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住宅を購入するには多額の費用がかかるため、予め事前に予算を想定しておくことが大切です。しかし実際には、想定どおりにならないケースも珍しくありません。一般的に住宅購入時の想定より、金額が“上がるケース”と“下がるケース”のどちらが多いのでしょうか。
そこで今回は、100名の住宅購入者にご協力いただき、どちらのケースになったのかアンケートを実施しました。

【質問】住宅購入の際、想定していた予算よりも上がりましたか? 下がりましたか?

【回答数】
上がった:68
下がった:32

上がった人が多数派! “納得できる住宅選び”から意外な費用負担も

アンケートの結果、「上がった」と答えた人の方が多く、68名いました。具体的にどの部分が予算増につながったのか、回答をご紹介します。

【物件選び】

・間取りやエレベーターからの近さ、日当たりなどにこだわると結局高くなりました。(40代/男性/正社員)

・予算内では希望する条件を満たす物件がなかったため、500万円ほど上がりました。(30代/女性/専業主婦)

・いろいろ見ていくうちに、もっといい物件がいいと思うようになり予算が上がりました。(30代/女性/パートアルバイト)

【設備、オプション】

・標準設備だと不満があったので、少しグレードを上げると、予算もあがりました。(20代/女性/契約社員)

・オプションで壁紙を変更したり、作り置きの棚を付け加えたりと理想を追い求めたからです。ちょっとオプションを加えると数十万単位でアップします。(30代/女性/専業主婦)

・建て売りの住宅であったが、建設中だったので、壁の色や内装の色、デザインを注文したら、思っていたより高くなってしまった。(30代/女性/正社員)

・洗面台や台所、お風呂のメーカー標準仕様品が気に入らず、オプションで色々追加したので予算より300万円オーバーに。メーカーが最初に出した予算は安価な標準品で計算されていたようです。(20代/女性/専業主婦)

【間取りの設計・仕様変更】

・10数年前に注文住宅を建てましたが、最終的にかなり予算を越えてしまいました。ひとつは、材料にこだわったことと、2階のトイレの設計を変更したことです。(40代/男性/経営者)

・いろいろと便利にしようとすると、コンセントの数を増やしたり、テレビアンテナ線を各部屋に設置するなどして最初の想定金額より多くかかりました。(40代/男性/個人事業主)

【家具・家電】

・カーテン、ソファなどの家具に、思っていたより使ってしまいました。(40代/女性/正社員)

・住宅購入費のほか手数料などは予算内でしたが、新しい住居のカーテンや家具家電などの購入資金がオーバーしてしまいました。(60代/女性/専業主婦)

【手数料などの諸費用】

・販売価格だけを見ていて、実際購入手続きになったら諸経費(行政書士の人に支払うお金や仲介業者の手数料など)がなんだかんだでかかってしまう。販売価格(すべて込み)というのがあったらいいと思う。(50代/女性/専業主婦)

・不動産手数料と登記に関する料金を頭に入れてなかった。200万くらい足が出た。(30代/男性/正社員)

・諸手続きにおける手数料を全く想定しておらず、その分だけでかなり跳ね上がりました。(30代/男性/正社員)

・諸経費や印紙代など色々必要なものがたくさんあったので、予定していた予算よりあがってしまいました。(40代/女性/パート・アルバイト)

【固定資産税】

・固定資産税などの税金が思っていたよりも高額になったしまったこと。(40代/女性/正社員)

・家の価格のみ考えており、固定資産税などのことを全く考えていなかったため。(30代/男性/正社員)

【地盤調査・改良】

・建築予定地の地盤を調べた結果、地盤改良の必要があることが分かって、その分費用がかさんでしまった。(50代/男性/専業主婦)

・ほぼ予定通りでしたが、土地の地盤調査の結果念のため補強をしたのでその分が加算。後は内装代をけちるのは嫌だったので少しだけかかったかな、という感じでした。(30代/女性/専業主婦)

「予算内では満足する物件がなかった」という意見が目立ちました。いくら予算内に抑えられても、不満がある住宅には住みたくないですよね。予算をオーバーしたとしても、納得できる住宅を購入したいと考えるのも頷けます。

また、「オプションを増やしたから」と答えた人も多く見られました。特に不満がない住宅でも、見ているうちにオプションを付けたくなることはよくあるでしょう。

オプションには太陽光パネルなどの高価なものも存在します。予算内に収まっていた住宅であっても、オプションを増やすと一気に予算を超えてしまうケースも多いと考えられます。

購入を渋ったり、節約の工夫をしたりすると下がるケースも!

アンケートの結果、「下がった」と答えた人は32名でした。こちらも具体的にどう予算が下がったのか、回答をご紹介します。

【値下げ交渉ができた】

・私が購入の意思を示さなかったら、どうしても売りたいらしくて値段を下げてきました。(40代/男性/正社員)

・大規模マンションで、売れ残りだったので、営業さんがバシバシと価格を下げてきました。どうしても売りたかったのでしょう。(40代/女性/パート・アルバイト)

・多めに想定していたのですが、不動産会社が割引してくれたので、想定より下がりました。(40代/女性/パート・アルバイト)

・中古物件でしたが、内見をしたときに修繕が必要そうな個所を書き出して、相手方に伝えたところ、若干安くしてもらえました。(30代/女性/正社員)

【人気がない物件】

・思ったよりも全然人気がなかったようだから。個人的には満足だったが。(20代/男性/正社員)

・中古物件で、家自体は条件が合っていたものの予算が足りずそのままにしていましたが、半年以上経ち物件が残っているのを知り、予算を伝えて交渉したら承諾してくれました。(30代/女性/専業主婦)

・なかなか購入が決まらない物件だったようで、販売者がかなり安くしてきた。(40代/男性/公務員)

【不要なもの、削れるものを精査した】

・壁や造作に使用する木材を自分達で用意したり、電機類を全てインターネットで購入するなどして節約したから。(20代/女性/正社員)

・打ち合わせの途中で案外不要なものが多いことに気付いたからです。(20代/女性/派遣社員)

・事が進むにつれて、削ってもよさそうな部分の予算が少しずつ出てきたから。(20代/男性/正社員)

・最初は間取りをこだわろうと思っていたが、特にこだわる必要がなくオプションをつけなかったから。(20代/女性/正社員)

【モデルルーム販売の物件】

・モデルルームを購入する事になり、展示家具全て無料で購入する事が出来た。(40代/男性/正社員)

【条件を変更した】

・最初は郊外の一軒家を探していましたが、なかなか見つからず、最終的には繁華街の中にある集合住宅にしたため、予定した予算よりも低くなりました。(50代/女性/専業主婦)

・一番気に入った物件は金額的に高かったので、妥協できるところを考えた結果、都心から少し離れた場所にしました。(30代/女性/正社員)

値下げ交渉の結果や、人気のない物件だったため予算を下げられた、という理由が多く挙げられました。売主が何とか契約を成立させたいと考えている場合、渋っていると値下げを提示してくることがあるようです。特に長い間売れ残っている住宅の場合は、交渉次第で大きく値下げをしてもらえる可能性も十分あるでしょう。

節約のための工夫をした人も見受けられました。DIYを行うのであれば、すべてを業者任せにする必要はありません。家具付きのモデルルームを購入すると出費を抑えられます。このような節約のポイントを抑えれば、予算より安く購入できるのも当然といえます。

どちらも妥協せずに最善を尽くした結果!

今回のアンケートの結果では、予算より上がった人が7割近くいました。その理由のほとんどが、物件にこだわったり、オプションやグレードを上げたということでした。少しでも自分の理想の住宅に近づけたいと考えていた人が多いと分かりました。非常に大きな買い物であるが故に妥協しないという傾向がうかがえます。

一方で、予算より下がった人も必ずしも妥協したわけでありません。具体的な方法はさまざまですが、努力をして節約に成功したケースが多いです。予算より上がった人も下がった人も、住宅の購入に際しては妥協せずに最善を尽くすことが多いと分かる結果となりました。

これから住宅購入を検討されている方は、是非参考にされてください。

■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2017年1月30日~2月13日
■有効回答数:100サンプル

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