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私たちの人生の約3分の1は、睡眠時間が占めています。睡眠の質を上げることが明日の活力へと繋がり、仕事もはかどるでしょうし、プライベートも充実しそうです。でも、残暑厳しい今の季節、なかなか寝付けなくて困っている方も多いのではないでしょうか? もしかしたら、睡眠を妨げている原因は寝室にあるのかもしれません。そこで今回は「快眠できる寝室の作り方」について、昭和西川株式会社の田村さんにお話を伺いました。

昭和西川株式会社の田村さん

理想の寝室づくりの鍵は、温度と湿度にあり!

――今回は、なかなか寝付けず困っている方が少しでも快適に終身できる環境づくりについてお伺いします。寝室を準備するにあたって、注意すべきポイントを教えてください。

田村さん:室内空間をどのように作るかが重要です。昨年、睡眠を楽しく掘り下げるプロジェクト「世界睡眠会議」を発足。当社も参画しているのですが、応援企業のひとつである大手空調機メーカーは、寝室の室内温度を28度、湿度は50%を推奨しています。当社ではもう一歩踏み込んで、布団の中の温度を32~33度にすることを推奨しています。これは、人間の表面体温に近づけるためです。湿度は、60%を超えるとダニの発生率が高まるため、やはり50%が望ましいですね。

睡眠を楽しく掘り下げるプロジェクト「世界睡眠会議」(画像はホームページより)

――温度や湿度を調整するには、どうすれば良いのでしょう?

田村さん:就寝前にエアコンで部屋を冷やしておき、眠りやすい環境を作ります。最近の住宅は高気密・高断熱ですから、蓄熱されやすい傾向にあります。西日が入る居室は特に熱が籠もりがちなので、壁に向けて扇風機をあてておくのも良いでしょう。エアコンをつけっぱなしにしたくない方は就寝時に、切タイマーを3時間に設定します。

――3時間とは、少々長めですね。

田村さん:人間の体は地球の自転に合わせ、24時間周期で体温や血圧、ホルモンの分泌などが変化しています。そのリズムを「サーカディアンリズム」といいますが、深い睡眠に入る前にエアコンが切れてしまうと、温度変化によって睡眠を妨げてしまいます。3時間タイマーでぐっすりと眠った後、朝に向けて体温を徐々に上げていきましょう。

――温度はエアコンで調整すれば良いですが、湿度の調整は難しそうですね。

田村さん:温度も湿度も調整できるエアコンがあれば完璧ですが、一般的な家庭用エアコンで両方を完璧にコントロールするのは難しいでしょう。エアコンを28度に設定し、湿度は寝具で調整する方法が現実的です。

適度な自然光が入る環境で、体内時計をリセット

――寝具については後ほど詳しく伺いますが、温度と湿度以外に注意すべきポイントはありますか?

田村さん:人間の体内時計は朝日を浴びてリセットされるため、明るさも重要です。遮光カーテンを利用している方も多いと思いますが、等級によって遮光機能が異なるので注意して下さい。1級遮光カーテンにしてしまうと、光をほとんど通さず体が朝を認識しません。2級遮光カーテンを少し開けておくと、適度に朝日が入りすっきりと目覚めやすいでしょう。

また、豆電球を点灯したまま寝る方も多いと思います。就寝中にはメラトニンという睡眠ホルモンが出ますが、光の刺激でメラトニンの分泌量が低下すると、睡眠の質も低下。覚醒の要因になりますので避けたほうが良いでしょう。快眠セラピストの三橋美穂先生によると、豆電球を点けて就寝した場合、覚醒することで食欲ホルモンが増加。肥満になる確率が2倍になるのだとか。逆に、睡眠の質が高ければ体の機能が停止し、夜中に目覚めてしまうこともありません。「夜中にトイレへ行きたくて起きてしまう」という心配も軽減されるでしょう。

肌に触れる寝具は天然繊維のものを、枕は高さに注意!

――寝具について、まずはマットレスから教えてください。

田村さん:いわゆる“せんべい布団”は使い続けることでヘタッてしまい、腰が沈んでしまいます。寝姿勢が悪くなることで、腰痛を引き起こしてしまう方も多いようです。体圧を均等に分散できるマットレスを選びましょう。当社でお薦めするムアツふとんは、点で体を支え、体圧を分散することで体への負荷を軽減します。

――敷き布団やかけ布団についてはいかがですか?

吸湿性に優れ、蒸れにくく快適な「クールリブリラックスひんやりパッドシーツ」

田村さん:肌かけは、麻や綿などの天然繊維がお薦めです。化繊と比較して、天然素材は汗を吸収するので熱が籠もりにくい事があります。しじら織りやガーゼを選べば、爽やかな肌触りでより快適です。夏場の敷きパットは、ひんやりとした質感の素材を選びましょう。例えば、当社の「クールリブリラックスひんやりパッドシーツ」は、熱伝導率に優れた高分子量のポリエチレンが肌に触れやすいつくり。コットンも使用しているので、吸湿性に優れて蒸れにくく快適です。

――枕はどのように選べば良いですか?

高反発に近い「ムアツまくら」

田村さん:枕は、パイプやそばがら、弾力性がある高反発素材、頭にフィットする低反発素材など様々な素材があります。相性の合う素材を選んでいただきたいのですが、蒸し暑い季節はパイプやそばがらのような通気性の良い素材が人気です。当社の「ムアツまくら」は、高反発に近い商品ですね。

高さの好みも人それぞれ。男性は高めの枕がお好きな傾向にありますが、枕が高過ぎると、頸椎が圧迫されてしまいますので注意して下さい。中身の量で適切な高さを調整しながら使える枕を選べば、実際に使いながら微調整ができます。当社の新商品「パーソナルフィット・ピロー」のように、いくつかのブロックに分けて高さを調整できるタイプでしたら、横向きでも寝たり寝返りを打ったりしやすいように、左右を高めに設定することもできます。

――寝具を揃えたら、最後はパジャマ選びでしょうか?

田村さん:パジャマも肌かけと同じように、天然繊維がいいですね。2重ガーゼなど、やわらかくサラサラとした質感のものが寝やすいでしょう。何よりも大切なのが、パジャマに着替えること。アクティブモードから睡眠モードにスイッチを入れる意味でも、部屋着のまま寝るのではなく着替える習慣を付けましょう。

――最後に、寝具のケア方法について教えてください。

田村さん:マットレスも掛け布団も、毎日太陽の光に当てると生地が傷みます。よく布団を叩く方がいますが、ダニの死骸や糞を粉砕し、アレルギー源を広げてしまうのでお薦めしません。素材を問わず、引っくり返しておいたり、扇風機に当てたりすることで、長持ちに繋がります。ムアツふとんでしたら、軽いのでケアも楽々。朝、起きたら立てかけておくだけで、空気が入れ替わります。ウレタンフォームは紫外線に弱いので、風通しの良い日陰に干すのがコツです。

1971年の発売から累計販売台数400万台を達成のロングセラー、ムアツふとん

寝姿勢が安定し、背中や腰への負担が少ないのが特長。質の高い睡眠を期待できる「ムアツふとん」

――先ほどから度々登場している「ムアツふとん」について教えて下さい。

田村さん:ムアツふとんは今から46年前、床ずれ防止用のふとんとして開発されました。大学教授の寝姿勢理論を取り入れて理想的な寝具を追い求めた結果、「点」で支えるという、当時としては斬新な発想が生まれました。

タマゴを縦に置くと、上下から力を加えても簡単に割ることができません。これは、上から圧力を加えても、力を立体的に分散するから。そんなタマゴの形にヒントを得て、タマゴを整然と並べたような立体構造のムアツふとんが誕生。点で支え、受け止めた体圧をバランスよく分散するため、寝姿勢が安定。背中や腰への負担が少なく、質の高い睡眠を期待できます。素材は特殊なウレタンフォームで、わた切れやホコリが出にくく衛生的な上、凹凸構造は空気の流れ道になり湿気も残りにくい特徴があります。リピーターが非常に多いロングセラー商品です。

この機会に、「点で支える」ムアツの魅力を体感してみてはいかがでしょうか?

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この記事の筆者
斎藤若菜 住宅ライター

ラジオパーソナリティを経てフリーライターに。住宅・インテリア・不動産分野を中心として、介護・グルメ・トラベルなどのジャンルでも執筆。リフォームや注文住宅関連の住宅情報誌をはじめ、雑誌、書籍、新聞、インターネットなどのさまざまな媒体で取材・執筆を手掛けている。ARUHIマガジンでは、「住宅購入者ストーリー」などを担当中。

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