板橋区の借地権付きマンションを購入。抑えた価格で住環境をより良くしたIさん

テレビ台は、ウッド調であること、小物をディスプレイできること、収納量があることにこだわり、デザイン重視でセレクト。サイドの棚とともにインターネットで購入したそう。「妻の手芸用品を収めています」

■プロフィール
名前・性別 Iさん 男性
年代(購入時) 30代前半
職業・業種 営業職・サービス業
雇用形態・年収 正社員・700万円
家族構成 夫婦
勤務地・通勤時間 東京都港区・55分
社会人歴・転職回数 14年・0回
勤務先の社歴(ローン実行時) 14年
■購入物件情報
テレビ台は、ウッド調であること、小物をディスプレイできること、収納量があることにこだわり、デザイン重視でセレクト。サイドの棚とともにインターネットで購入したそう。「妻の手芸用品を収めています」
物件所在地 東京都板橋区
アクセス JR埼京線「浮間舟渡」駅 9分
物件種別・間取り 新築マンション・3LDK
購入価格
頭金
3,270万円
なし
住宅ローン 変動金利(半年型)
住宅ローン 返済額
返済期間
月9万2,000円(ボーナス払いなし)
35年
引越し前の所在地 東京都練馬区
購入前の家賃・間取り 月12万円 2DK

将来の子育てを見据えてマイホームを購入しようと考えたIさん。無理のない価格で利便性の高い立地、快適な住環境を求めた結果、選んだのは借地権付きのマンションでした。決断した経緯から現在の暮らしまでを語っていただきました。

駅近で便利な分譲賃貸で暮らした2年間

結婚を機に、都営大江戸線「豊島園駅」近くの分譲賃貸に引っ越し、2年ほど暮らしました。当時は共働きでしたので、最寄り駅がすぐそこで、妻の勤務先に近く、私も1時間以内で通勤が可能。建物の1階にスーパーが入っていて買い物にも便利な立地が魅力でしたね。家賃も手頃でした。

また、都営大江戸線と西武池袋線が乗り入れる「練馬駅」も利用可能で徒歩10分程度。練馬駅は運行本数が多いため、終電間際などに重宝しました。

テレビ台は、ウッド調であること、小物をディスプレイできること、収納量があることにこだわり、デザイン重視でセレクト。サイドの棚とともにインターネットで購入したそう。「妻の手芸用品を収めています」
テレビ台は、ウッド調であること、小物をディスプレイできること、収納量があることにこだわり、デザイン重視でセレクト。サイドの棚とともにインターネットで購入したそう。「妻の手芸用品を収めています」

予算と広さを意識した家探し

快適に暮らしていましたが、46平米の賃貸住宅では、将来子どもが生まれると手狭になりそうです。将来を見据えて、マイホームの購入を考え始めました。

購入予算は、月々の住宅ローン返済額が、修繕積立金や管理費を含めても現在の家賃を超えないよう「3,000~3,500万円以内」に設定。この程度なら、多少住宅ローン金利が上がっても、月々の出費を10万円以内に抑えられると思いました。広さは、前居+1部屋の想定で「60平米以上」エリアは特に考えていませんでしたが、勤務先まで乗り換えなしで行ける立地がベストでした。

インテリアは夫人がこだわってチョイス。「インテリアブログなどを読んで勉強しながら、小物をセレクトしていました。トイレなど細部に至るまで、北欧テイストでまとめています」
インテリアは夫人がこだわってチョイス。「インテリアブログなどを読んで勉強しながら、小物をセレクトしていました。トイレなど細部に至るまで、北欧テイストでまとめています」

都市部にも職場にもアクセスしやすいマンションとの出会い

目星をつけた物件はいくつかありましたが、どれも4,000万円前後と高額。見学に至ったのは新築マンション1軒のみでした。JR埼京線「浮間舟渡」駅と都営三田線「蓮根」駅の中間辺りに位置していますので、赤羽や池袋や新宿まで埼京線で1本ですし、通勤の際は都営三田線を利用すれば乗り換えなしで通えます。マンションの隣にバス停もあり、こちらも重宝しそうだと思いました。

室内は一般的な間取りで使いやすそうです。4人くらいなら問題なく過ごせそうだと感じました。見学時には2~3階までできている状態で、内装などは自分たち好みのデザインを選べることも魅力でした。

周囲に高い建物がなく、川沿いには桜並木がある恵まれた景観も、購入の決め手になった。「夜も、照明が灯ってとてもきれいです」
周囲に高い建物がなく、川沿いには桜並木がある恵まれた景観も、購入の決め手になった。「夜も、照明が灯ってとてもきれいです」

借地権付きマンションを買うという選択

これだけの物件を予算内で購入できたのは、借地権付きのマンションだから。毎月5,000円程度の地代が掛かりますが、修繕積立金と管理費を合わせても15,000円程度の出費で、当初の予算を超えることはなさそうです。数十年後に更地にして返す必要がある「定期借地権」ではなく、契約が自動更新される「普通借地権」なのでずっと住み続けることができます。寺の所有地という安心感もあり、購入を決めました。

水廻りにはフッ素コーディング加工を施し、汚れがつきにくいように配慮している。「目で見ても違いが分かりませんが、数年後に『やって良かった』と思うはずです(笑)」
水廻りにはフッ素コーディング加工を施し、汚れがつきにくいように配慮している。「目で見ても違いが分かりませんが、数年後に『やって良かった』と思うはずです(笑)」

諸費用も含めて全額メガバンクで借り入れ

住宅購入に際し、親から若干の資金援助があり、仕様変更の代金に充てました。住宅ローンに関しては、メインバンクにお願いしました。元々マンションの営業担当者からメガバンク2行をお薦めされていたのですが、フルローンを組みたかったので、その中で諸費用を含めて3,400万円をフルで貸してくれる銀行に決めた形です。変動金利と固定金利のどちらを選ぶか迷いましたが、今後5年程度は変動金利の方がお得に感じ、変動金利を2本に分けて契約。将来は一方を固定金利に借り換えることも視野に入れています。

今後は繰り上げ返済ができればと思いますが「できたらいいな」とぼんやり考えている程度です。

玄関の壁にはリビングと同じアクセント壁材を貼り、大きな鏡を設置。廊下からLDKにかけての床フローリングには、UVコーティングを行っている。
玄関の壁にはリビングと同じアクセント壁材を貼り、大きな鏡を設置。廊下からLDKにかけての床フローリングには、UVコーティングを行っている。

自由にカスタマイズできる持ち家での暮らし

入居前には、オプション説明会でインテリアや設備の紹介を受け、リビングや玄関の壁一面に、調湿作用のあるアクセント壁材を貼りました。その他にもあちこち手を入れ、デザイン性を高めつつ掃除のしやすさや使い勝手も高めています。

新居で暮らし始めて、知人夫婦が小さな子ども連れで遊びに来ることが増えました。リビングが広いので、お子さんを遊ばせていても目が届きやすく、安心ですね。また、前居は壁が薄く、通行人の声や車の騒音などが気になりました。私たちの住戸は道路と逆サイドにありますので、物音がほとんど聞こえません。購入時にはあまり意識をしていませんでしたが、住んでみたらとても快適。静かに暮らせる環境って大切ですね。

妻は、原状回復が前提だった賃貸から持ち家になり、棚の設置などを自由にできると嬉しそうですね。日々格闘しています(笑)。また、すぐ近くにスーパーができたので日常の買い物もとてもラクです。便利で快適なマイホームに、とても満足しています。

ダイニングテーブルや収納、自身で設置した棚などは全てウッド調で統一している。「北欧ナチュラルと言うらしいです(笑)。ダイニングテーブルの淡い色合いや木の風合いがお気に入りです」
ダイニングテーブルや収納、自身で設置した棚などは全てウッド調で統一している。「北欧ナチュラルと言うらしいです(笑)。ダイニングテーブルの淡い色合いや木の風合いがお気に入りです」
(最終更新日:2019.10.05)
※本記事の掲載内容は執筆時点の情報に基づき作成されています。公開後に制度・内容が変更される場合がありますので、それぞれのホームページなどで最新情報の確認をお願いします。
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