“家計簿”をつけている人はどれくらい? 既婚者100名に家計管理について調査

毎月の収入と支出を把握することで無駄遣いを減らし、有効なお金の使い方をすることができます。この収支のバランスを把握するために利用するものとして一般的なのが家計簿ですが、実際にこの家計簿をつけているという人はどれくらいいるのでしょうか。

そこで今回は、既婚者100名の方を対象に、実際に家計簿をつけているのかどうかについてアンケートを実施しました。

Q.家計管理のために家計簿をつけていますか

【回答数】
はい:65
いいえ:35

家計簿をつけている人の方が多い! 収支を把握して無駄を削減!

アンケートの結果、家計簿をつけていると回答した人が6割以上に上るという結果になりました。

【家計簿をつけている】

<ノートに記入して管理>
 ・100均の記入式ノートです。使いすぎを防止するためです。「毎日お金使ってるな」とか「洋服を買いすぎ」とか、まとめ買いしたはずなのに毎日のように買い物して計画性がないと反省したりしている。(40代/女性/専業主婦)
 ・手軽なのでノートを使っている。家計簿をつけることで、家庭の収支を常日頃意識するようになり、無駄遣いしなくなった。(40代/女性/専業主婦)
 ・家計簿本をかって方眼ルーズリーフに書いています。面倒だけど、しっかりと収支を管理できるのでよい(20代/女性/正社員)
 ・私の場合は、家計簿ノートを作成し自分流にぱっと見て分かる様に管理しています。以前オシャレな家計簿帳を使用していましたが、自分には必要ない欄や欲しい欄があり、こだわるのを辞めました。(40代/女性/個人事業主)
 ・携帯のメモ帳にざっくり記入して、週に1回まとめてノートの家計簿に記入して1週間分を見直し来週の予算を決めます。(40代/女性/専業主婦)

<エクセルに記入して管理>
 ・エクセルファイルで家計簿を自分で作って管理している。分かりやすくて愛用している。(60代/女性/専業主婦)
 ・エクセルで、年間を通して一目でわかって、年ごとにどこにお金が使われているのかがわかります。(40代/女性/専業主婦)
 ・Excelを出納帳のように使い、合わせて複式簿記で書き込んでいる。(30代/男性/個人事業主)
 ・エクセルでオリジナルの家計簿を作り、数年間、家計管理をしていますが、無駄遣いが減り、同じ商品でも安く売っている店舗が把握できるため、貯金が少しずつ増えています。(40代/男性/正社員)

<スマホアプリで管理>
 ・「Zaim」というアプリを使っている。主に食費を絞りたいためレシートの内容を記載している。月末に全ての料金を手軽に把握できるので重宝している。しかし、まだ費用を抑えるところまで使いこなしてない。(30代/女性/個人事業主)
 ・スマホアプリで管理している。常に持ち歩いているため、レシートが出ない出費の時はすぐに入力している。「今月使いすぎたな」「どの出費が多いのか」と思った時にすぐに確認できる。(20代/女性/正社員)
 ・レシーピ!というアプリを使っています。他の家計簿アプリも使ってみたのですが、高機能すぎて私には逆に使いづらかったです。このアプリはレシートを撮影して分類も簡単にできるので重宝しています。(40代/女性/専業主婦)
 ・簡易なmy家計簿アプリを使用。細かく家計簿をつけていると続かないため、固定費支出を除いた支出金額・内容を簡単につけて、どのくらい使ったかを把握している。これだと続くし、買い物をする前に今月の支出総額をチェックすることで無駄な支出を抑えられる。(30代/女性/派遣社員)

「家計簿をつけている」と答えた人の多くは記入式のノートを使っていると回答しています。昔ながらの手書きの家計簿ですが、必要最低限の機能が備わっており、使い方にもなれているという人が多いようです。 一方で、若い世代の方にはスマートフォンのアプリやエクセルによる家計簿も人気なのが分かります。世代によって利用している家計簿はさまざまですが、収支バランスを把握するために家計簿をつけているという人は多くいます。ただ、実際に家計簿をつけ始めてから大幅な支出削減につなげることができる人は少ないようです。

家計簿をつけていない人の多くが「続けられない」と回答!

アンケートの結果、家計簿をつけていないと回答した人は全体の4割程度であることが分かりました。

【家計簿をつけてない】

<長続きしないから>
 ・何回か家計簿にチャレンジしたが続かなかったため、現在は使用していない。(30代/女性/専業主婦)
 ・紙の家計簿を使ってみるものの長続きしないため結局管理出来ていない。またアプリも入力を忘れてしまうため使用してない。(40代/女性/正社員)
 ・アプリ(スマホとPC)、記入式ノートを使用した事があるがどれも面倒、途中で計算が合わなくなるなどでイライラしたため続かなかった。元々簿記や計算などは苦手分野というのもあるので自分には合わないと感じる。(20代/女性/専業主婦)

<決まった額の中でやりくりしている>
 ・家計簿は使っていません。目分量で家計分の残金と相談しながらやりくりしています。(50代/女性/専業主婦)
 ・毎月決まった額の中でやりくりし、オーバーした月はその後に節約したりして調整している。(50代/女性/パート・アルバイト)

<支出を把握できているから>
 ・支払をほぼクレジットカードで済ませているため、家計簿をつけなくても支出を把握できる。(30代/女性/パート・アルバイト)
 ・クレジットカードの明細と銀行の通帳があれば、だいたい把握できるし、それで20年破綻していないので大丈夫だと思っています。(40代/女性/専業主婦)

<必要性を感じない>
 ・気に病むタイプで家計簿は精神的によくないため、つけていない。倹約家で浪費しないので問題ない。(50代/女性/専業主婦)
 ・家計管理で小まめに家計簿をつける必要性をあまり感じないので。(40代/男性/正社員)

「家計簿をつけていない」と答えた人の多くは、“続かない”というのが最大の理由のようです。買い物を毎日する場合、その度にレシートを見返しながら数字を記録していかなければならないため、細かい作業が精神的に辛いと感じる人が多数いることが分かります。 また、生活費の支払い方法をクレジットカードに集約させることによって、クレジットカード明細を家計簿代わりにしているという人やレシートを保管して、それを家計簿代わりにしているという人もいました。自分で数字を記録するという作業を省略することによって、自分なりに続けていく工夫をしていることがうかがえます。

家計管理の重要性は多くの人が認識している

家計簿を使っている人が多いという結果になりましたが、使っていないと答えた人のなかにもレシートは保管しているという人、クレジット明細を家計簿代わりにしているという人はいました。このことからも分かるように、家計を管理するスタイル自体は人それぞれですが、家計の管理は大切だと思っている認識は多くの方に共通しているようです。家計簿を付けるにしても、細かくつけすぎてしまうと逆にストレスで続かないという人も多くいるため、自分なりに続ける工夫をすることも大切になりそうです。

■調査地域:全国
■調査対象:【結婚】既婚
■調査期間:2017年6月9日~23日
■有効回答数:100サンプル

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(最終更新日:2019.10.05)
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