくらいに新築マンションが建ったと聞き、暇つぶし感覚でモデルルームを見学。2,800万円程度と比較的購入しやすい価格だったこともあり、半ばノリで購入を決めました。住宅ローンを組むことで責任感が増しましたし、住み心地良く、とても満たされた気持ちでしたね。

外観は、白を基調としたシンプルな佇まいがお気に入り。「木目の格子があしらわれたバルコニーも気に入っています」

購入から1年も経たず、さいたま市浦和区へ引っ越し

快適に暮らしていましたが、転職した会社の本社機能が東京に移転することが分かり、購入から1年もたたずに関東勤務が決まりました。住宅ローンを抱えたまま、埼玉県のJR浦和駅から徒歩10分少々の社有社宅へ引っ越し。購入したマンションは「いつか関西に戻りたい」という気持ちがありましたので、賃貸に出しました。

社有社宅は約100平米ある4LDKと広い住戸でしたが、新築マンションから築23年の賃貸物件へ転居となると、お世辞にも快適とは言えません。それでも関西に残したマンションの住宅ローンの支払いがありますので、車庫代を入れても実質5万9,000円という家賃を思えば他に選択肢はありませんでした。ベテラン社員の方も多く住んでおり、転職間もない私が社有社宅に住むことで家族には何かと気を遣わせてしまったようで、申し訳ない状況が丸5年続きました。

敷地内には植栽が計画されていたが、敢えて木を植えずに自転車置き場とした。「4台の自転車を停める必要がありますし、虫が出ることを防ぎたかった思いもあります」

関東圏に腰を据え、再びマイホーム購入を決意

関東に来て4年が経過し、社有社宅ながら少し落ち着き始めた2016年夏、突然、賃貸に出していた関西のマンションの住人が退去するとの連絡がありました。4年で2度目の退去で、再び入居者募集をするにはリフォームが必要な状況で、その費用が馬鹿にならないこと、かといって住宅ローンのみ支払い続けるのもどうかという思いから「いっそのこと転職して関西に帰ろうか」と思い始めました。ただ、関東から関西へ行くと、同じ職種でも収入が2割ほど下がってしまうことや、子ども達の転校等の関係から、そう簡単なものでもないこともわかりました。

そんな状況のもと、半ば冷やかしで関西のマンションの売却査定をお願いしたところ、意外にも仲介手数料など諸経費を加味しても損することなく、住宅ローンを完済できそうなことがわかりました。

そのとき、ふと「こんな自分でも今住んでいる近くでマイホーム(戸建て)を持つことはできるのだろうか」と思い、たまたまインターネットの住宅検索サイトでローンシミュレーションをしたところ、「案外いける」ということがわかり、それから、「今住んでいるところの近くでマイホーム(戸建て)を持つこと」が具体的な目標となりました。

購入した建売住宅は、床や壁の色などを好みに合わせてセレクトできる。「フローリングやキッチンはナチュラルなブラウンで統一。リビングの壁は一面を黄緑にしています。主に妻の意見を尊重しました(笑)」

子育て環境を重視して新築戸建てを購入

住宅購入にあたり、子どもが3人いるので4LDKの間取り、車庫付が絶対条件でした。「駅から徒歩20分以内」で、「学区内」もしくは「申請を出して転校なしで通えるエリア内」に限定して検討。マンションは一度購入し、楽ではあるものの共同生活の大変さも身にしみて感じていたので、今回は戸建てしか考えませんでしたね。予算は月々の支払いが15万円以内に収まるように逆算し、5,000万円を目処としました。

インターネットの住宅情報サイトで物件を探し、4件の物件を見学。建物自体は似たりよったりでしたが、子どもがいるので周辺環境を重視しました。隣に老朽化したアパートがあり、夜も明かりが煌々としてテレビの音が漏れ聞こえてくる物件は、候補から外したりしました。このような現地事情はインターネットではなかなか確認できないので、やはり普段の環境などを事前に現地で調べるのは大事だな、と思いました。

購入したのは、見学した中で平米数が一番広い3階建て。5戸同時分譲の区画で、まだ土台しか建ってない状況で決めたのでお隣さんの顔ぶれが分かるのは入居後になるのですが、「同じ価格帯の住宅ローンを組めるのであれば、それなりに社会的信用がある人だと思います」との不動産屋のアドバイスもあり、ある程度は安心できそうだと思って決断。一番日当たりのよい区画を選びました。

建売でしたが土台の段階で購入を決めたため、浴室等のカラーリングが変更できました。「既存は社宅と同じ白一色で安っぽい印象でしたが、ダークブルーをベースにしてもらいました。夫婦ともに気に入っています」
暗くなりがちな玄関ホールや階段には小さな窓が設置されている。「自然光がよく入るので明るいです」

諸費用も含めて住宅ローンで借り入れ

住宅ローンに関しては、低金利時代の現在、爆発的に金利が上昇することは考えにくいとの思いから変動金利を選択。仲介業者に紹介してもらった労働金庫で借り入れを行いました。マンションの売却手続と同時進行だったため、当時は手持ちの資金がなく、諸費用もローンで借りる必要な状態。どれだけ初期費用を抑えることができるかを最重要視しました。労働金庫は住宅ローン保証料が一括前払いではなく、金利上乗せ型であったため、当初の手持ちがその分不要であることは大きなポイントでしたね。

団体信用生命保険に加入しているのでいざという時も安心ですし、今後はマイペースに返済を続ける予定です。定年時には子どもたちも独立しているでしょうから、売却して関西に戻ってもいいですね。最寄り駅から徒歩圏内で日当たり良好、前面道路は公道ですから、いざとなったらそれなりの金額で売却できると思っています。

リビングのアクセントとなっている化粧梁は、当初ダークブラウンの設定だったが、カラーチェンジをオーダーした。「床の色に合わせてライトブラウンに変更してもらいました」

愛着が湧くマイホームでの暮らし

新居は、1階に車庫と子ども部屋が2つ、2階にはLDKと浴室と洗面所、3階に子ども部屋と夫婦の寝室という間取り。子どもたちは、それぞれに自分の部屋ができてとても嬉しそうです。部屋からなかなか出てこなくて、少し困っていますが…(笑)。

老朽化が進んだ社宅からの引っ越しですから、全てにおいて使いやすく感じますね(笑)。床暖房は始めに購入したマンションでも経験していましたが、ガス式は初めて。じんわりと暖まり快適です。

家族がそれぞれに「自分たちの家」という想いがあるため「自転車置き場に屋根をつけたい」「ベランダにテラスを作りたい」「芝を敷きたい」など、様々な夢が膨らんでいます。これからも我が家に愛着を持って、大切に暮らしていきたいですね。

社宅はペット禁止だったが、戸建て購入を機に念願の犬を飼い始めた。「愛犬にべったりしすぎて、妻には『いい加減にしなさい』と言われるのですが…(笑)」
周囲には視界を遮るものがなく、晴れた日は浦和の街並みを一望できる。

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