都市生活レポート「子育てママの地域コミュニティの実態と意識」を公表

東京ガス都市生活研究所が、子育て期において親の手がかかる年齢「小学生以下の長子」を持つ子育てママを対象に、「日常生活」「近所づきあい」「コミュニティ活動」「コミュニティ活動の場」に関する意識や実態を調査し、都市生活レポート「子育てママの地域コミュニティの実態と意識」を発行した。

小学生の子供を持つ“子育てママ”は、子供の防犯に関する不安が高まる特徴があり、「何かあった時に子供が近所の人に助けてもらえるようにしておきたい」という強い意識から、子供の安全面を意識した近所との関係づくりを行っていることが分かった。現在参加しているコミュニティ活動についても、幼稚園や小学校などの子供を介した活動が中心となっていた。

“子育てママ”の中でも、仕事を行う“共働きママ”は“非共働きママ”に比べて子育て関連施設やサービスの利用率が高いという結果になった。また、「学童の育成時間延長・土曜休日育成」や「子預け+勉強をみる」といったサービス付き子預け施設を求める声が多く、子供の居場所だけではなく、提供サービスの質も同時に求めていることが分かった。

一方で、“非共働きママ”は、“共働きママ”に比べて「立ち話・世間話ができる程度」「相談・お願いごとができる程度」の近所づきあいが活発であるという特徴があった。未就園児を持つ“非共働きママ”においては、「子供と自分だけの空間に閉そく感を感じる」人が約6割にのぼることが分かった。また、未就園児を持つ“非共働きママ”は、子育て関連施設やサービスの利用率が“共働きママ”に比べて低いが、「子ども家庭支援センター」「保育園の一時預かり」の今後の利用意向は高いことも分かった。

※この調査では、夫婦ともに就労時間週30時間以上の子育てママを“共働きママ”、週30時間未満の子育てママを“非共働きママ”と定義している。

【調査概要】
<定性調査>
調査方法:グループインタビュー調査
調査時期:2016年6月下旬~7月上旬
調査対象:一都三県在住 25~49歳 既婚女性
              夫婦と子供(長子・小学生まで)から成る世帯
回答者数:36名
<定量調査>
調査方法:インターネット調査
調査時期:2016年9月下旬~10月上旬
調査対象:一都三県在住 25~49歳 既婚男女
              夫婦と子供(長子・小学生まで)から成る世帯/夫婦2人世帯
回答者数:1,785名

ニュース参照元:PR TIMES
ニュース情報元:子育てママの地域コミュニティの実態と意識

(最終更新日:2019.10.05)
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