家を建てた時の建築費用で「一番お金をかけた箇所」と「かかった費用」はいくら?

住宅を購入するときは、建売住宅の中から選ぶほか、注文住宅を建てる方法があります。注文住宅の大きなメリットは、住む人のライフスタイルに合わせて設計できることです。そのため、思い切ったデザインの実現も可能になります。

その一方、予算内に抑える必要があるため、お金を掛ける優先順位を決める必要がでてくるかもしれませんね。今回、住宅建築時に「最もお金を掛けた場所はどこか」について、注文住宅購入経験者100人にお話をうかがいました。

生活に不可欠な「水まわり」が重要! キッチン、お風呂、トイレの順

【キッチン】

・キッチンです。女性が使いやすいシステムキッチンが良いと言ったので。(30代/男性/正社員)

・キッチン部分にこだわりました。妻が料理好きだったので、一番こだわりましたし、一番お金をかけました。(20代/男性/正社員)

・キッチンにお金をかけました。家族が身長が高いので台を高めにするなど、オーダーメイドにしたら200万円以上かかりました。(20代/女性/専業主婦)

・費用を掛けたのは、キッチンです。広さや機能面にもこだわったので、全体の2割を超えているかも知れません。(40代/男性/パート・アルバイト)

・一番はキッチンです。母とこだわって設計から二人で考えました。費用は300万円掛かりました。(30代/女性/専業主婦)

【お風呂】

・お風呂が当時としては珍しいテレビ付き、脱衣所にはサウナを設置しました。フィンランドからの輸入品でした。費用は覚えていません。(40代/女性/個人事業主)

・一番くつろげる風呂場に費用をかけました。かかった費用は200万円くらいです。(30代/男性/正社員)

・お風呂には絶対自分のこだわりを入れて作りたかったので、500万円ぐらいは最終的にかかることになってしまった。(40代/男性/パート・アルバイト)

・お風呂が好きなのでこだわって建てました。お風呂にいくらかかったのか正直費用は分からないです。(40代/男性/無職)

【トイレ】

・一番こだわった所は、トイレで手洗いを付けたり便座も良い物を設置しました。(40代/男性/正社員)

・トイレです。嫁がトイレにうるさく、トイレだけはこだわり、お金をかけました(30代/男性/正社員)

・家を建てるときに、建築費用で一番お金をかけた箇所はトイレです。(50代/男性/正社員)

生活するために「水まわり」は不可欠ですが、そこにお金を掛ける人が多いようです。毎日使うキッチンやトイレは快適に使いたいですよね。お風呂にこだわった人がいることもわかりました。

床には人気の無垢材、壁には珪藻土や土壁にしたとの声も

 【床】

・無垢材のフローリングにしました。200万円くらいかかりました。(30代/女性/専業主婦)

・床を無垢材にしたので、多分その辺りがもっともお金がかかっていると思います。(40代/女性/専業主婦)

・床の材質にこだわりました。木目がないものを探して、家全体にその板を使っているため、約200万程度の費用がかかりました。(30代/女性/個人事業主)

・床と柱です。結局、床は集成材、柱は無垢材にしましたが、予算をオーバーしてしまいました。(40代/女性/個人事業主)

・木のぬくもりを感じていたいと思い、無垢材をふんだんに使用しました。おかげで震災でも大きな被害もなく、20年経った今でも柱や床などは劣化を感じない家に。部分的な費用内訳は忘れましたが建築費用は総額2500万円くらい。(40代/女性/パート・アルバイト)

【壁】

・壁をクロス張りから珪藻土にしました。見積りでは50万円となっていました。(50代/男性/公務員)

・日本家屋だったので、土壁や木材などにお金が掛かった。ちなみに30数年前の話で、約50坪で1,000万円台(土地代なし)、しかもその数年前くらいから建築費が高騰したので、亡母が悔やんでいた。(50代/女性/個人事業主)

・特殊な加工がされているサイディングの外壁部分に一番費用がかかりました。(40代/女性/パート・アルバイト)

・家の壁と梁に一番かけましたね。基礎となる部分がしっかりしてないと長く持ちませんので。費用は1,600万円くらいです。(30代/男性/正社員)

【屋根】

・屋根と外壁にお金がかかりました。費用は約200万円前後だったと思います。(40代/女性/派遣社員)

・屋根の構造は無落雪だが、豪雪地帯のため、耐雪機能は2メートルに設定した。(40代/女性/パート・アルバイト)

・屋根に六ケ所明り取りの天井窓をつけたら防水処置などで普通の屋根の建築費の倍の費用になってしまった。(60代/男性/派遣社員)

【外構】

・外構が一番かかったと思います。300万円ぐらいです。植木なども頼みました。(40代/女性/パート・アルバイト)

・外構工事。内装と違って家の耐久年数に直結する部分なので、結構お金を掛けた。(30代/女性/専業主婦)

家族が集まるリビングなどを快適空間にするためには、フローリングの材質も大事だと言えるようです。無垢材に人気な様子がうかがえます。また壁も珪藻土や土壁にするなど、こだわっている様子がうかがえました。

地震に備え、土台となる基礎・構造を耐震化した意見も多数

【基礎】

・阪神淡路大震災を経験したので基礎と耐震構造に一番お金をかけました。(50代/男性/個人事業主)

・基礎部分。地震に強い家にしないと、いつ大きな地震が来るかわからないから。(30代/女性/パート・アルバイト)

・費用は詳しくは覚えていませんが、耐震の住宅を建てましたので基礎にかなりの費用がかかりました。(30代/女性/個人事業主)

・耐震化費用。あとからだと逆に費用がかかるし、地震が来てからでは遅いので。(20代/女性/正社員)

・建設が決定し土地検査をしたら、基礎を別にする必要が出現し基礎打ち代金が発生した。(60代/女性/個人事業主)

【構造部分】

・全体を鉄骨にしたので土台でお金がかかった。キッチンにこだわりお金がかかった。(30代/女性/個人事業主)

・1階を鉄骨仕様にしたことに一番費用がかかったと思います。費用については覚えてません。(50代/男性/正社員)

【断熱】

・寒がりなので、断熱には力を入れた。本体工事費がいくらか忘れたが1番高かった。(20代/女性/正社員)

・建築費用で一番お金をかけたのは、寒さ対策の断熱と暖房に最もかけました。(20代/女性/学生)

【土地改良・地盤】

・建設予定地の土地がかなり柔らかく、土地改良するということで、150万ぐらいかかりました。(50代/男性/専業主婦)

・国道沿いの崖地でしたので、普通以上に地盤を安定させるための杭を打ちましたので、それは少々金額がかかりました。(50代/男性/個人事業主)

住宅を建てるためには頑丈な土台が不可欠。基礎打ちや土地改良の費用など、想定外の費用が発生する可能性があるかもしれません。家が完成するまでにはいろいろな課題がでてきますが、補修を少なくするためにも最初の計画が重要ではないでしょうか。

住宅の購入や建築をするときは信頼できる不動産会社に相談を!

 アンケートの結果、家を建てるときに最もこだわった場所として、キッチンやバス・トイレなどの「水まわり」が多いことがわかりました。

過ごしやすい家をつくるためには、木の質感を感じられる建築資材などを使うことも大事かもしれません。もちろん、家を建てるためには「建築基準法」を満たす必要が出てきます。そのため、土地を購入して家を建てるときは、購入する前に入念な確認が大切だと言えるようです。

住宅は一生に残る大きな買い物ですよね。地盤の補強工事などで数百万円掛かる場合もでてきます。そのため、住宅の購入や建築を考えているみなさんは信頼できる不動産会社に相談することをおすすめします。

■調査地域:全国
■調査対象:注文住宅購入経験者・年齢不問・男女
■調査期間:2017年3月30日~4月13日
■有効回答数:100サンプル

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(最終更新日:2019.10.05)
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