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現在の一般的な普通預金金利は0.001%、定期預金金利でも0.01%の低金利です。一方、銀行からお金を引き出す際のATMの時間外利用手数料は108円や216円です。現在のような超金利時代には、利息で増やせないだけに、できるだけATM手数料を節約する工夫をしたいものです。

ATMから1万円引き出したときの手数料率は1.08%

ATMから1万円を引き出す場合、時間外手数料が108円のときの手数料率は1.08%。手数料が216円のときは2.16%になります。一方、一般的な普通預金の金利は0.001%、定期預金の金利は0.01%です。銀行の定期預金に1万円を預けても、1年後に受け取れる利息は税引きで1円にもなりません。現在のような超低金利時代では、預金金利と比較した手数料率の割高感が際立ちます。

ATMの手数料を極力節約するためには、どんな工夫をすればよいのでしょうか。

給与振込銀行のATM手数料を確認する

まずは給与振込銀行のATM手数料を確認しましょう。平日と土日祝日それぞれにおいて、無料の時間帯や、提携ATMが無料で使える時間帯を確認します。銀行によっては、口座に一定以上の残高がある場合や、取引内容によって、ATM手数料無料の時間帯を拡大したり、無料で利用できる回数が増やしたりしています。

銀行のATM引き出し手数料の例

ATM ATM利用手数料
平日 土曜・日曜・祝日
8:45~18:00 18:00~21:00 その他時間帯 8:45~21:00 その他時間帯
当行 0円   108円 0円 108円
※なお、残高やお取引内容によって手数料が異なります
提携 A銀行 0円 108円
B銀行 0円 216円
C銀行 108円 216円
D銀行 ※なお、残高やお取引内容によって手数料が異なります
E・Fコンビニ 108円 216円

上の表は、銀行のATM引き出し手数料の例を示しています。給与振込銀行(当行)や提携金融機関のATMが職場や自宅の近くにあり、常に無料の時間帯に利用できそうな場合は、できるだけその時間帯に利用するようにしましょう。

なかなかそうもいかない場合は、無料の時間帯が多い銀行や、預金残高や取引内容の条件をクリアできるような銀行を選んではいかがでしょう。その際、無理をしないことがポイントです。ATM手数料を節約するために、資産運用で高いリスクをとったり、別の種類の手数料を払ったりすることのないようにしましょう。

コンビニのATM手数料が無料の銀行のキャッシュカードを使う

いろんな場所や時間帯でATMを使ってお金を引き出すことが多い人の場合は、コンビニのATMがいつでも無料で使えると便利です。

新生銀行の総合口座を持っていると、セブンイレブン、ファミリーマート、ローソンなど、多くのコンビニのATMを使っていつでも手数料無料でお金を引き出すことができます。預金残高の条件もありません。新生銀行はその他の提携金融機関でもATMの時間外手数料を無料としています。

その他の銀行でも、一定の残高や取引内容を条件に、提携コンビニのATM引き出し手数料を毎月一定回数まで無料としているところがあります。

提携コンビニのATM引き出し手数料を一定の条件でいつでも無料にしている主な銀行

銀行 無料の内容等
新生銀行 回数無制限
三菱東京UFJ銀行 月3回まで
みずほ銀行 月4回まで
三井住友銀行 月4回まで
じぶん銀行 月2回~11回まで
ソニー銀行 セブン銀行は無制限、ローソンやファミリーマート等は月4回まで
ジャパンネット銀行 月1回は無料、2回目以降は3万円以上が無料
住信SBIネット銀行 最大月15回まで(ランクによって月2回、5回、7回、15回)

これらの銀行を使うには、あらかじめ給与振込口座からある程度まとまった金額をこれらの銀行に移し替える必要があります。また、無料で使う場合には残高や取引内容の条件を満たす必要もあります。自分にとってどの銀行が使いやすいかを確認して選ぶとよいでしょう。

ATMの手数料は少額なだけに、手数料の負担よりも便利さを優先して、ついつい無駄にお金を使いがちです。しかし、ひと手間かけるだけで節約することもできます。毎回お金を引き出すたびに「もったいない」と思うくらいなら、ちょっとした工夫をして節約してみてはいかがでしょうか。

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この記事の筆者
中村宏 ファイナンシャル・プランナー

ファイナンシャル・プランナー(CFP)、住宅ローンアドバイザー

個人相談、セミナー講師、新聞や雑誌・Webの記事執筆や取材協力が主な業務。
暮らしのお金に関するお役立ち情報として、無料のメールマガジン「生活マネー ミニ講座」(平日:毎日)を配信中。

FPオフィス ワーク・ワークス代表

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